13 日 目  ハニア移動、生ウニを食す

 

レシムノ立寄り
 この日はレシムノに立寄り、ハニアに向かう。

 宿で朝食をとらずに、7時すぎにチェックアウト。バスターミナルに向かう途中のパン屋でサンドイッチを買って食べる。
 
 道端のベンチに座って食べたのは、チキンのフライを挟んだサンドと水。
 バスターミナルからレシムノ行きのバスに乗車。

 不思議なことに、8時30分発にはレシムノ行きとハニア行きがあった。ハニア行きはレシムノを通過するんじゃなく、レシムノに立寄る。

 指定されたのはレシムノ行きだった。ハニアとレシムノで客を分離しているのだろうか。
 8時30分発のレシムノ行きの切符。

 下   10時にレシムノ着。ほどなくハニア行きのバスも入ってきた。

 向かいはバスターミナルの関連の建物。
 
 荷物預かり所があるという情報があったので途中下車した。実際には、荷物取扱所の中にコインロッカーがあり、そこに預けるという仕組みだった。
 
 バスターミナルから500mほど離れた城塞へ。ヴェネツィア領時代のもの。
 巨大な城塞の下に着いたけど、上り口がない。どんどん歩くこと、さらに500m。城塞の周囲の3分の2ほど歩いて、ようやく上り口までやってきた。
 城塞をつくったヴェネツィアはオスマン・トルコに敗れる。城塞内には建物があまり残っていないが、オスマン時代のモスクはきれいに残っている。
 
 もとモスクの内部は貸会場のようだった。このときは絵画展が行われていた。
 
 城塞からの眺め。真中左よりの道が歩いてきた道。海が一番左に寄っている付近にバスターミナルがある。
 城塞の最上部を取り囲む石垣。
 
 石垣に開いた穴から外を見る。見えている道も歩いたところで、丘が海側へ突き出ているところ曲がると、城塞への上り口が見えてくる。
 城塞の見学を終え、下り口で、先ほど上がってきたのとは違う方向へ下りた。

 旧市街地の土産物店が並ぶ一角に出た。
 
 リモンディの噴水。下の方の黒い部分。予想外に小さい。
 
 リモンディの噴水のすぐ右隣のジェラート屋。ジェラートを食べたのだが、写真は撮り忘れていた。
 
 通りに3階部分が突き出ている家。イスタンブルで見たことがある。オスマン・トルコ時代につくられ、まだ残っているのだろう。
 
 考古学博物館へ。もと監獄だたっところで、ワンフロアしかない小さな博物館。

 イカが描かれている。いつの時代のものか撮影し忘れた。
 
 なかなか面白い顔つきをしているので撮影したが。これもいつの時代のものか撮影し忘れた。
 15世紀のヴェネツィア時代にキリスト教会としてつくられたが、17世紀のオスマン時代にモスクになった。今はホールとして使われているが、訪問時には入れなかった。
 
 HELLENICーAUSTRALIAN PARK。

 2つ意外なことがわかった。1つは、ギリシャの英語名Greeceは通称で、正式にはHellenicということ。古代ギリシャで、ギリシャ人は自らをヘレネスと呼んだが、その語が現代にも生きていたこと。

 もう1つは、第2次大戦時、クレタ島をドイツ軍から奪還しだのは英国軍が中心だったが、レシムノはその中でもオーストラリア軍だったということ。
 
 バスターミナルに戻り、ハニア行きの切符を買う。
 
 ハニア行きの切符。14時発のハニア行き.。
 
 コインロッカーから荷物を取り出し、バスを待つ。やがてやってきたバスに乗車。
ハニアで生ウニを食す
 1時間15分でハニア着。

 出口や方角がよくわからず、スマートフォンやガイドブックの地図を見ても、道がよくわからず、ホテルまで5分ほどで行けるはずのところ、遠回りしてしまい15分くらいかかった。
 
 2泊する「アルカディホテル」に到着。
 
 フロントの前。新しくスタイリッシュなホテルで意外だった。
 
 部屋に入ったのは16時前。
 
 窓側から入口側を見る。2つのタオルの間にバスローブがあり、本来の使い方ではないがナイトウェアかわりに使った。
 
 ベランダに出て、外を見る。
 
 2時間ほど休憩した後、散歩と夕食にために外出。

 旧市街に向かうが、まず大聖堂があった。
 
 ギリシャ正教なので、礼拝席と祭壇は扉で仕切られている。

 下   祭壇の前の仕切り。真中より少し右にカーテンがかかっているところから祭壇に出入りする。説教用のマイクスタンドも写っている。
 
 
 ウズベキスタンのブハラで見た、タキと呼ばれる市場のような建物があった。
 
 光線の関係で、ドームが白くなってしまった。別の方向から見た写真で、女性向け衣料店であった。新たにつくった建物だろう。
 
 ヴェネツィアン・ポートに到着。
 
 海に面して、かつてモスクだった建物があった。
 
 内部は貸会場になっていて、入ったときも絵画の展示会がおこなわれていた。

 下   ヴェネツィアン・ポートの周囲を半周し、もとモスクの反対側までやってきた。
 
 
 ヴェネツィアン・ポートの周囲にはレストランが並んでいる。メニューを見ながら歩いていたら、1つの店で、あっと思った。

 "生ウニ"が出されているのだ。"生ウニ"で、この店「アルファ・エステート」に決定。
 
 飲物は、グラスワイン白と水。
 
 "お通し"ででてきた、トマトのすりおろしにオリーブ油をかけたもの。なかなか美味しかった。
 
 この店ではパンは無料でついてきた。温められていて美味しかった。生ウニにはトーストがついてくることが、メニューに書いてあったので、このパンは、料理の前にいただいておいた。
 
 生ウニ。

 かなり量があり、日本でウニ丼にのっているウニほどの量がある。2ヶ月前、イタリアのターラントでも生ウニをいただいたが、その時よりもずっと量が多かった。
 
 生ウニについてきたトースト。焼きたてで温かい。

 下   トーストに生ウニをのせていただく。ウニ丼のご飯をパンにかえた感じ。

 ギリシャで生ウニが食べられるとは思っていなかったので、感激。
 
 
 ボウレキ。

 パイ生地の中に細かくきざんだじゃやがいもとズッキーニをチーズであえて、焼いたもの。

 ギリシャ料理というよりはハニア独特の料理のようで、ネット検索してもでてこない。
 
 サービスで出された食後酒とデザート。

 生ウニ14.5、ボウレキ10.7、ワイン6、水1.5、計32、7ユーロ(約4900円)。生ウニに限れば、約2200円で、質、量ともに日本のウニ丼の生ウニに匹敵するので、日本より安いと思う。

 下   ヴェネツィアン・ポートの夕焼けを見て、宿に戻った。
 

  12日目へ  ギリシャのトップへ  全体のトップへ  14日目へ