4日目  富 山 市
富山城址公園
 朝食会場へ。

 下   カレーがあったので、カレーをいただいた。
 
 
 路面電車の1日乗車券を買いに、富山地鉄の富山駅に行った。高架化の工事をしていたので、ちょっと見ていった。

 鉄道線のホーム。ここから乗ったのも何十年か昔。
 
 1日乗車券。バスにも使えるいうだが、バスの乗車予定はない。
 
 駅ビルの中にある「富山駅」電停。駅ビルの中の電停、はじめて見た。
 駅ビルの中に、路面電車の踏切があるが、遮断機がないので注意が必要。
 
 駅から環状線に乗車し「国際会議場前」電停で下車。写真右側に写っているのが国際会議場。
 
 電停から富山城が見えるが、これは1954(昭和29)年に建てられた模擬天守。もともとの富山城には櫓はあったが、天守と呼べるものがあったのかはっきりしないようだ。
 
 城址公園の中では、1年半前の能登半島地震で破損した部分の工事をしていたところがあった。
 
 模擬天守は郷土博物館になっている。
 富山といえば薬売り。家庭に置き薬をして、次に訪問したときに、使った分だけ代金を集める。こんな商売が成り立つんだと思っていた。

 現在では、薬を簡単に買えるようになり、廃れてしまったが、一部では、行われているらしい。

 写真で、右下は、おまけで渡された子供用の紙風船。
 
 
 上   4階が展望室。金網があり、もともと周囲に高い建物があって、眺望はいまいち。城址公園を望む。

 左   千歳御門。別の場所にあったが、2018年に移築。城址公園で、唯一、江戸時代の建物である。
ガラス美術館と富山湾鮨
 短い距離で歩けるのだが、1日乗車券があるので、路面電車で「グランドプラザ前」へ。グランドプラザは、"お祭り広場"的な場所で、イベント会場のような感じ。

 ガラス美術館へ。この特異なデザインの建物には、ガラス美術館と図書館、それに富山第一銀行本店が入っている。
 
 玄関を入ったところ。ガラス美術館と図書館のカウンターの両方がある。
 1階には、銀行の入口もあった。
 
 1階から上を眺める。広いスペースを吹き抜けにして、空間をぜいたくに使っている。
 
 上から見た下の階。

 展示を見る前に、建築が気にいった。で、設計
者は、ってなるのだが、隈研吾だった。やっぱりねっ、って感じ。
 
 ガラス美術館の展示室は6、4、3、2階にあるのだが、驚いたのは、各階とも美術館と図書館のエリアがあったこと。階ごとに、美術館の階、図書館の階と分かれていなかったこと。

 まず、6階へ。6階は常設展で、「グラス・アート・ガーデン」として、ガラスを使った現代アートの展示。ここは撮影可だが、ネットでの公開は不可ということで、ここには掲載できない。

 4階は、コレクション展で、「ガラス×えがく」というタイトルで館所蔵作品を展示していた。ここは撮影不可。

 3、2階は、特別展「富山ガラス工房開設30周辺記念 Gahtering つなぐ想像力」。これは撮影可でネット公開も可。富山ガラス工房は、カラス産業の振興やガラス製品の普及のためにつくられた第3セクターのようで、宣伝の意味があるのかもしれない。、
 
 草の模様がガラスの中に描かれている。どうやって。こんなことができるんだろう。
 
 写真では見にくいが、白い部分にはレース編みのような細い線がはいっている。
 
 これは駅ビル内の電停で使われているのだとのこと。

 下   黄色の部分で使われている。
 
 ガラス美術館から数分のとコロニアル、昔ながらの薬屋「池田屋安兵衛老舗」へ。
 
 店内。

 看板にある「反魂丹」は江戸時代に人気のあった胃薬。昭和11年に開業し、「反魂丹」を復活製造している。
 路面電車で「西町」から「電鉄富山駅・エスタ前」へ。この電停は、東横インの真ん前だ。東横インの隣にある「とやま鮨」に入店。
 
 店内。

 回転レーンはアルノだが、ネタ名を書いたプレートだけが動いていた。常時そうなのか、昼食時はランチメニュー中心なのでそうなのかは不明。

 "富山湾鮨"を、タブレットで注文。
 上段  大トロ、アオリイカ、クルマダイ

 中段  ノドクロ、カニ、ヒラメ、甘エビ

 下段  サクラマス、白エビ、イクラ

 ほかに赤だし。

 普段なかなか食べられない、クルマダイ、ノドクロ、サクラマス、白エビなどを食べられよかった。  
岩瀬浜
 駅ビル内の電停から岩瀬浜行きに乗車。

 この区間は、かつては国鉄・富山港線だった何十年か前、乗車している。富山地鉄の路面電車に転換したさい、富山駅から一部の区間で経路が変わった。そのため、経路が変わった1kmほどの区間だけが新規乗車になる。
 
 新規乗車区間はあっという間に通り、かつて乗った区間に入った。

 車内は、クロスシートだ。

 下   岩瀬浜着。
 
 
 富岩運河の起点付近。

 下左   岩瀬曳山車祭のポスター。

 下右   岩瀬みなと祭のポスター。
 
 
 
 富山港の展望台とその向うの貨物船。展望台はエレベータがなく、階段を上がった。普通の建物で言えば7、8階に相当すると思う。
 おそらくロシアに輸出される中古車とそれを運ぶ船だろう。船はパナマ船籍だった。

 ロシア向けの中古車は、経済制裁によって、、1900cc以下の車に限られているが、それでもかなり多い台数でびっくりした。
 
 船の後部のほうにはもっと多い台数の中古車。
 
 日本海側の港への外国貿易船入港数(H25)。

 伏木・富山が新潟や下関をおさえて最も多い。

 ただし、ここ富山港からかなり離れた伏木港、それにおそらくその中間にある新湊港を合わせてなので、1つの港としては新潟や下関のほうが多いと思うが。
 
 ロシア向け輸出貨物取扱割合(H25)。

 富山が37%で圧倒的に多い。

 ロシア向け中古車仕出港割合(H26)。

 富山地区と伏木地区・新湊地区を合わせて富山は57%で圧倒的に多い。
 
 清酒「満寿泉(ますいづみ)」で有名な「枡田酒造」だが、岩瀬浜に蔵があるとは知らなかった。そのため、みつけたときはびっくり。ここは店舗で、蔵は少し離れたところらしい。
 
 「満寿泉」の看板。
 
 中に入ると、奥に試飲コーナーを発見。こりゃ飲まなきゃ、ってなった。
 
 試飲コーナー。
 
 30分、2000円の飲み放題に挑戦しよう。
 
 
 
 
 上左   純米大吟醸「満寿泉」。

 上右   ラベル。このあと試飲したものはラベルだけ紹介。

 左   つまみと水。
 
 
 
 
 上左   黒部ダム貯蔵酒「満寿泉」。2022年に貯蔵、2024年に搬出。他社と合同で14社の酒が貯蔵されたという。

 上右  令和7年2月22日の純米生酒「搾り」。フルーティーな感じ。

 左   「満寿泉×アンリ・ジロー 純米段吟醸」。シャンパーニュのワイン熟成に使った樽を取り寄せて、純米大吟醸を寝かせたもの。
 
 
 
 上左  ラベルには書かれていないが、平成6年醸造の純米大吟醸「満寿泉」。やや茶色っぽく変色していて、30年たつとこんなになるんだなってわかった。

 上右  輸出用の純米大吟醸。

 左   「ありみね」。有峰ダムの熟成酒で、ここでしか販売していないとのこと。

 30分で7種類試飲できた。
 
 旧馬場家。

 もと廻船問屋であった。
 
 奥は50mくらいあって、先に行った港の展望台のある通りに抜ける。昔はそこが海岸だったのだろう。
 とても広い座敷。
 
 旧森家。ここも廻船問屋であった。

 入口が立入禁止になっているようだ。
 耐震補強工事だった。
 
 昔の民家を利用した北陸銀行の支店だったが、2025年5月26日移転した。
 
 東岩瀬駅は昔のまま残されていた。ただし、駅舎のあるところからは乗車できない。

 東岩瀬から富山駅方面に戻る。
富山市美術館は失敗、夕食は「立山そば」
 富山駅の1つ手前の「インテック本社」前で下車し、富岩運河環水公園へ。ここを散歩しながら富山市美術館に向かう。
 
 対岸にわたる天門橋。
 
 牛島閘門。
 富山市美術館。

 18時閉館ということは調べていた。17時30分までに入らなきゃ、と急いでいたが、どうも様子が変だ。誰もいない。ひょっとして休館?嫌な予感がした。
 
 水曜休館だった。この日は水曜。18時閉館は調べたのだが、休館日は月曜と思い込んでいて失敗した。
 
 やってきた道を引き返す。

 富山駅北口に入る。
 
 この日は酒を多く飲んだので、居酒屋での夕食はやめた。かわりに「立山そば」でうどんを食べた。
 
 店内はがらがらだったが、食べているうちに客が増えてきた。
 
 白エビ天うどんとますのすしのセット。

 食後、宿に戻った。



 3日目 富山のトップ 全体のトップページ 5日目