12 日 目  マリア遺跡は定休

 

マリア遺跡は定休
 宿の朝食は5ユーロと格安なのだが、毎日同じなので飽きてきた。

 この日は、マリア遺跡に行くために、まずバスターミナルに行くが、10分ほど歩いた途中のパン屋で買ったものを公園で食べることにした。

 ハムとオムレツのサンドイッチ、飲物はコークゼロ。
 
 上   この公園でパンを食べた。向うに見えている店の1つでパンを買った。写真の右のほうに、クノッソス行きのバス停や考古学博物館がある。

 左   さらに10分ほど歩いてバスターミナルへ。9時15分発のアギオス・ニコラオス行きに乗車する。
 途中、海に沿った区間が多かった。
 1時間ほどで、パレス(マリア遺跡最寄のバス停はパレスだった。宮殿跡がメインの遺跡なのでそう呼ばれるのだろう。)に到着。

 10分ほど歩いて遺跡に着いたが、どうもおかしい。入口が閉まっている。嫌な予感がした。
 
 何と、火曜日は休み。この日は火曜。ギリシャに来てから訪問した遺跡はどこも夏は無休だったので、休みのことは考えていなかった。まさか、定休日があるなんで思わなかった。

 がっくしして、そばのベンチで10分ほど座り込んだ。わかっていれば、バスの終点のアギオス・ニコラオスへ行ったのに。
 
 マリア遺跡からマリアの市街地までは4kmほどありそうだが、遺跡のかわりに、歩いてみることにした。

 歩きはじめると、屋根で覆われた遺跡が見えた。土でできた遺跡のようで、屋根で守っているようだ。
 
 市街地までの間に、ビーチの横を歩いたところもあった。
 歩いた道はほとんどが単調な景色で退屈だった。
 
 1時間ほど暑い中を歩き、ようやくマリアの街に入って、飲物を買えた。
 
 マリアの中心部には特に見るところはなく、イラクリオン行きのバスに乗車。
イラクリオンに戻って
 古代ギリシャ技術博物館。

 ガイドブックやネット情報では見当たらないが、現地で見つけて入場した。
 
 写真は、弓を連続して自動で発射する装置。

 このほか、古代ギリシャの技術の水準が高かったことを実感するものがいろいろ置かれていた。
 クレタ歴史博物館。

 左が旧館で、入場は右の新館から。

 下   クレタ島は9〜10世紀にアラブ人が支配した。それは知らなかった。

 アラビア文字の書かれたものも残されている。
 
 
 歩行者天国の土産物店で見た、青い目玉あるいは矢を射る的。

 「マティ」という魔除けで、たまたま、"的(まと)"に似た発音だ。
 
 16時ごろ、いったん宿に戻って休憩。3時間ほど休んで、夕食に出かけた。海の見えるレストランへ。
 
 飲物は、ウーゾ酒。

 ウーゾ酒は、メニューにある店が多く、飲む機会はたくさんあったが、度数が高く、独特の香りがするので避けていた。でも、一度、試しておこうと思った。

 水割りにして出されたので、なんとか飲める程度に薄まっていた。香りはかなりきつい。美味しいとも、まずいともいえない感じ。

 本来は透明なのだが、水を加えると白く濁るという。白いのは、水割りで出されたから。あとで、土産物屋で見たウーゾ酒は透明だった。

 
 
 アンチョビーのフライ。

 トルコでは何度かいただいていて美味しかった。ギリシャでもと思い注文した。美味しくて、量も多くてよかった。
 
 ギリシャの場合は、パンは、料理とは別に注文することが多い中、この店は無料で出された。

 とはいえ、2枚で、少なって思った。無料なので文句はいえないな。
 
 聖ティトス教会の前では赤旗を持った人がたくさん集まり集会が行われたいた。
 
 ジェラート屋で、ジェラートを買って食べる。チョコレート色に見えるがグレープ。

 宿に戻るが、この日は朝食をとっていないので、当然ながら何も言われなかった。

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