6 日 目 高原温泉沼めぐり |
朝は寒く、部屋の暖房を入れた。朝食のため、食堂へ行くと、ロビーでもストーブを点火していた。 |
食堂では、テーブルごとに部屋の名前を書いた札がたてられている。テーブルには、おかずの入った弁当箱が置かれていた。写真はふたをとった状態。 |
ご飯、汁物と各種飲物は自分でとるようになっていた。 食後、注文していた昼食用の弁当をうけとる。 トレッキングの準備をして、出発。 |
沼めぐりコースの入口はヒグマ情報センターの中にあり、レクチャーをうけてからでないと出発できないようになっている。 登山届を記入し、レクチャーをうけて、8時30分に出発。同時にレクチャーをうけたのは他に2人。紅葉にはまだ早いので、沼めぐりより、緑岳に行く人の方が多いようだ。 |
熊が好物のミズバショウを食べた食痕。 今年初めて、食痕やふんなどのところに丸い札が置かれて注意を引かれるようにしてあった。今まではこのような札はなかった。 |
6月28日の豪雨で土砂崩れがおこり、登山道を土砂がおおい、その先の沢にかかる橋が流出。 6月19日にコースがオープンしてすぐの出来事だった。開通したのは7月20日。 |
前日に宿のロビーで見た、沼めぐりコースの土砂崩れと修復について、ヒグマ情報センターからの案内。 |
つけかえられた橋を渡る。 |
橋を渡るとすぐにヤンベ分岐がある。 レクチャーで、時計回りで一周するか、時計回りで行けるところまで行って引き返すと言われた。これは、過去2回いったときと同じ。それで、緑沼のほうへ進む。 |
上 (ヒグマ情報センターのパンフレットの地図を拝借) 時計回りに一周する予定だが、後半が黄色の上級コースと評されていて、少し心配。 左 木道上にあった熊のふん。木道の両側には熊の好物のミズバショウがあった。 |
1つ目の沼「土俵沼」。 相撲の土俵に似ているのでこの名がついたという。わずかだが紅葉も見える。 |
2つ目の沼「芭蕉沼」。 沼の中でもミズバショウが咲くのでこの名がついた。 |
3つ目の沼「滝見沼」。 沼に紅葉が映ってきれいだった。もう2週間ほど遅ければもっときれいだろう。 |
4つ目の沼「緑沼」。 最初の大きな沼。とてもきれいだ。紅葉時期に来たときは、この沼が一番きれいだった印象がある。”緑”とは、周囲の森の緑が水面に映って緑に見えるからかな。 |
5つ目の沼「湯の沼」。 沼の底から湯が湧いているらしい。水に手をつけてみたが、温かくはなかった。この沼の10mほど下流の河原には蒸気が噴出しているところがあり、噴出口付近が硫黄で黄色くなっていた。 |
6つ目の沼「鴨沼」。 雪渓が良く見える。沼名の由来はわからなかった。 |
7つ目の沼「エゾ沼」。 この沼の手前にかってなり急な上りがあり、上がってぱっと開ける感じ。 |
8つ目の沼「式部沼」。 前年はこのあたりから霧の中だった。 |
9つ目の沼「大学沼」。 名前が変わっているが、由来は不明。このあとまた急傾斜があるので、ここで引き返す人も多い。 |
10番目の沼「高原沼」。 前年は霧の中でほとんど見えなかったが、11年ぶりに見ることができた。 |
弁当をいただく。 熊対策で、食事は、緑沼、大学沼、高原沼だけに限られる。この3沼にはヒグマ情報センターの係員が配置されている。 |
弁当を食べた後、少し休んで出発。ここから一周コースの後半に突入。11時30分。 上級コースとはいえ、最初のうちは前半と変わらない程度。11年前に続いて2回目になるが、体力の低下もあるので、ちょっと心配。 「高原沼」の湖畔にも出た。 |
三笠新道の分岐。黒岳などにもつながる尾根に上るルートだが、例年、7月に入ると熊出没のために閉鎖されている。このときも閉鎖されていた。 |
11番目の沼「空沼」が広がる。 前日に宿のロビーの掲示でわかっていたが、すでに水はない。一面、草地になっている。 |
わずかに水が残っているところがあった。 空沼までは格別、難コースではなかったが、空沼を過ぎるとハードな道が続いた。 下左 ロープで岩場を下るところもあった。 下右 大きな石を乗り越えて下る道が続く。 |
沢を渡る箇所も数ヶ所あったが、雨が降ったあとじゃないのでよかった。水量が多いと大変だった。 最後に尾根に出る上りがあった。前半コースにもなかった、長い上りだ。 上りきったところに、のぞき地獄があった。上から噴出口をのぞく。 後半のコースは空沼以外は沼もないので、たとえ体力の余裕があっても、高原沼から引き返す方が楽しめると思った。 |
ヤンベ分岐に戻って、ホッとした。14時30分にヒグマ情報センターに戻ったので6時間かかったことになる。標準タイムを大幅に超過していて、もう今回が最後かなと思った。 宿に戻ると、すぐに温泉へ。前日とは、男女で浴室が変わっていたのだが、今度は1人占めできなかった。宿のHPでも写真の掲載がなく、写真は省略。前日の風呂とほとんど同じ感じの内湯と露天風呂だった。 部屋で2時間ほどゴロンしたあと、夕食。写真は部屋の前のワゴンに置かれたものを並べた状態。 、 |
上左 「大雪の蔵」。 上右 製造者は、松戸市の「合同酒精」、製造所は旭川市。「合同酒精」は日本各地の酒蔵を買収して、各地に蔵を持つ会社。 左 鶏しんじょあんかけ、かぶの和風煮、つけもの、川魚。魚の名はわからず。 |
、デザート、揚げ豆腐tのなすの味噌和え、かごちゃの煮物、海鮮のカルパッチョ風サラダ。 |
ハーブ豚の陶板焼き。 下左 きのこ鍋。 下右 仕入れてきて冷蔵庫にいれていた「網走アレクサンエール」。 野菜や山菜が中心のヘルシーな夕食を部屋でくつろいで食べられたので満足。ネットもテレビもないので、食後まもなく眠った。 |
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