4 日 目 エ リ チ ェ
エリチェへ向かう |
上左 5時に起き、前日に部屋に運ばれている朝食を食べた。5時30分に宿を出発し、10分以内でバスターミナルへ。 上右 エリチェへはトラーパニで乗り換え。トラーパニまでの切符を買う。往復14.1ユーロ。バス会社名はセジェスタ。セジェスタ遺跡からとった名だが、セジェスタへのバスは運行していない。 左 6時発のトラーパニ行きに乗車。このバスの向こうに止まっているのは6時発のカッステロベトラーノ行き。この時点では翌日はこのバスで、セリヌンテに行くのだなぁとか思って見ていた。 |
上左 6時に発車。あまり客が乗っていないと思っていたら、パレルモ市内の各所で客を乗せ、ほぼ満席になった。 上右 空港から市内に来た道を逆に走る。よって海のそばの道を走る。やがて、丘の上にセジェスタ遺跡が見えた。今回の旅では日数不足であきらめたが、ぜひ行ってみたい。 バスの中で、パレルモ泊の、あと2日の予定を考えた。計画では、セリヌンテとチェファルーに日帰りで出かける。でも、パレルモ市内では、ドゥオーモの屋根に上れてないし、ジーザ宮など訪問していない所もある。結局、セリヌンテ訪問はやめ、パレルモ市内でもう1日使うことにした。チェファルーは計画通り行く。 左 バスはトラーパニ駅の近くが終着かと思ったら、駅近くを通り過ぎ、港まで行った。7時45分着。下車地点の斜め向かいがパレルモ行きのバス停だ。 |
上左 港から駅までは1km
弱。駅そばのバスターミナルへ向かった。 トラーパニ駅は閑散としていて、あまり利用者がないように思われた。 上右 駅南側のバスターミナルも人の気配がない。港のバス停のほうが活気があった。 左 8時40分発のエリチェ行きに乗車。往復で3ユーロ。エリチェへはロープウェイもあり、眺めがよさそうだが、乗場までバスに乗る必要がある。トラーパニ泊なら、ロープウェイもありだが、今回はパレルモからの日帰りなので、往復ともバスにした。ただし、バスは本数が少ないのが難点。 |
エリチェを散策 |
上左 40分ほどでエリチェに到着。バスを降りてから城門に向かう。城門を入ってすぐ左にはドゥオーモがあったが、まだ開いておらず、最後に訪問することにしよう。 上右 城門の中の坂道を歩く。人通りはほとんどない。 左 Y字路を右に進んで、街の南東端へと向かう。 |
30分ほど歩いて街の南東のパリオ公園に到着。ノルマン城が開くまで少し間があったので、ここでしばらく休憩。 |
ノルマン城に向かう途中、トラーパニ市街を見下ろす。港の左側の平地は塩田。 |
ノルマン城。街のある山から少し離れた峰に位置していて、しばらく坂道を上がらねばならない。 共通券12ユーロを購入した。ノルマン城以外はガイドブックでもほとんど記載がなく、回るには、かなり歩かねばならない ところもあったのだが、購入時にはわからなかった。 |
城内には建物は残っていない。この付近には神殿があったらしい。壁の向こう側は崖。 下左 井戸の跡。 下右 浴場の跡。 |
続いて、ペボリの塔。ガイドブックの地図ではノルマン城のすぐ近くに書かれていた。実際、写真で見ても100mほどの距離感だ。 でも、ここに行くには、200mほど通り過ぎたところまで行ってから、坂道を下っていく。 下左 塔は建物から少し離れている。 下右 塔の中からの眺め。 |
上左 サンジョヴァンニ・バッティス教会。エリチェでは有名な教会だが、工事中で入れず。 上右 この教会の付近から街を外れ、坂道を下っていく。 左 15世紀にスペインがシチリアを支配した当時の兵舎。街から外れた崖上に建っている。 |
内部は博物館になっている。写真は漁民が使っていたボート。漁の道具が多く展示されていて、現地人が海の民であったことがわかる。 下左 いったん城外に出ていたが、中に戻る。そのときの城門。 下右 街に戻るには上り坂をダラダラ上らねばならなかった。 |
上左 すでに12時30分。レストランが見つからなかったが、”ULISSE”という店を見つけて昼食。 上右 レストランが少ないせいか、結構、客が入っていた。 左 パスタコンサルデ(いわしのパスタ)。いわしの形がまったくなくなっていたが、粉々になったいわしが大量に混じっていて、美味しかった。 |
上左 飲物はグラスワインの赤。 上右 パンは暖かくてよかった。 左 ビーフステーキ。分厚いステーキを想像していたら、まったくはずれで、薄くて大きな肉であった。塩コショーだけで味付けされていて、ソースは何もかかっていない。レモンとオリーブ油をかけていただいた。これがイタリア流か。肉の味を味わうにはよいかもしれないが、ちょっと物足りなかった。コペルト含んで30ユーロ(約3900円)。 |
食後は、コルディーチ美術館に向かった。途中トンネル状になった道路などもあり、面白かった。 下左 コルディーチ美術館。エリチェの出土物やエリチェ出身者の作品などが展示されている。 下右 ドゥオーモ。左手には鐘楼があるが、上がる元気がなくて上がらなかった。 |
上左 ドゥオーモの内部。大理石造りで全体的に白い。 上右 祭壇も大理石の彫刻で埋め尽くされている。 左 バス停に戻ると観光バスがたくさん停車していた。15時15分発のバスでトラーパニへ戻った。 |
トラーパニ立ち寄りとスフィンチョーネ |
トラーパニへのバス。写真の中央にヘアピンカーブの道路が見える。こうして高度をどんどん下げていく。 下左 バスを途中で下車し、ヘボリ博物館へ。もとはアンヌンツィータ修道院。 下右 小学生の遠足に遭遇し、一部は一緒に見て回った。 |
上左 続いて、隣にあるアンヌンツィータ聖所祈念堂へ。 上右 このあと、トラーパニの街の中心まで歩くと、祭りのような行列に遭遇した。あとで、復活祭の行事だとわかった。 左 風雨が強くなり、トラーパニでは、港の半島の先端にあるリニーの塔に行くのをとりやめ、港のバス停から予定より1時間早い18時のバスでパレルモに戻った。 |
上左 パレルモには20時ごろに到着。バスターミナルまで行かず市内の中心部で下車。夕食場所を探して、一軒のピッツェリアへ。 上右 店内。 左 飲物は、NASTRO AZZURROというビール。 |
パレルモ名物のスフィンチョーネ。 事前に調べていたのは、一口サイズだったが、大きさだけはピザ屋らしく、大皿ででてきた。 生地が分厚く、ピザというよりは調理パン。でも、生地にはちょっと甘みがある。タマネギやシチリア特産のチーズであるカチョカパッロがのっている。 普通の調理パンなら4つ分ほどある。最後は飽きてきたが、完食。 |
前日に行ったジェラート屋に再び行って、ピスタチオのジェラートをいただいた。 宿へ戻り、5時30分から始まった日帰り旅行が22時に終了。 |
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