5 日 目   大 雪 高 原 山 荘
 ホテルウイングで最後の朝食。なかなかよい食事だった。しかも値段を考えればコストパフォーマンスもよかった。
 
 デザートとコーヒー。
 
 チェックアウトし駅へ。

 石北本線は開通90周年とかなり新しく感じる。大正時代には、網走への鉄道は出来ていたが、根室本線の池田からの網走本線ルートだった。

 いまの石北本線ルートは1932年に完成。そして1961年に石北線が本線に格上げ、逆に網走本線は池北線に格下げ。

 自分が石北本線に最初に乗ったのは1978年だったから、90周年のちょうど真ん中あたりだ。そのときは、夜行急行「大雪」を宿代わりにして、何度か往復している。そんなわけで、90年の半分は知っているので、90周年を新しく感じる。
 
 旭川駅の中には大きな木製の机がいくつか置かれていて利用することができる。
 
 札幌発の特急「オホーツク」網走行きに乗車。

 下左   ヘッドマーク。流氷のデザインだ。

 下右   入口横の行先表示。
 
 
 車内。
 
 ドアの上の表示。自由席と指定席の混合は珍しい。指定席は、背もたれに指定席と書いた布がついていた。

 下左   上川着。駅舎は新しい。

 下右   駅に隣接する「上川 森のテラス」(バスターミナルのこと)から層雲峡行きのバスに乗車。
 
 
 層雲峡バスターミナルに到着。ここで送迎車を待つ。

 バスターミナルには郵便局も同居している。その関係か、写真には郵便車も写っている。

 送迎車がくるまでの間に、100mほど離れたところのセーコーマートへ。酒類やお茶類、コーヒーなどを仕入れておく。
 
 大雪高原山荘の送迎車が到着し、接続するバスを待って出発。自分以外に客1人。

 下  45分で2泊する「大雪高原山荘」到着。

 この宿は9月下旬の紅葉時期は、予約が開始されるとあっという間に予約で埋まってしまうとのこと。今回も予約作業をしたのは出遅れていて、2連泊でとれたのは、9月8、9日で、これより遅い9月中はとれなかった。1泊でもよいなら、わずかに空室にある日もあったが、連泊したかったので、今回の日程で予約した。
 
 
 玄関を入る。

 高原温泉は11年前に沼めぐりをしたあと、日帰り入浴して昼食をとっている。だから入館は11年ぶり。

 でも、沼めぐりは1年前もしている。1年前は日帰り入浴や宿泊者以外の昼食営業が行われていなかったのだ。
 
 
 上左   チェックインの手続きをして、説明を聞いたあと、部屋へ向かう。廊下には山などの写真が並ぶ。

 上右   2階の部屋は山の名がついている部屋が多く、泊まった部屋は「忠別」。

 左   入口から部屋を見る。
 
 窓側から入口側を見る。

 事前にわかっていたことだが、このエリアは携帯の圏外。宿には客用のWifiはない。またこの部屋はテレビもないが、写真の右真中に写っているが冷蔵庫があるのは助かる。また冷房はないが、暖房はある。
 
 
 上左   お茶請け。少しお腹がすいていたのでさっそくいただいた。

 上右   かぎ。なかなか味のあるキーホルダーだ。

 左   ドアノブサイン。翌朝は緑のをかけて出た。
 
 窓からは、ヒグマセンターが目の前に見える。紅葉はほとんどまだ見えない。

 山の稜線のすぐ下に雪渓が見える。沼めぐりをすると、大きく雪渓が見えるが、多分その雪渓だろう。
 
 食堂の昼食時の営業は13時までなので、急いで食堂へ向かった。

 朝食もここなのだが、夕食は部屋食だという。
 
 高原ラーメン。

 スープは普通の醤油ラーメンなのだが、具は焼豚のほかは、白菜、きのこ、麩、なるとなどと、どちらかといえばうどん・そばの具が多くはいっていた。
 
 宿の周辺を散歩してみる。ヒグマセンターに行く途中に昭和天皇の行幸記念碑がある。

 昭和43年にこの地に行幸され、高原ホテル(当時は高原ホテルといったそうだ)で休憩されたとのこと。
 
 高原山荘の裏手に、泥温泉があるので、見に行った。

 泥の湯の中でぼこぼこ温泉がでている。別府の坊主地獄や阿寒湖畔のボッケを思い出したが、坊主地獄やボッケのように整備されていなかったので、気をつけないと危ない。
 
 宿に戻り、フロント前の売店へ。ヒグマのTシャツが欲しかったが、欲しい色・サイズのものがなく断念。

 下左   宿泊者は無料のコーヒーをいただく。

 下右   客向けのWifiは使えないという掲示。宿の営業や従業員向けのWifiが衛星電話を利用してあるのだろうけど、容量が限られているので客には開放していないのだろう。
 
 
 
 ヒグマセンターの出している情報の掲示もある。

 下左   翌日の沼めぐりの一周コースで訪問する空沼は7月11日から22日までの間に水がなくなったということだ。

 下右   秘湯ビールを売っていた。秘湯ビールは、前年、旭岳温泉の湧駒荘ではじめて飲み、つぎに乳頭温泉郷の鶴の湯温泉でも飲んで同じだとわかった。その後、支笏湖の丸駒温泉でも売っていたが、飲んでいない。「日本秘湯を守る会」の宿で出しているようだ。今回もパス。
 
 
 続いて、温泉へ。途中、廊下を折り曲がるとkろがあるのだが、曲がってすぐに熊の剥製が置いてあるところがあって、びっくりした。
 
 内湯。

 
 
 露天風呂。
 
 誰も入浴しておらず。1時間ほど独り占めの入浴。

 
 
 コロナ禍のため、布団は自分で敷いてくださいということで、風呂から上がるとすぐに布団を敷いて、昼寝。2時間ほど眠った。」
 
 18時に夕食が廊下のワゴンで運ばれてきていた。

 下   運ばれてきたものを並べて、ふたをとったところ。
 
 
 
 上左   飲物は冷蔵庫にも冷しているが、コロナ禍じゃなければ、食堂での食事で、そうなれば宿で出す飲物しか飲めないわけだし、1本は飲物を注文した。冷酒「くーる」。

 上右   醸造元は旭川市の男山酒造。前日に訪問した蔵元だ。

 左   野沢菜の煮物、ほうれん草の白和え、つけもの、天ぷら。
 
 デザート、山芋の梅しそ巻き、豆腐ハンバーグ。
 
鮭のちゃんちゃん焼き。
 
 上左   かも鍋。

 上右   小樽麦酒。冷蔵庫で冷していたビール。

 左   野菜しんじょ蒸籠蒸し。

 食べ終わると、食器などをワゴンに戻す。

 

 

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