2 日 目 五 稜 郭 と 大 沼 |
朝食会場へ。 この宿は朝食がいいと評判だったので期待感をもって行った。 予約のとき、会員価格で朝食つきだと8000円、素泊まりだと6850円。正式な宿泊者向けの朝食代は2000円。朝食付きでも、正式な宿泊者向けの朝食代を上乗せするだけの宿も多い中で、料金面の印象もよかった。 |
かなり充実していたビュッフェだった。 |
特によかった1つ目は、スパークリングワインを飲めること。朝ワインをいただいた。 下 よかった2つ目。勝手丼。これは他の宿でも経験が何度もあるが、あればうれしい。 |
上 卵料理人にはオムレツを作ってもらった。 左 朝からワインの7ある食事ができて幸せ気分。まずは野菜などをしっかりいただいた。 |
続いて、海鮮丼。ワインは2杯目。 |
デザートとコーヒー。 |
食事会場は客が多い割に広々としていてよかった。 デザートを取りに行ったさいに、イカスミカレーがあることを発見したが、もう食べられないので、翌日ためすことにした。 朝食の質を考えると、周囲のホテルよりわずかに高い値段も問題にならないコストパフォーマンスのよさ。 |
この日は、午前は五稜郭、午後は大沼に行く。大沼の遊歩道はトレッキングシューズが必要な難路ではなかったのだが、せっかく持参したので、いったん宿に戻り、履き替えて出かける。 五稜郭へは五稜郭公園前まで路面電車で行く。 |
五稜郭タワー。 五稜郭は約40年前に訪問しているが、そのとき、すでに五稜郭タワーがあったのだが、上っていなかった。 その後、五稜郭タワーが建て直された。今回はじめてタワーに上った。このタワーは2006年にできたもの。 下 エレベーターで展望室に上ると、五稜郭の形がはっきりとわかった。 写真で左下に広場があるが、そこから五稜郭に入る。最初に、出城のような部分に入り、続いて星形の城塞に入り、中心にある奉行所に向かうという経路もわかった。 |
展望室内。 |
展望室から下界を見ることができる窓があった。このガラスの上にも乗ったが、さすがに怖かった。 |
五稜郭を取り囲む堀。写真の真中付近に、星形の1つの頂点があるのだが、平地からだと、とがっているのかなどはわかりにくい。堀の内側の石垣も高くない。 下左 五稜郭の入口。 下右 入った付近には高い石垣があった。 |
五稜郭の中心部に奉行所があった。 約40年前の訪問時には、五稜郭の内側は草むらで、建物は何もなかった。こんなのがあったのだって、びっくりした。 復元されたのは2010年で、前回の函館訪問の年だったが、その時は復元を知らなかったし、五稜郭も行ってない。 |
内部はとても広く、襖を開けると、このような広い部屋もあったとは驚き。 |
復元されたのは奉行所の3分の1ほど。写真で四角く示されているところには建物があった。 |
城壁上に大砲を上げるための坂道。ここを歩いて城壁上にあがった。 前回の訪問時は、城壁上に上ってない。上れるように整備されていなかったのか、上れたけど上らなかったのかは不明。 |
星形の頂点の1つ。ここは石垣がなく、土手のような感じで、知らなければ、星形の頂点だとは気づかない。 |
城壁上を歩いた。 五稜郭は、上から見たのと、復元された建物を見たのと、城壁上を歩いたことで、かなり関心が深まり、理解できた。 2時間ほどタワーと五稜郭に滞在したあと、路面電車で、いったんホテルに戻る。 |
昼食は、ホテルの建物の1階に、やきとり弁当を売るコンビニ「ハセガワストア」があり、そこでやきとり弁当を買い、ホテルの自室で食べる。 この店は、コンビニなのだが、一見、やきとり弁当専門店のようにも見える。注文は、申込用紙に記入したものを渡し、かわりに渡される呼び出し機をもって、店頭で呼ばれるのを待つ。 |
上左 注文を受けてから焼き始めるようで、15分近く待った。できあがった弁当は、同じ建物のホテルの自室でいただく。 上右 「中」にした。「中」はやきとり串3本と、野菜串1本。野菜串が食べたかった「中」にしたのだ。「小」はやきとり串3本、「大」はやきとり串4本なのだ。あと、ご飯の量が少しづつ違う。 この弁当の最大の特徴は、この串は、鶏じゃなくて豚なのだ。やきとりじゃなく、豚串弁当といったほうが正確なのだ。豚串もやきとりの一種として定着しているんだろうな。 左 飲物は「サッポロビール園サマーピルス」生ビール。 |
やきとり弁当食後は、大急ぎでトレッキングシューズに履き替え、駅へ急ぐ。駅前のホテルなので、こういうときはとても助かる。 12時35分発の普通、長万部(大沼公園)行きに乗車。 |
12時35分発長万部行きは、特徴ある列車で、これに乗りたいので、選んだ列車なのだ。 駅には、掲示があり「新函館北斗駅にはまいりません」と書いてある。これは、七飯・大沼間で通称「藤城線」という別線を経由するため、新函館北斗を通らないのだ。掲示の3本(1本は藤城線に入る手前の七飯どまり)だけが該当する。上りは、藤城線経由の列車はない。藤城線は、七飯・大沼間を複線化するとともに、勾配の緩い経路にするのが目的でつくられた線で。途中に駅はない。 かつては、下りの特急は藤城線経由だった。北海道新幹線が新函館北斗まで開業すると、乗継のため、特急が藤城線を通らなくなった。現在は下りの貨物列車と3本の普通が藤城線経由だ。 |
この日は藤城線経由の普通で大沼公園に行き、散策ののち、特急「北斗」で森に行き、砂原(さわら)線経由の普通で函館に戻る。 砂原線も、森・大沼間を複線にするとともに、勾配の緩い経路にするのが目的でつくられた線。途中に駅が複数あるので、上下とも普通列車が設定されている。 また、貨物列車は下りは本線経由だは、上りは全列車が砂原線経由。かつて愛用した急行「はまなす」(札幌・青森)も下りは本線経由、上りは砂原線経由だった。 |
上 乗車した12時35分発長万部行き。気動車1両。 左 車内。昔ながらの固定クロスシートだが、片側が1人席であるのが特徴。 |
七飯をすぎて、本線から離れて、どんどん高度をあげていった。 |
大沼公園着。 ホーム1つの小さな駅だ。 下 大沼公園駅舎。 |
10分ほど歩き、大沼の湖畔へ。 |
上左 まず遊覧船に乗船。切符売場。 上右 乗船した船。 左 船の内部。 |
乗船場の近くは小さな島がたくさんあった。 下 駒ケ岳がよく見えた。 |
函館本線の鉄橋の下も通った。 下 鉄橋を越えた側を一周したあと、乗船場に戻ったが、乗船場に着く手前で、このあと歩く散策コースにかかる橋が見えた。 |
乗船場に戻ったあとは、散策コースを歩いた。小さな島をめぐる40分ほどのコース。船から見えた橋も渡った。 |
上左 散策を終え、レストハウスに入ると、地ビールがあったので、飲んでみた。 上右 「大沼ビール」というビールだった。 左 駅近くの「沼の家」で大沼だんごを購入した。40年ぶりだ。次に乗る列車の発車が近いので、持ち帰る。 |
大沼公園から森へは特急「北斗」に乗車。自由席特急券は320円におさえられていて、利用しやすい。 |
乗車した「北斗」。 下 森駅到着。 |
森駅を出て、10mほどのところにある「柴田商店」へ行き、いかめしを買う。 森のいかめしは、駅弁大会では良く出品されているが、駅で買うのは、一旦、下車が必要で難関だ。40年前にも、この商店で買っている。 |
許可を得て、店内を撮影。いかめしがたくさん並んでいる。 食べるのはホテルで。 |
通称、砂原(さわら)線経由の函館行きに乗車。 ここを昼間に乗るのは約40年ぶりだ。(夜中でもいいなら、約30年前に上り急行「はまなす」で通過している。) |
車内。片側が1人席の固定クロスシートは普段乗らないので、なかなかなか楽しい。写ってない側は2人席。 下 駒ケ岳がよく見えた。一方、海はほとんど見えなかった。 森から大沼間は、メインコースだと22.5kmだが砂原線だと35.5km。 |
上 七飯の手前で、藤城線が見えた。高架でかなり高いところを通っている。 左 メインルートなら特急で50分ほどのところを、1時間40分かけて函館に戻り、すぐにホテルへ。 夕食は、買ってきた「いかめし」と「大沼だんご」にする。「いかめし」は普通の弁当の半分の大きさの容器に入っている。昔からこんなに小さかったのかなって思った。 |
上 いかめしは3個入っていた。いかに詰められたもち米はほどよい固さ。味は駅弁大会で買う物と同じだが、駅で下車して買ったと思うと、より美味しく感じる。 左 大沼だんご。 下 どんなだんごだったか完全に忘れていた。開けてみても、思い出せないので、実質は初めて食べるようなもの。 こしあんが敷き詰められた下に、醤油味のだんごと同じ形のだんごがうまっている。 「いかめし」と「大沼だんご」で満腹で、これで夕食終わり。 |
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