11 日 目   代行バスで狩勝峠こえ
 朝食。ビュッフェだが、前日とはメニューが少し変わっていたのがよかった。
 
 デザート。

 食後はすぐに帰り支度。新得行きの送迎車は10時に出発。自分を入れて5人で、ぎりぎり乗用車での送迎だったようだ。
 
 途中、富村牛小学校のそばを通過。トムラウシに漢字があったことを知った。トムラウシ、漢字で書けば富村牛か。
 
 11時ごろ、新得駅に到着。

 この日富良野に向かうのだが、旭川行きのバスを利用するなら、新得発11時34分発、富良野着は13時9分。でも、今回は、新得発13時57分のJR代行バスで東鹿越へ。すぐ列車に乗り継いで15時51分富良野着。

 根室本線の新得・東鹿越間は数年前の災害後、代行バスでの輸送が続き、このまま廃止が予想されている。また、東鹿越・富良野間も、廃止が予想されている。それで、富良野着が遅くなるのは承知で、今回は代行バスと列車に、お別れ乗車しておこうと思ったからだ。

 バスならすでに富良野についている時間にまだ新得にいるし、値段もバスなら1600円だが、JR(代行バスはJRの運賃で計算)なら1890円で、ふつうならバスにすると思うのだが。
 昼食のため、駅から50mほどの「暖笑」へ。

 実は、駅の中の地図で新得駅に一番近い店は「みなとや」で。ここが「みなとや」だと思って入店して、あとで違っていたことに気づいた。


 下左   店内。

 下右   高橋英樹のサインもあった。

 
 
 
 天ぷらそば。天ぷらがたくさん入っていたのでびっくり。
 
 食後、駅に戻り、切符を購入。

 下左   新得駅構内には立ち食いそば店があった。「みなとや」が出店しているようだ。

 下右   発車時刻表示には、代行バスも表示されている。列車名の横にはアイコン風の絵があるのが面白い。
 
 
 駅前の代行バス乗場。

 サホロリゾートの送迎バスを兼ねているようだ。
 
 代行バスは、ふらのバスに委託されていた。

 下左  「列車代行」の表示。

 下右  車内。なるべく人が写らないようにしたので、無人のようだが、5人ほど乗っていた。ほかに落合から乗って幾寅で降りる客があった。
 
 
 サホロリゾートの玄関に立寄り。いつかやってきて、旧狩勝線の探訪などしてみたいものだ。
 
狩勝峠に向けて上がっていく。雨や霧で視界がよくないのが残念だ。国道は旧狩勝線に比較的近いところを通っているのだが、旧狩勝線がどこだったかまったくわからない。大ループなどがあったらしいんだけど。
 
 狩勝峠の展望台の下を通過。
 
 落合駅に到着。代行バスなので駅前までバスが入る。ここで1人乗車。
 幾寅駅。この駅は映画「鉄道員」でロケ地になったのだが、映画の中では「幌舞駅」だった。今も、駅舎には「幌舞駅」の看板がかかっている。

 ここには気動車が静態保存されていた。落合から乗った人はここで下車。
 
 東鹿越に到着。ここで列車に乗り換える。

 下   東鹿越発の1両編成の列車に乗車。
 
 
 横サボ。
 布部駅を車内から見る。この駅は「北の国から」のロケ地で約40年前に訪問して以来だ。

 翌日には、荒天でなければ表側を見に来る予定だ。
 
 富良野に到着。自分はここで下車するが、列車は滝川へ向かう。
 
 富良野駅は約10年前に来て以来。そのときからは変わっていない。
 
 2泊する「ラビスタ富良野」へ。
 
 部屋へ。
 
 窓側から入口側をのぞむ。
 最上階に温泉があり、展望大浴場になっている。一番乗りで、しばらく独り占め。
 
 露天風呂。
 
 貸切風呂があり、開いていれば自由に利用できた。貸切風呂は4つあって、どこも開いていたのだが、木風呂が一番使いやすそうで、木風呂に入ってみた。
 
 風呂上がりのアイスキャンディーのサービスがあったので、いただいた。

 このサービスがあった部屋は、TVドラマ「北の国から」の資料室にもなっていて、ドラマの写真や小道具や衣装の実物や台本が展示されていた。

 資料や写真は撮影禁止だったので、撮影できなかった、また、この宿が建っている場所には、かつてはレンガ造りの倉庫があり、一時期は「北の国から」のミュージアムになっていたとのこと。その一部が展示されているようだ。
 
 
しばらく部屋で休んだあと、夕食に出かけた。この日は、緊急事態宣言の最終日。富良野は19時まで酒類の販売が可能だったのだが、居酒屋らしい店は軒並み休業していたこの日が休業の最終日なのかなぁ。

 営業している店を探してウロウロし、見つけたのは「きち」というカレーショップ。何と、スリランカカレーを出しているようだ。
 
店内。
 
 飲物はサッポロクラシックの瓶ビール。サッポロクラシックは缶では数えきれないくらい飲んでいるが、瓶ははじめてだ。
 スリランカカレー。パパド(せんべい風のもの)をトッピングでつけてもらった。

 本来のスリランカのカレーは、ご飯にルーをかける日本風のカレーではないし、インドのようにカレーを入れたカップで煮込んだカレーを出すわけではない。カレー味の料理をご飯の上において出す。だから、かなり日本風のスリランカラレーだ。
 宿で”夜なきそば”が21時から22時の間に出されるというのでレストランに行ってみた。

 しょうゆラーメンで、なかなかいいサービスだ。
 
 

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