3 日 目   長万部をへてルスツ
 朝食。海鮮丼にはせずに、刺身だけをいただく。そしてスパークリングワイン。
 
 前日にみつけていたイカスミカレーをルウだけいただく。
 
 デザートと抹茶ラテ。
 
 この日は、函館から倶知安までJRで移動。特に長万部・倶知安は、廃止の決まった"山線"に乗車する。後日、倶知安から小樽の"山線"も乗車する。

 ホテルの玄関を出ると、広場の先に函館駅がある。
 
 函館・倶知安は200q弱で、運賃は本州のJRなら3400円台なのだが、JR北海道は4070円と2割ほど高くなっている。

 函館・新函館北斗は、電化区間なので電車に乗りたくて乗車。新函館北斗・長万部は特急「北斗」、長万部・倶知安は"山線"の普通列車に乗る。

 新函館北斗・長万部の自由席特急券も同時に購入。函館・長万部の自由席特急券は1830円だが、新函館北斗・長万部となると1150円。新函館北斗から長万部は、ぎりぎり100q以下になるため。
 
 函館ライナーで新函館北斗に行き、駅を見た後、後続の特急「北斗」に乗り継ぐ。
 
 4両編成の交流電車、はこだてライナー。

 下左   前サボ。函館山と五稜郭が描かれている。

 下右   側面の行先表示。
 
 
 車内。通勤型車両で少し残念。

 下   線路を隔てた別ホームに停車中の「四季島」。

 JR東日本の豪華寝台列車だが、ツアーとしてだけ利用されるので、時刻表には表示がない。わかっていれば、早めに駅へ行って、近くで撮影できたのだが。
 
 新函館北斗では、到着ホームに新幹線連絡改札があり、すぐ向こうに北海道新幹線のホームがあった。
 
 東京行の表示を見ると新幹線がここまで延びていることを実感する。

 たまたまだが、10時53分発の「はやぶさ」は、新青森、八戸、盛岡、仙台、大宮、上野にのみ停車の最速列車だった。次は2時間後なのが不便な気もする。
 
 
 上左   特急「北斗」に乗車。

 上右   やってきた「北斗」。

 左   車内。
 
 
 上   森から長万部までは噴火湾に沿って線路があり、海が良く見える。

 左   長万部に到着。
 
 
 上左   ヘッドマーク。

 上右   駅舎のあるホーム。

 左   12時14分の特急で到着、13時29分発の倶知安行きで出発。

 右列の倶知安方面は普通4本とすぐわかるが、左列の函館方面、中列の苫小牧方面も、普通だけに限ると本数は少ない。函館方面は6本、苫小牧方面は4本。
 時刻表などを撮影していたら、貨物列車が通過していった。

 時刻表でわかる通り、普通列車はごく少数、特急は11往復あるが、貨物列車は何と26往復ある。

 新幹線開業後、新函館北斗・長万部がどうなるかだが、旅客営業は廃止されるだろうが、貨物をどうするかが問題。廃止に沿線自治体は合意するだろうが、廃止して困るのはJR貨物。おそらく貨物専用線として残ると思う。ただ所属はJR北海道かJR貨物かはわからないが。
 
 改札を出る。
 
 長万部駅。新幹線の駅舎はどこだろうか。まだ工事がはじまっておらず、わからなかった。

 長万部での接続が悪くて、1時間以上の待ち時間がある。でも、この待ち時間を利用して、長万部駅弁「かにめし」を食べるには好都合だ。
 
 
 上   駅から100mほど離れた駅弁店「かにめし本舗」へ。

 左   販売窓口。「かにめし」とみそ汁を購入。
 
 販売窓口の右手に弁当を食べるスペースが設けられている。退役した特急用車両の座席を利用している。窓枠も列車風につくられている。

 正面(撮影している自分の背中側)には画面があって、かにめしのことや長万部付近を走る列車のビデオが放映されていた。
 
 
 上左   かにめし。昔ながらの紙を弁当箱の上において、ひもで縛っている。

 上右   カニをほぐしてフレーク状にして、ご飯の上にちらしてある。約40年前に食べているが、昔と変わらないように思う。

 左   みそ汁。
 駅に戻り、13時29分発、倶知安行きに乗車。
 
 倶知安行きの気動車、1両。新型で今まで見たことがないものだった。
 
 車内。中央部は片側1人席、片側2人席の固定クロスシートがあり、車端部はロングシート。

 ほぼ全部の座席がうまり、ほとんどの客は倶知安まで乗った登山客だった。
 
 目名駅のホームと待合室。
 
 15時2分、倶知安着。到着したホームは新設されたホームだった。
 以前からあるホームは閉鎖されていて、工事が始っていた。ここに新幹線のホームを造るのだろう。
 
 旧ホームの端のほうの工事現場。

 下   倶知安駅の駅舎。
 
 
 しばらく駅の待合室で待ち、15時45分発のルスツリゾート行きのバスに乗車。
 
 
 上左   バスの終点、ルスツリゾートで下車。

 上右   ルスツリゾートと言ってもバス停がそばにあるホテルは「ルスツリゾート&コンベンション」。

 左   今回泊まるのは「ウェスティン ルスツリゾート」。バス停からは500mほど離れていて、モノレールを利用する。
 いったん「ルスツリゾート&コンベンション」の建物内に入る。入ったところで、モノレール乗場への行き方を聞いておく。

 指示にしたがって、遊戯用具の並ぶフロアを歩いて2階に上がり、さらに土産物店、カフェなどが並ぶ廊下を歩き、モノレール乗場に向かった。聞かなかったら迷子になりそうだった。、
 
 モノレール。
 
 モノレールの車内。
 
 モノレールに乗ると、まもなく「ウェスティン ルスツリゾート」の建物の独特なスタイルもよくわかった。

 中心から120度間隔で3つの方向に部屋のある翼が出っ張っている。遠くから見てもわからなかった。
 
 モノレールを下りて、さらに歩いて、1階の中心部に着いた。

 写真の中央の柱の向こう側に玄関がある。写真の右側がフロント、左側がビュッフェ式のレストラン。

 フロントで手続。ゴールド会員特典で、部屋はUGとのこと。2日間の夕食と朝食の予約もおこなった。

 ここには2泊するが、1泊はマリオットのクレジットカードの会員特典での無料宿泊。無料宿泊できるのは50000ポイント以下なので、50000ポイントで泊まれる日の中から宿泊日を決めた。もう1泊は有償での宿泊だが、3万円近い宿泊費で、1泊分の無料宿泊特典がなければ、とても泊まれない。(UGされた部屋は3万越えていた。無料宿泊分と有償のUG分を合わせると、ほぼマリオットのクレジットカードの年会費だ。)
 
 18階の部屋のドアを開けると、目の前にはメゾネットルームの下階と階段が見える。左手には上階の部屋のドアがある。
 
 先に上階の部屋に入ってみた。とても大きなベッドがある。

 上階を見ただけで、自分には不相応な良すぎる部屋だと思った。
 
 窓側から入口側を見る。

 下左   下階へ下りたところ。

 下右   下階のリビング。鏡がついている部分の向こう側はバス、トイレ、洗面所がある。さらに奥の方には、簡単な調理もできるカフェコーナーがある。
 
 
 カフェコーナー。左下には蛇口が写っているが、簡単な調理が可能。

 下左   バスとトイレは別々にあり、バスの外側でシャワーを使ったり、バスの外側で身体を洗うことができる。

 下右   洗面所は2つあり、タオル類も多く用意されていて、バスローブも置かれていた。
 
 
 カフェセット。カプセル式のコーヒーマシンも置いてあった。

 下   窓からの風景。写真の真ん中の右半分が「ルスツリゾート&コンベンション」。この一角から写真の左下までをモノレールが結んでいる。

 真中の左半分が遊園地で、その上の山へはゴンドラで上れ、最上部には塔などが見える。この斜面がスキー場で、翌日はここを歩いて上る予定だ。
 
 
 1時間ほど部屋でくつろいだあと、夕食で予約していた和食レストラン「風花」へ18時30分に向かった。

 
 
 店内。
 
 ワインを注文。グラスでは足りなさそうなので、1本頼んだ。注いでくれるのも気持ちいい。

 下左   「北海道ケルナー 白」。

 下右   醸造所は小樽市の「北海道ワイン」。辛口でフルーティーだった。
 
 
 
 
 
 上   料理は「風花会席」にしてもらった。

 前菜。あさりとふきの青煮、新たまネギそうめん、しめじとほたての煮干し。

 左   すずき酒蒸しのお吸い物。
 
 
 上   ひらめ、甘エビ、ホッキ貝の刺身。

 左   あいなめの照り焼き。
 
 
 上   アスパラガスの天ぷら。

 左   伊達鶏と留寿都産長いもの炊き込みご飯、小麦みそのみそ汁。
 
 苺のアイスクリーム。

 

 

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