14 日 目   摩周湖リベンジ
 6時30分から朝食会場があくので、開くと同時に入場。
 
 ビュッフェ式で料理はごく普通。
 
 デザートとコーヒー。透明なのは、ゆずゼリー。
 
 知床斜里駅へ。乗車ホームの左手に更地があるが、かつて、ここに根北線のホームがあった。
 7時26分発の釧路行きに乗車。

 この日は、1週間前に行った摩周湖が霧だったので、晴れた湖を見るために再挑戦。あと、40年ぶりに川湯温泉を訪問。

 当初は、こんな計画はしていなかったが、羅臼で予定していた観光船が客なくて欠航がほぼ決定だったので、羅臼の泊数を減らし、かわりに斜里の泊数を増やした。そこで生じた1日を摩周湖リベンジにあてることにしたのだ。
 隣のホームに入ってきた遠軽行きは、国鉄時代の塗色だった。

 自分が40年前に、当時の北海道の国鉄全線を乗車したときには、すでのこの塗色はほとんど見かけなくなり、気動車のほとんどは濃いオレンジ色だった。
 清里町付近にて。車窓からは斜里岳がきれいに見えた。
 
 緑駅。かわった駅名なので、外側から見て、駅周辺も歩いてみたい。

 下   8時11分、川湯温泉に到着。

 山小屋風の駅舎だ。
 
 駅舎の写真で右端の方に足湯があった。
 
 駅前からは、アトサヌプリ(硫黄山)の頂上が見えた。

 この山は活火山で、麓に、湯気や硫黄が噴出していて、そこが観光地化して「硫黄山」とよばれている。
 駅前から川湯温泉街へ向かうバスに乗車。

 下左   終点は「大鵬相撲記念館前」で、その横の駐車場がバス駐車場にもなっている。

 下右   大鵬相撲記念館。

 40年前、川湯温泉に泊まったが、このときは大鵬はまだ親方として活動中で、記念館はまだなかった。開館時間になっていなかったので、ほかのところを見学してから、最後に記念館に入ることにした。
 
 温泉街を歩き、かつて泊まった宿に前へやってきた。かなり昔に廃業したのだろう。廃墟になっていた。

 ここのほかにも、廃業した宿や休業中の宿が多い。
 
 湯の流れる公園。湯の湧き口から、20mくらいある"流しソーメン"状の水路を通って流れ落ちている。これでも熱いけれども、やけどをする心配はない。
 ここから湯が流れ始めている。ここはとても熱いので注意。
 
 公園内の足湯。
 
 川湯ビジターセンター。

 最近、改築されたようで、施設名も"エコミュージアムセンター"から"ビジターセンター"に改称。展示内容などは同じだと思うが、ビジターセンターは観光客向けの案内所が設置されたりする違いがあるようだ。
 
 大鵬相撲記念館に入場。優勝額のレプリカがずらっと並ぶ様子は壮観だ。

 見学後、先ほど下車したバス停から、川湯温泉駅行きに乗車。
 川湯温泉駅に戻ると11時。駅舎の中で営業しているレストラン「オーチャードグラス」も開店なので、早めの昼食を食べていく。

 写真の中央に、使われていない窓が2つあり、その前にはパネルが置かれている。昔は切符売場だったのだろう。
 
 店内。駅の事務室だったところを抜け、もとは待合室だったような部屋で、天井がとても高い。
 
 鶴の描かれたステンドグラス。
 
 ビーフシチュー。

 この店の人気メニューだが、前回訪問した13年前は、列車の時刻の関係でいただくことができず、自家製ケーキをいただいたので、今回はビーフシチューと決めていた。
 
 野菜サラダ。ほかにライスがついている。
 
 駅前にあるカフェ「森のホール」へ。
 
 店内。

 席があいているようにも見えたが、名前を書いてお待ちください、とのこと。

 テイクアウトもしているので、ケーキを買って、駅前にある公園でいただくことにした。
 
 公園。ここにあるベンチに座っていただいた。
 
 桃のショートケーキ。桃がたくさん入っていて、とても美味しい。
 
 出発時刻が近づき、駅に向かう。

 線路敷の踏切を渡って向かいのホームへ。

 下左   駅名標。

 下右   乗車したのはまたも快速「しれとこ摩周」。12時発。

 この列車、朝にこの駅で下車した次の列車だ。
 
 
 12時16分、摩周着。

 駅員配置駅で、跨線橋もある駅だった。
 
 きれいな駅舎に一新されていた。摩周湖へは観光バスで行くことが大半で、この駅で乗降したのは40年ぶり。

 当時は「弟子屈」だった。川湯温泉駅も当時は
「川湯」だった。
 
 この駅にも足湯があり、バスの時刻までの時間つぶしに利用。
 
 1時間ほど待ち、13時15分発のバスで摩周湖へ。

 このバスは7月1日から10月10日までの運行。もう1便、10時30分発のバスがあり、こちらは通年運行。

 予想通り、客は自分1人だ。なにしろJRとの接続が悪くて、使いにくいダイヤなので。
 
 
 上左   摩周湖第1展望台に到着。晴れている!ラッキー。

 上右   40年ぶりに霧のかかっていない摩周湖を見ることができた。摩周ブルーともいわれる真っ青な湖面。写真では左端になんとか島がうつっている。島も久しぶり。

 左   この日は7月31日。前日の30日に「カムイテラス」という新しい展望台がオープンしたばかり。ここには背もたれを倒したベンチが設置されていて、これに座って摩周湖を眺めた。
 
 
 上左   カムイテラスの下は、以前からあるレストハウス。そこで、限定ラベルのぶどう味のビールを飲んだ。

 上右   「2022年 夏 Open記念」とあり、前日のテラスオープンにあわせて売り出されたのだろう。

 醸造元は、札幌市の「澄川麦酒」。地元産でなくて少し残念。

 左   飲むためのカップを所望したが、ないという。ちょっと手抜きだ思うが、色を確かめたくて、一部をペットボトルを空にして、注いでみた。ぶどう色っぽい茶色だ。
 
 雄阿寒岳まで見えた。

 帰りのバスは、14時10分摩周湖発、14時35分摩周駅着。

 下左   摩周駅の駅名標。

 下右   15時30分発の網走行きに乗車。
 
 
 16時31分、知床斜里着。

 下車してはじめて、乗車していたのは、ルパン3世の塗色だったことに気づいた。

 下   原作者のモンキー・パンチが浜中町出身なので、本来は花咲線で運用するつもりだったのだろうが、釧網線でも使われるようになったのだろう。
 
 
 宿で1時間ほど休憩。前日は、満員で入店できなかった店に行こうと、普段より早めに夕食へ。

 ところが、この日は日曜で、行った店は日曜定休でしまっていた。そのため、前日に引き続き、「来々軒」へ。

 この日は味噌ラーメンにした。
 
 カレー。ルーにはいろいろなものが溶け込んでいて、具はないけれども、味は多様な味が混じっている感じ。普通のカレーではなく、美味しいと言えるほどのものでもない。

 瓶ビールも飲んだが、前日と同じ銘柄なので、写真は省略。

 

 

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