2 日 目   旭 山 動 物 園
 この日は午前は旭山動物園、午後は三浦綾子記念文学館と旭川市博物館へ行く予定だ。

 朝からびっくりしたことがあった。

 NHKのローカルニュースを見ていたら、5日後に泊まる予約をしている、ぬかびらの「中村屋」が火事だと。すでに消火されて、けが人はないとのこと。泊まれないかもって思ったが、宿から連絡があるだろうから、電話を待つことにした。
 
 
 上   朝食。

 旭川ご当地グルメの表示があって、右下の鶏肉は「新子焼き」、その左は「旭川しょうゆ焼きそば」だとのこと。知らなかった。

 スープカレーもあって、北海道らしいメニューだ。あと、海鮮丼もあって、最後に食べようと思ったが、すでにお腹がいっぱいになり翌日に回す。

 左   デザートとコーヒー。
 
 
 
 上左   旭山動物園行きのバスの時刻に合わせて、旭川駅前のバス乗場へ行くと、すでに長い行列ができていた。

 上右   やってきたバスは、動物たちの絵が描かれた楽しいバス。

 左   なんとか座ることができた。車内は普通の路線バスと同じ。
 
 40分ほどで旭山動物園に到着。乗ってきたバスは「旭山どうぶつえん号」と名付けられていた。

 下   車体側面。
 
 
 
 上   入口。多くのお客さんでにぎわっていた。今まで訪問した動物園の中では一番人気かな。

 左   中に入ると、「もぐもぐタイム」などの案内があった。覚えていることとができなかった。メモをとったほうがよかった。
 
 フラミンゴから見学を開始する。オレンジ色のフラミンゴが1羽だけいる。普段なら、1羽だけ違うなぁ、終わるところなのだが、ここではそれで終わらなかった。
 
 ベニイロフラミンゴが1羽だけで、どんな特徴があるか説明があった。その説明が手書きなのでなかなか味があってよかった。

 動物園の滞在は予定の時間を大幅に超過したのだが、こうした案内板をたくさん見ていたことも一因だ。
 
 アザラシは、透明の縦のトンネルを上がる様子が観察できた。展示場の上はプールなのだが、プールから展示場の下に行って、そこからこのトンネルを通ってプールに戻れるようになっていた。うまく工夫している。アザラシが上るときには歓声が上がっていた。、
 
 ペンギンだけは「もぐもぐタイム」を覚えていて、その時間に合わせて見に行った。

 「もぐもぐタイム」はエサやりなのだが、エサをやるだけじゃなく、飼育員さんが動物の説明をしてくれるのだ。
 
 ペンギンの顔をすぐ近くで見るとなかなか面白い。
 
 ソフトクリームを食べて休憩。

 下左   売店前のポストはペンギンつき。

 下右   この日の気温は昼間で20度前後、朝晩は15度程度。この旅の間じゅう、長袖を着ていた。
 
 
 2021年12月に生まれた白熊の赤ちゃんが公開されていた。名前は「ゆめ」。プールで遊んでいるのを見ると犬みたいな感じだ。、
 
 一番見たかったレッサーパンダの子。2021年7月に生まれた「蓮蓮」。
 
 なかなか橋をわたってくれなかったが、やっとわたってくれた。
 
 ヒグマが展示されているのは北海道の動物園ならでは。知床で遭遇した熊もこの熊と同じような色をしていた。
 
 テナガザルが上空に張られたロープづたいに移動している。逃げ出さないのだろうかと思う。

 ロープの下には、おしっこやウンチをする場合があるので、気をつけてくださいと書いてある。
 
 丘の上にある東口に向かうシャトルバス。

 下左   売店や食堂が東門の外にある関係で、再入園券が配られていた。もらって少し外に出てみた。

 下右   熊出没の掲示。

 熊のためか、動物園の中からも行ける三浦庭園が閉鎖されていた。(三浦綾子さんとは関係なく、別の故三浦さんが寄贈したものらしい。)
 
 
 東門に再入場。門を入ったところからの眺め。

 ここを下りながら展示されている動物を見ることができる。

 下左   ライオンは石の上にちょこんと座り、身動きしなかったのが面白かった。

 下右   ヒョウの立ち姿は初めて見た。客を威嚇しているような感じだ。
 
 
 
 
 上   計画では動物園を12時40分に出るバスに乗車するつもりだったが、14時40分のバスに乗車となった。

 旭山動物園では、1つの動物を展示するのに、上からとは横からとか色々な角度から見せたり、手書きで読みたくなるような案内があったりして時間がかかったのだ。

 行きのバスと別のデザインだが、やはり「旭山どうぶつえん号」に乗車。

 左   めざすラーメン屋最寄の「4条9丁目」で下車。「4条」は旭川では「よじょう」と読む。ただ、北海道のほかの街では京都のように「しじょう」と読む場合もあるようだ。
 前日いったときにはすでに閉店されていた「青葉」へ。
 
 店内。壁には多数の色紙が張ってあった。北海道に関係が深い脚本家の倉本聰さんのものもあった。
 
 中曽根康弘元首相も食べにきたようだ。昭和58年12月5日とあり、12月27日まで首相に在任で、ぎりぎり首相在任中の訪問だったようだ。新聞記事もあり、新聞と同じ写真を寄贈されたのかな。
 
 醤油チャーシュー麺を注文。

 脂はういておらず、前日に食べた梅光軒のものよりあっさりした味だ。
 
 ラーメンを食べ終わると15時30分。このあと、三浦綾子記念文学館だけ行き、博物館はやめることにした。

 氷点橋を渡る。旭川駅を裏側から眺める。

 橋の上で、火事のあった宿から電話があった。火事で焼けた部屋は1室だけだが、それが予約していた部屋だという。

 2泊のうち、2泊目は別の部屋で泊まれるが、1泊目は泊まれないとのこと。この場では保留にしてもらい、電話をきった。
 
 三浦綾子記念文学館に到着。
 
 館内。

 17時の閉館まで見て回った。
 
 「氷点」の舞台にもなっている見本林は、記念館に隣接している。見本林に隣接して記念館を建てたようだ。

 すでにうす暗くなっていたので、見本林の入口だけを見て引き返した。
 
 昼食のラーメンを食べたのが15時過ぎなので、普通の夕食時間に食べるのは無理。

 イオンモールの中のスーパーで惣菜や飲物を買い、遅い時間に部屋食にすることにした。

 部屋に戻って、すぐにしたのは、ネットでのぬかびらの1泊目の宿の予約。

 11年前にぬかびらへ行ったときに泊まった宿で泊まれるようなので、すぐに予約した。そして、火事だった宿に電話して、1泊目はほかの宿に泊まるので、2泊目だけ火事のあった宿に泊まる旨を伝えた。
 
 20時をすぎてから遅い部屋食。スーパーで買った野菜サラダ、ざんぎ、タコ刺し。
 
 ビール、発泡酒は北海道限定のものを選んだ。

 

 

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