3 日 目   厚 岸 で カ キ 三 昧
 前日は朝食を外食にしたが、この日は朝食付きにしている。普通のビュッフェ。
 
 野菜の炊き合わせがあり、揚げ物がなく、ヘルシー志向のようだ。
 
 デザートとコーヒー。白いのは牛乳プリン。
 
 根室から釧路行きに乗車。1両だけのワンマン。

 下左   根室駅は日本最東端の有人駅。

 下右   17度。このあとも旅行中、多くの日が最高でも20度に満たず、天国だった。
 
 
 座席は集団見合い型の固定クロスシート。一見、転換できるようにみえるが、向きは進行方向向きと逆向きが向かい合う形で動かせない.。
 
 かつて標津線の分岐駅であった厚床。雨が降ってきた。この日は1日中、雨が降ったり、やんだりしていた。
 
 浜中駅。40年前、霧多布へ行く時、ここで下車してバスに乗った。今はつぎの茶内駅から霧多布行きのバスがでていて、この次の日に乗車した。、
 
 厚岸に到着。到着ホームと駅舎の間にも、かつては線路があったのだろう。
 
 待合室。このあと行く、道の駅への行き方などが書かれていたので、見ておく。

 下   厚岸駅舎。このときは雨がやんでいて、荷物をもって宿へ向かうので助かった。
 
 
 2泊する「五味」。荷物を預けておく。
 
 駅と宿の間に、かきめし駅弁の販売店がある。左の白い壁が宿の壁。

 翌日は霧多布に行くので、その昼食用に、翌朝買うのでと、予約を申し出た。

 ところが、朝は10時にならないと開店しないうえ、翌日は定休日。それで、この日の夕方に買いにくることにして予約。
 
 これから道の駅「厚岸味覚ターミナル コンキリエ」に向かう。駅の跨線橋に並行して、歩道橋があり、これを渡る。渡った先で、さらに階段をかなり上がる。
 
 道の駅「厚岸味覚ターミナル コンキリエ」に到着。駅からだと、水平距離はわずかだが、高低差がかなりある、

 
 
 中に入ると、1階には手軽なオイスターカフェ、2階には本格的なレストランが3軒も入っている。炭火焼やオイスターバー。このとき11時前でまだ2階はやっておらず、一方このあとで乗るバスの時刻の関係があり、すでに営業中の1階のセルフ形式の「オイスターカフェ」で食べていく。
 
 食事スペース。窓に面した席が開いたので、湾を隔てた対岸や厚岸大橋を見て、注文したものができあがるのを待つ。
 カキは、生と蒸しがあり、大きな「まるえもん」と小さな「かきえもん」があった。

 おすすめは「かきえもん」って言われ、生は「かきえもん」にした。、蒸しは「まるえもん」。

 これは蒸しの「まるえもん」。
 
 こちらは生の「かきえもん」。

 大きさに違いがあるけれども値段は、どちらも蒸し、生とも600円。「かきえもん」のほうが、割高で希少価値があるんだろう。
 
 カキサンド。
 
 飲みものはブルーサイダーだが、上に綿あめがのっている。面白いけど、飲みにくい。

 下  食後は厚岸駅に戻る。歩道橋から駅の構内が良く見えた。
 
 
 
 上左   駅前バス停は副バス停名「田中医院前」がついているが、こういうケースは初めて。

 上右   このバスは湾の南側でも西の国泰寺に行ったあと、引き返して東の子野日公園に行く。

 左   厚岸大橋を渡って、湾の南側へ。
 
 国泰寺前で下車。804年に蝦夷三官寺が建てられ、その1つが国泰寺。

 この標識のところは国泰寺跡だが、少し離れたところに現在の国泰寺がある。つまり、寺が移転しているということ。
 
 小さな郷土資料館があり、入ってみた。

 昔は鯨もとっていたんだ。
 
 奥に歩いていくと現在の国泰寺があった。昭和58年にできたそうで、入口の扉などはもっと新しいのではないか。

 "国泰寺跡"って標識があったので、てっきり廃寺かと思っていたのだが、移転して今もあるんだった。
 
 このあと愛冠(あいかっぷ)岬に行くのだが、車道だが坂道を延々と上がる。

 右は国泰寺のそばから上ってきた道。左にはこれから歩く道のガードレールが見えている。
 
 北海道大学の愛冠自然史博物館があり、入館する予定だったが、閉館中だった。
 
 愛冠岬に到着。何やらオブジェがある。
 
 愛冠岬からの眺め。国泰寺側から少しずつ坂道を上ってきたが、こちらは断崖になっていて、一気に海へ。
 
 岬の周辺は鹿がとても多い。北海道では鹿をよく見るが、群れで見たのははじめて。
 
 国泰寺に下りたが、あいにくバスがない。湖南(厚岸湾の南側)のメインストリートを歩いて宿に戻ることにしたが、閑散としている。
 
 厚岸大橋にさしかかる。500mほどあり、歩いて渡った橋でも、ベスト20くらいには入りそうだ。

 小雨が降っていて、ずっと傘をさしていたが、橋に入ると、風が強くて、吹き飛ばされそうで怖く、傘を閉じた。
 
 橋の上から、厚岸湾に浮かぶ弁天島が見えた。祠があるだけの小島だ。

 歩道がない側にあるので、少し撮影しづらい。

 下   橋から見た湖北(厚岸湾の北側)。真中より少し右に、先ほど行った道の駅「コンキリエ」が見える。
 
 
 欄干にウミネコがとまっていて、近づいても逃げなかったので撮影。

 下   湖北側から厚岸大橋の全景を見る。
 
 
 宿のそばの弁当販売店で予約していた「かきめし」を買い、宿へ。

 弁当は、翌日の昼食にするつもりだったが、中身はカキであるだけに、少し心配になった。で、大橋から宿の途中のコンビニでパンを買っておいた。弁当は夜食にしよう。
 
 朝に手続はして、荷物も部屋に入れてくれていたので、鍵だけ受け取り部屋へ。

 滞在中は最高20度未満で、支障なかったのだが、冷房がないのは盛夏に泊まると不快だろう。自分のときは扇風機を少し使う程度で困らなかったし、冬はヒーターがあるので問題ないが。
 
 窓側から入口側を撮影。
 
 部屋の窓からは駅前の通りしか見えなかったので、廊下に出て、非常階段の窓から撮影。

 駅がすぐそば。手前に見えるのは弁当の販売店。右上の端に、少しだけ道の駅「コンキリエ」が写っている。
 
 2時間ほど部屋で休憩し、18時30分から食事会場で夕食。

 夕食時間帯でも「コンキリエ」は営業しているはずなのだが、臨時の変更も考えられるので、2食付きで宿を予約した。

 生カキ。厚岸産の「かきえもん」とのこと。
 
 刺身。シマエビとホタテ。笹の葉の中に白身魚があったが、何かわからなかった。

 下左   ゆでぼたんえび。

 下右   生ビール。
 
 
 焼魚はニシン。
 
 あさりの酒蒸し。出汁が美味しかった。
 
 焼カキ。こちらは「まるえもん」。
 
 奥にカキフライ2個、手前にいんげんとウィンナーのベーコン巻2本。

 下左   鉄砲汁。

 下右   かきめし。あとで弁当のかきめしを食べるので、ひと口だけにしてもらった。それでもそこそこ入っている。
 
 
 食事会場。バーのような雰囲気だが、壁にはウィスキーの瓶が並んでいる。酒造業も兼業しているようで、自家製のウィスキーをつくって販売していた。

 下左   身体にはよくないが、夜中にかきめしを食べることにした。

 下右   買ったのはカキとホタテの入った弁当。、満腹の1日が終了。
 

 

 

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