9日目  ジ ョ グ ジ ャ を ぶ ら ぶ ら

 

服装に厳しい第2の王宮
 ジョグジャ滞在もいよいよ最終日。まだ行ったことがないところのうち、簡単に行けそうなところとして、パクアラマン王宮とフレデブルク要塞博物館があり、これらに行けばあとはゆっくりするつもり。

 朝食。前日とはメニューが違ってはいたが、やはり物足らなかった。

 下左  コーヒーとフルーツ。

 下右  ジョグジャに到着後すぐに行くべきだったが、終わりが近づいてようやくインフォメーションに行った。トランスジョグジャの路線図を手に入れたが、もっと早くもらっておいたほうがよかった。
 インフォメーションの前のバス停からトランスジョグジャでパクアラマン王宮のそばのバス停に向った。

 ジョグジャで王宮といえば、普通はマリオボロ通りの南側にある王宮をさす。入場の際は北と南にわかれているが、王宮としては1つだ。入場券上は分かれているが、同じ王家の王宮だ。

 ところがジョグジャにはもう1つの王家があるのだ。ソロと同じく2つの王家がある。このことはあまり知られていない。ガイドブックでも前回の訪問時は記載がなく、今回、記載されているのをみて初めて知った。そこで、パクアラマン王宮に向ったのだ。
   パクアラマン王宮は入場料は不要だ。門を入り、中庭に向ったとき、伝統衣装を着た警備員行く手を遮られて、何やら言われた。そして、指さされたのが、この看板。

 どうやら、半ズボンがダメで、入れてもらえないようだ。ぞうりもだめだが、サンダルはどうなのだろうか。あと、袖なしシャツも不可だが、服は大丈夫だ。

 サロンを貸し出しているわけでもなく、ホテルに帰って着替えて出直すことにしよう。
 バス停に戻り、反対方向のバスに乗車しよう。ところがマリオボロ通りは一方通行なので、1Aと反対方向に回る1Bは、マリオボロ通りの500mほど西の通りを北上する。

 加えて、バスに乗ってからわかったのだが、1km以上、バス停がない場合もある。1Bが北上する通りにはバス停がなく、トゥグ駅の西のほうまで、下りることができず、乗せられて遠いところまで行ってしまった。

 そのあと、ホテルまで戻ったが、時間のロスが多かった。30分ほど休憩。そして着替え。ズボンを長いのに替え、サンダルがダメなのかは不明だが、念のため靴にはきかえた。
  再び、トランスジョグジャでパクアラマン王宮へ。そして、門を入って、警備員に挨拶すると、笑って、OKと中に入れと合図された。

 ただ、1人の警備員がつかず離れずの感じで付き添っての見学となった。見学者みながそうなのか、自分の場合、いったん帰って出直してきたことから警戒されていたため特別な扱いだったのか不明。

 まず、博物館を見学。ただ、王家がなぜ別れたのかなどについてはわからなかった。
 
 続いて、儀式の行われる広間を見学。壁がないというのが、ほかのジョグジャやソロの王宮と共通している。広間のわきにはガムランの用具が置いてあって、儀式のときに使われるのだろう。

 無料ではあったが、そのかわり見学できる場所はごくわずかで、すぐに見学は終わった。
 
  王宮を出て5分くらい歩いたところにある「ジャムー・ギンガン」に行ってみた。

 ジャムーとは、何種類かの薬草の根、葉、茎を粉末にして混ぜ、スパイスを加えたりして作った粉末を水に溶かした漢方ドリンクのようなもの。植物性というのが特徴。

 この店は、パクアラマン王家にかかわってジャムーを作り続けてきた店らしい。
 
 店内。ローカルなカフェといった感じだ。
 
 メニューはたくさんあったので、一番上に書いてあったSEHAT PRIAを注文。

 茶色いのがジャムー。黄色いのは、生姜。味はというと、とても苦くて、飲み切るのに苦労した。
 
 ホテルへはのんびりと歩いて戻った。30分ほど。途中、橋があった。17年前にも見て印象的だった景色だ。

 
  ホテル近くまで帰ってきて、パダン料理の屋台があったので、昼食。

 パダン料理は店頭に数々の料理の皿が何段にも重ねられていて、それを店員がテーブルに並べる、あるいは、自分で食べたい皿を選んで運んでもらう、というイメージがある。しかし、この屋台は、数種類の皿の中から好みの料理を選んで、ナシチャンプル風にご飯の上にのせてもらうスタイルだった。とはいえ、肉や魚の料理が多く、ココナツミルクを使った料理が多いことなどはパダン料理の特徴だった。
 
 自分の皿。鶏、魚、イモ、そして何かの植物だが名前不明のものを入れてもらった。

 このあと、ホテルに戻り、すぐに長ズボンと靴をぬいでくつろいだ。2時間ほど休憩。
 
 フレデブルク要塞博物館へ。休憩しすぎて、16時までという開館時間に間に合うように急いだ。

 建物はオランダ統治時代の要塞がもとになっていて、展示内容は独立前後の事情にかかわるものが中心だった。
 
 このあと、中華街に行って、ビールを買おうかと思ったが、この日も全部の店が休業していた。写真のようにビールを売っていそうな店はあったのだが。
 
 マリオボロ通りの歩道上の路上屋台。
 
 チキンサテ。10本で30000ルピア(240円)。

 食後は、ホテルに戻って再び2時間ほど休憩。結局、この日は、昼間にあわせて4時間ほどホテルで昼休みをとっていたことになる。ちょっともったいない時間の使い方だが、たまにはいいかな。
 
 
 上左  夕食は、バックパッカー街で前日見つけていた外国人向けのレストランへ。

 上右  この店もビールはビンタンしか置いてなかったので、ビンタンビールにした。でも以前はアンカービールも取り扱っていたのだろうか。グラスにはアンカーのマーク。

 左  料理はナシチャンプル・スペシャル。量が多く、その点ではスペシャルだった。
 
 ジョグジャカルタ、ソロの観光は終わり。翌日は帰るだけだ。