3 日 目  龍 泉 洞 ・ 宮 古 

 

龍 泉 洞 へ
 この日は、前日予定していた北山崎の観光船乗船と、前日、観光船の代わりに行こうとしたけれでも、閉鎖の可能性があってやめた龍泉洞に向かう予定だ。

 朝食会場へ。前日の夕食会場と同じ場所だが、すっかり模様替えされている。感染症対策でアクリル板が設置されている。
 
 ビュッフェだったが、とる前にポリエチレン手袋をはめる対策がとられていた。

 下左   汁物はみそ汁のほか卵スープがあったので、卵スープにした。

 下右   コーヒー、田野畑産のヨーグルト、フルーツ。
 
 本来は8時20分にチェックアウトし、観光船が出る島越まで送迎してもらう予定だった。ところが、この日も強風のため観光船が欠航になった。

 観光船はあきらめて、龍泉洞に行くことにした。送迎車で駅に向かった。念のため、龍泉洞事務所に電話。この日は大丈夫だが、水没区間があり、そこだけは通れないとのこと。

 上右   駅では土産物も売っていたが、どれだけ売り上げがあるのだろうか。羅賀荘では、個人客はほとんど自家用車で、あとは団体がバス利用だったし。

 自分以外に同じ列車に3人乗ったが、みな地元客で宮古往復の切符を求めていた。往復だと割引があるようだ。往復券も硬券で、昔ながらの、細長い切符で、往路と復路を切り離す形のもので、久しぶりに見た。

 左   乗車した列車。岩泉小本で下車したときに撮影。列車の左に見えている建物が役所の総合庁舎。
 岩泉小本のバス停は役所の玄関にある。しばらく待って、岩泉消防署行きのバスに乗車。途中で龍泉洞に立ち寄る。

  下左   写真では客が写っていないが、数人乗車した。住民バスであるので、地元客が短区間の乗車をしていた。龍泉洞で下車した観光客は自分だけだった。

 下右   龍泉洞バス停で下車。中央の建物が券売所や食堂のある建物。

  龍泉洞は、秋芳洞、龍河洞とともに日本3大鍾乳洞と呼ばれる。
 
 
  上左   最初に荷物をコインロッカーに預け、入場券を買って、洞窟へ。

 上右   入洞すると、入口付近で、遊歩道の数cm下を水が勢いよく流れていて、ちょっと怖い。

 左   かなり長い区間で平坦な遊歩道が青くライトアップされている。

 前回訪問したのは40年以上前だったが、こんなに歩きやすくはなかったし、うす暗い電灯がところどころ照らしているだけだった。今は、歩きやすく、幻想的だが、冒険的な要素はなくなっていた。

 増水のため、脇道のような短い区間は通れなかった。
  龍泉洞の最大の特徴は、地底湖があること。見学コースだけで3ヶ所、ほかにも数ヶ所の地底湖がある。どれも深さが数十mある。

 写真で、光っている部分は水中に設置されたライト。写真の右端が遊歩道。

 下左  地底湖を見下ろす展望台へ向かうコースの分岐点

 下右   階段が続き、洞窟内の最高地点に達し、そこから少し下ると展望台。
 訪問時は感染対策のため、最奥部からの往復ではなく、最奥部から出口に出るようになっていた。

 出口へ出る途中にあったのが、山ぶどうワインの貯蔵庫。貯蔵庫のトンネルを出口への通路として利用していたのだ。

 下左   出口。

 下右   食堂で昼食。柵の下には川があり、その対岸には龍泉新洞があるのだが、閉鎖されていた。
 
 
  盛岡冷麺をいただく。

 盛岡冷麺は、キムチが入っているほか、スープは薄味で、麺はコシがあるなど、韓国の冷麺に似ている。でも、スープの酸味が弱いことや、焼豚などの具が入っていることは韓国の冷麺と違う。岩手県にきたからには、ぜひ食べたいと思っていたので、試せてよかった。
 
 岩泉小本方面へのバス。本当の行先は、駅をこえて、さらに先の大内田というところに向かうバスだった。
宮 古 へ
 岩泉小本駅の切符売場は、役所の待合室の中にある。売場が開いているのは、14時30分までと、かなり早く閉まる。
 
 宮古行きの切符は硬券だった。
 
 宮古行きに乗車。前日に行った新田老、田老も通って宮古に到着。

 宮古駅は、かつてはJRがメインの駅だったが、JR山田線が三陸鉄道に編入されたあとは、三陸鉄道がメインで、JRはわずかな本数の盛岡方面へのJR山田線列車があるだけだ。
 駅舎はかつては、JRの駅と三鉄の駅が別々にあったのだが、現在ではもとのJRの駅が、三鉄と共同利用になっていた。

 下左    かつての三鉄の駅。現在では三鉄の事務所になっている。
 
 
 上右   現駅舎と三鉄駅舎かつての三鉄駅舎の間に「さんてつや」という土産物屋があった。

 左    三鉄オリジナルの土産物をいろいろ売っていて面白かった。

 赤字せんべい。赤くて辛そうだったのだが、まったく辛くなかった。
 
 クロジカせんべい。

 「黒字化」とキャラクターの「黒鹿」をかけわせたネーミングで面白い。

 赤字せんべいにしても、クロジカせんべいにしても、赤字を逆手にとった商売だが、鉄道部門の赤字削減にどの程度役だっているのだろう。
 
 出発進行!さんてつくんの笑顔つなぐクッキー。

 キャラクター「さんてつくん」、三鉄車両、宮古駅の駅名標などが描かれたクッキー。

 赤字せんべい、クロジカせんべい(醤油味、塩味とも)、クッキーを購入。旅の途中におやつとして食べた。
 
 
 上左   魚菜市場に行くため。駅前のメインストリートを北上。でも、人通りがとても少なく、閉まった店舗も多く、廃れた感じだった。

 上右   魚菜市場の入口。ここから入って、右手が魚屋がたくさんあり、左手は生協のス―パーが入っている。

 左   魚屋は、パックされたものが中心で、魚のにおいはなく、明るく、床もきれいだ。魚屋で買った魚を焼いて食べるバーベキューコーナーもあった。ただし、魚屋と同じで15時で閉店。
 
 魚菜市場から駅へ戻る道を途中で折れ曲がり宿に向かった。

 泊まるのは宮古ホテル沢田屋。ホテルを名乗ってはいるが、中身は日本旅館だ。
 
 2夜連続しての和室。和室もたまにはいいのだが、2夜くらいにとどめておく方がいいかなとも思い、この旅での日本旅館はこれで終わり。

 下左   窓側から入口を撮影。

 下右   茶菓子。
 
 
 
 上左   北山崎の観光船の欠航の影響で、この日は訪問地が少なかったため、この宿にも早めに入った。おかげで、大浴場にも一番乗りでき風呂の、撮影ができた。

 上右   前日の宿に比べて大浴場は小さい。

 左   温泉ではないけれども、いいお湯だった。

 下左   少し休んだあと夕食会場へ。2夜続けての和風会席。日本旅館につきものの和風会席も、たまにはいいのだが、連続するとなると2夜かなと考えたのも、日本旅館を2日で止めておいた理由。

 下右   生ビール。
 
 
 
 上左   料理をグレードアップしておいたら、ついたのは、あわびで刺身か陶板焼か聞かれたので、刺身にした。どうしてかというと、前日の宿でも料理をグレードアップして頼んでおいたら、あわびが陶板焼ででてきたため。

 上右   宮古の酒、八重桜を冷酒でいただく。

 左   ご飯はうにご飯というのも前日と同じ。汁物は、この地方の郷土料理の「ひっつみ」。小麦粉をねって作っただんご状のものがはいり、白菜、ねぎ、しいたけなどの野菜が煮込まれた醤油味の汁。
 

 

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