5 日 目   高原温泉の沼めぐり
 
 この日は高原温泉で沼めぐりをする。ところが前日からの雨が夜が明けても降っていて、一時は、本日のトレッキングは無理かなと思っていた。6時ごろ雨がやみ、これは行けるぞと思った。

 7時から朝食。昨日の夕食会場で料理だけが変わった感じ。とくに特徴はない朝食。
 
 デザートとコーヒー。8時のバスに乗るので、大急ぎで食事をした。ビュッフェ式の場合、料理をとりに行くのに時間がかかるので、急ぎの場合は面倒だ。
 
 朝食後、部屋では休む間もなくバスターミナルへ。8時発のレイクサイト行きのシャトルバスに乗車。5、6人の乗車。
 
 レイクサイド到着後、臨時のチケット売場へ、左が高原温泉行き、人がいる右が銀泉台行き。

 高原温泉行きの往復券を購入。同時に協力金を払う。また番号札を渡される。

 下   チケットは高原温泉も銀泉台も同一なのだが、番号札の関係で窓口は別になっている。
 
 
 
 上左   高原温泉行きの臨時バス停。

 上右   8時30分発の高原温泉行きのバス。乗車時に番号札を渡す。

 左   行先表示。
 
 レイクサイドまでのバスと違って客が多い。30人乗車とドライバーが連絡している。

 コロナ禍のため、乗車人員を30人に制限している。自分が乗車したときは25番だったので、そのあとに駐車場に車をとめて、このバスに乗ろうとした人の中には、乗れなかった人がいたかもしれない。
 8時55分、高原温泉に到着。ヒグマ情報センターで、名簿に名前記入して、中に入る。ここでレクチャーが10分ほどあり、そのあと、この建物の反対側へに抜け、沼めぐりコースがはじまる。
 
 レクチャーでは、熊の出没時期や場所、熊に遭遇した場合の対処方法についての話があった。
 
 紅葉は絶好調で、ここ数年の中では一番いいという話だ。
 
 建物の裏手から始まるコースに出ると、いきなり紅葉真っ盛り。

 高原温泉の沼めぐりは約10年ぶり。前回は一周したが、今回は真中付近の高原沼で引き返すつもりだ。

 高原沼から先に進んでも沼は1つだけなので、引き返すことで各沼を2回見ようというわけだ。
 
 最初の沼、土俵沼に到着。

 この日の朝まで雨が降り続いていたため、ぬかるみやすべりやすい箇所が多く、歩くのに時間を要した。
 
 つぎにバショウ沼。
 
 滝見沼。
 
 緑沼。
 
 湯の沼。
 
 近くには温泉が湧き出ているところがあった。わずかに白い湯気が見える。すぐ上の土には黄色い硫黄がついている。
 
 鴨沼。
 
 このあたりには名前のついていない小さな沼がいくつかあった。また、このあたりから、霧が立ち込めてきた。
 
 エゾ沼。
 
 式部沼。
 
 大学沼。
 
 高原沼。

 ここが沼めぐりコースで一番高い位置にある。このあと一周コースはまだ先へ行くのだが、沼は1つだけで、コース自体も平凡な道なので、同じ道を引き返す。約10年前に一周しているので、一周はしなくてよいと思った。
 ここで、前日にコンビニで買っておいたおにぎりの昼食。

 前回は4時間で一周したのだが、今回は高原沼までで3時間を要した。雨が降ったために歩きにくくなっているためだ。

 高原沼を12時30分には出発するよう、ヒグマセンターで言われたが、すでに時間オーバー。
 
 大学沼へ下りてくると、霧が消えて、沼が良く見えるようになっていた。
 
 式部沼もきれいに見えた。

 撮影しながら歩いていたら、いつのまにか、熊の監視のための警備員が自分を含む一団の後を歩いていて、入山客の最後尾になったようだ。ちょっと落ち着かない。写真撮影も遠慮ぎみになる。
 エゾ沼。

 この先の沼は、上るときに良く見えたので、写真は省略。
 
 登山口まで戻ってきた。前回きたときには、高原温泉旅館で入浴と昼食をとったのだが、今回はコロナ禍のため、入館制限が行われていて、入浴はできなくなっていた。
 しばらくバス停で待ち、シャトルバスでレイクサイドに向かい、さらに乗り換えて層雲峡に戻った。
 
 コンビニに立寄って、宿へ。すぐに入浴し、夕食。

 ビュッフェの内容は、予想していたが、前日と同じ。前日とは違うものを選んだので飽きることはなかったが、この宿は3泊するので、翌日が問題だ。
 
 「トカップ」という十勝ワイン。醸造元は池田町の「十勝ワイン」。工場見学のできるところだろう。
 
 食後は、紅葉谷の入口で行われているライトアップを見に行った。
 
 紅葉はまだまだこれからという感じだったが、路上へのプロジェクションマッピングなど工夫されていて面白かった。

 

 

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