9 日 目   北見をへてサロマ湖
 早朝に旅程の大幅な変更を行い、宿の予約の変更を行った。

 羅臼で予約を入れていた相泊発の「ヒグマクルーズ」という観光船が、1週間前になっても、自分以外に申し込みがなく、欠航になりそうなのだ。船は小さな船なので敬遠されているのだろう。

 その日は、船のほか、相泊、セセキ温泉入浴を計画していたのだが、船が欠航になれば、温泉だけで1日になる。でも、相泊へのバスは早朝に行って、夕方帰る1往復だけなので、暇をもてあましそう。

 それで、その日の計画をやめ。羅臼も2泊を1泊に変更。かわりに、1泊だけ予約していた斜里を2泊に変更し、間の日に摩周湖リベンジを行うことにした。

 「斜里1泊、ウトロ2泊、羅臼2泊」を「斜里2泊、ウトロ2泊、羅臼1泊」にするのだ。早朝にネットで、斜里の1泊追加とウトロの2泊の日付の変更はできた。あとは羅臼の1泊キャンセルだが、ここは電話予約だったので。後ほど電話する。
 朝食。前日と同じ内容。
 
 デザート。
 
 この宿は、食事会場にはコーヒーがなく、ロビーで飲むようになっていた。

 前日は、食後にガイドが迎えに来るので、コーヒーは省略。この日は、バスターミナルを11時13分に出る北見行きのバスに乗車するので、時間が余り過ぎるくらいある。ゆっくりコーヒーをいただいた。
 
 宿のチェックアウト時間は10時。そのため10分ほど前にチェックアウト。土産にメロンパンをもらったが、なかなか珍しい。

 観光案内所と町役場の阿寒湖温泉支所を兼ねた建物。この横の公園でしばらく休んだ。
 宿でもらったメロンパンをいただく。メロンパンはカスカスになりやすいので、食べづらくて好きではない。食べたのは何十年ぶりかくらい。

 このあと、羅臼の宿の1泊キャンセルをして、旅程の変更の作業終わり。
 
 出発時間が近づいてきたので阿寒湖バスセンターへ。
 
 釧路発北見行きの「釧北号」に乗車。
 車内。一般道路だけを走るバスだが、高速バス仕様の3列シートでびっくりした。

 寮側の窓側の席はかなり埋まっていたが、空席を見つけて座った。
 
 12時33分北見バスターミナル着、北見駅のすぐ横だ。

 下左   ターミナル内のコインロッカーに荷物を入れた。

 下右   大型のロッカーが200円だったのにびっくり。今や大体、500〜700円くらいなのだが。
 
 
 
 サロマ湖の宿の送迎バスは、北見発16時15分なので、それまで3時間ほど街歩き。短い時間だが、サロマ湖から戻ったときにも同じくらいの時間があるので、合わせて半日分ほどの観光ができそうだ。

 北見は何度も通過しているし、北見駅では乗換をしている。でも、観光や街歩きは一度もしていない。初北見だ。

 駅前にあったカーリング仕様のポスト。カーリングの街、北見らしい。

 下   北見駅舎。この右手にバスターミナルがある。
 
 20分ほど歩いて、インド料理店「クリシュナ」へ。
 
 人気店とのことだったが、客はほかになし。営業していてくれてよかった。

 店主はインド人(ネパール人、パキスタン人かもしれないので、インド周辺の人ということで)。地元商工団体からの表彰状があり、カタカナで名前が書いてあり、地元に根付いた店なのだろう。
 
 オホーツク流氷カレーセットを注文。

 真っ青のオホーツク流氷カレー。チキンが流氷に見立ててある。

 青い色をどうやって出しているのだろうか。色は青いけど味は普通のカレーだ。辛さのレベルは中辛にしてもらった。
 
 
 上左   サラダ。

 上右   パトゥラ(揚げナン)。

 左   動物の形をしたナン。
 
 セットについていたチャイと別注文したラッシー。
 
 北網圏北見文化センター。"北網圏"は初めて聞く言葉だが、北見と網走ってことだろう。

 美術、博物、科学をまとめた文化施設。
 
 美術コーナーでは「ルーヴル美術館の銅版画展」という特別展をやっていたので入った。
 
 博物コーナーでは「網走線・池北線・ふるさと銀河線」展示室があった。

 池田・北見・網走間は1961年まで「網走本線」だったという。1961年に池田・北見間は「池北線」に、北見・網走間は旭川・北見間の「石北線」とあわせて「石北本線」になったという。

 そして、1989年第3セクター池北高原鉄道の「ふるさと銀河線」になったが、2006年に廃止された。
 
 野付牛公園。

 野付牛は1942年に北見市が合併によってできる以前の、いまの北見市の中心エリアだったのが野付牛村で、その名がいまも一部使われているもの。
 
 
 上   「アルゴグラフィックス 北見カーリングホール」。北見にはカーリング場が2つあり、その1つ。どんなところか、少し見たかったが7月16日から8月30日まで解氷・製氷作業で閉鎖だった。

 左   北見工業大学の正門。正門前の坂を下ったところにカーリング場がある。
 
 
 上   キャンパスを散歩。ロコソラーレの選手にも北見工業大学の学生がいるようだ。

 左   キャンパス内は緑がとても多い。日本最北の国立大学だけあって、建物も余り密集していない。

 北見駅に戻り、ロッカーから荷物を出し、送迎車の乗場へ。
 北見駅から送迎車に乗車。2泊する「サロマ湖 鶴雅リゾート」へ。宿まで1時間。
 
 鶴雅リゾート到着。(翌日に撮影)
 
 チェックインし、すぐに部屋へ。ロビーの上は吹き抜けになっていて、部屋の前からフロントがよく見えた。
 
 部屋に入る。
 
 窓側から入口側。

 下左   トイレとシャワー。大浴場があるので部屋にはシャワーのみ。おそれも使わなかった。

 下右   夕陽とまではいかなかったが、雲の切れ目の太陽がサロマ湖に映るのがきれいだった。
 
 
 温泉へ。ラッキーなことに誰もきていなかったので、大急ぎで撮影。
 
 露天風呂。

 撮影後もしばらく誰もやってこず、温泉を1人占めできた。
 
 夕食。

 通常はビュッフェ式のところ、費用は高くなるが、フレンチの海鮮料理にした。フレンチの海鮮ってどんなのだろうって思ったので。
 
 レストランからもサロマ湖がよく見える。太陽はすでに沈み、空が赤くそまっている。

 下左   スパークリングワイン。

 下右   南アフリカ産の「グラハムベック・ブリュット」
 
 
 「夏野菜のコンソメジュレ 常呂産ピンクにんにくの泡」。
 
 
 「サーモンの色々マリネ 彩り野菜のグリルサラダ」。
 
 パン。右下のが、いちじくのパンで美味しかった。
 
 「知床鶏のロースト マスタードとタブナードのソース」。

 下左   白ワイン。

 下右   フランス産の「ピクプール ド ピネ」。
 
 上  「オホーツク海鮮盛り イストワール風」。

 カキ2個、ホタテ、バフンウニ。いづれもサロマ湖産とのこと。

 左  「アイナメとボタンエビのソテー ハーブオイルのブイヨンドレギューム」。
 
 「お口直しのグラニテ」。

 味つきの氷が削ってあった。
 
 「道産和牛ロース肉のグリエ 季節のお野菜を色々な調理法で」。
 「ガトーショコラとカヌレ バニラグラスと葡萄のコンポート」。
 
 コーヒー。

 とても美味しく、満腹になり、このコースにしてよかった。

 

 

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