5 日 目   釧 路 へ
 朝食。

 この日は7時8分発の釧路行きに乗って出発する。朝食は7時からなので早めに食べられるように申し出ておいた。6時45分に部屋を出て、荷物をもって食事会場へ。精算は前日の夕食後にすませておいた。
 
 短時間ですませるためか、コーヒーのかわりに牛乳が出された。

 製造元は厚岸町の釧路太田農協。どうして厚岸農協じゃないのかなと思った。
 
 列車にはじゅうぶん間に合った。1両で、通学の高校生でちょうど満席程度になった。

 下   8時4分に釧路着。つぎの列車で釧路湿原の一角、塘路に向かうので、その間に、待合室でトレッキングシューズに履き替え、荷物をコインロッカーに入れた。、駅周辺をぶらぶら。、
 
 8時57分発の網走行きに乗車する。この列車、快速「しれとこ摩周号」を名乗っているが、網走までに通過するのは細岡駅だけ。ほかの普通列車と比べて、格別速いってわけでもない。
 
 乗車した列車。

 下左   「しれとこ摩周」のヘッドマーク。

 下右   「快速」の横サボ。
 
 
 上   9時27分、塘路に到着。列車の行き違いがあった。

 左   塘路駅舎。

 釧路湿原は木道のあるところは少なく、展望台から眺めるのが中心になる。展望台は数ヶ所あり、今回は今まで行ったことがない、サルボ展望台とサルルン展望台に行ってみる。
 
 塘路湖から流れ出し、釧路川に合流する川を越える。赤い橋はJRの鉄橋。

 下   塘路湖。周囲18kmで釧路湿原国立公園では最大の湖沼。
 
 
 国道にある展望台入口から30m入ったところ。ここから、トレッキングルートになる。
 
 サルボ展望台に到着。

 下   塘路湖がよく見える。斜めの道路が歩いてきたところで、道路の左上側の始り付近に駅がある。
 
 
 山道を少し歩き、最後、この階段を上るとサルルン展望台。
 
 眼下にはサルルン湖があり、遠くに塘路湖が見える。

 サルルン湖は国道からは見られないので、ここから見えるのはよい。もっとも、釧路湿原の様子は、この2つの展望台からはよくわからず、以前行った釧路湿原駅近くの細岡展望台の方が見ごたえがある。
 
 駅へ戻る途中、寄り道をして、標茶町博物館へ。旧標津線に関する展示もあった。
 釧路集治監(刑務所のこと)の事務所だった建物で、以前はここが博物館だった。標茶町で一番古い建物だという。
 
 塘路湖エコミュージアムセンター。
 
 裏手は塘路湖。

 下   塘路駅に戻ると乗車するノロッコ号がもう到着していた。

 12時17分発。2時間30分ほどで展望台とミュージアムを回ってので、忙しかった。
 
 
 
 上   機関車は塘路側についていて、塘路から釧路へは後から押す。

 左   客車は4両で釧路側3両が展望車両で指定席。
 
 塘路側の1両は普通客車で自由席。ここに乗車した。

 下左   塘路の駅名標。

 下右   自由席の横サボ。
 
 
 
 上左   釧路側の先頭(塘路行きの場合は最後尾)についているヘッドマーク、

 上右   各車両の横のマーク。

 左   出発後、車内改札があり、無人駅の塘路から乗車したので切符を購入。そのさい、乗車証明書も渡された。
 
 釧路湿原駅までは非常にゆっくりとした速度で走る。釧路川がよく見えた。
 
 釧路側から3両目には売店がある。その売店で売っていた「ノロッコ号プリン」を買い、車内でいただいた。
 
 釧路着13時5分。荷物をロッカーから出し、靴をトレッキングシューズから普通の靴に履き替え、宿に向かった。

 釧路では、幣舞(ぬさまい)橋のたもとの「ラビスタ釧路川」で2泊する。
 
 宿まで1qほど歩いた。宿に着いたのは13時30分くらいだったが、部屋に入ることができた。

 部屋へ。

 下左   窓側から入口側を撮影。

 下右   最上階に温泉があるので、部屋はシャワー。
 
 部屋ではほとんど休まずに昼食に出た。向かったのは宿のすぐそばにある「泉屋」。
 
 店内。昭和の雰囲気が漂っている。
 
 釧路を代表するB級グルメ「スパカツ」を注文。

 スパゲティの上にトンカツがのっている。その上にミ―トソース。
 引き続き、釧路の街歩き。まずはフィッシャーマンズワーフへ。

 釧路は13年ぶりだが、前回は街歩きはあまりしていない。フィシャーマンズワーフの中を歩き、翌々日に乗車するバスの乗場を確認しておいた。

 釧路出身で奇抜な建築物をたくさん設計した建築家、毛綱毅曠(もづなきこう)の代表的建築。
 幣舞橋を渡った釧路川の南側にある釧路キャッスルホテル。最上部がおとぎの国の城のようになっている。毛綱毅曠の設計。

 下   釧路川の南側から見たフィッシャーマンズワーフ。
 
 
 石川啄木は釧路に76日だけ滞在したのだが、そのゆかりの建物が港文館で、啄木の記念館になっている。
 
 幣舞橋の南側にある花時計。
 花時計の上部にある幣舞公園より。眺めがいい。

 橋が幣舞橋、右端の建物が泊っているラビスタ、左端に少し写っているんがフィッシャーマンズワーフ。
 
 「反住器」とよばれる毛綱毅曠が、母のためにつくった住宅。現在は毛綱設計事務所の釧路事務所になっている。(毛綱の子息が事務所を継いでいる。)

 内部も興味ふかそうなのだが、非公開。

 ここまできたときに雨が降り出したので、急きょ宿に戻る。
 
 (ラビスタのHPより拝借)

 宿に戻り、最上階の温泉に入浴。
 
 (ラビスタのHPより拝借)

 露天風呂もあったが、雨のためこのときは少し入っただけ。
 
 しばらく休憩し、夕食に出かける。宿で渡された割引券が使える「煉瓦」という居酒屋へ。

 下左   店内。

 下右   お通しと生ビール。
 
 
 にしん。

 目の前に網があり、焼き物は自分のテーブルで焼くのが特徴。
 
 焼きあがったにしん。
 
 つぶ刺。

 下左   冷酒「福司」。

 下右   醸造元は釧路市の「福司酒造」。
 
 
 ハンバーグ。
 
 宿にもどり、一休みしたあと、夜食タイムで、夜泣きそばをいただいた。

 麺ヌキってのをじはじめたといことで、麺ヌキにしてもらった。豆腐の入ったスープだった。
 

 

 

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