7 日 目 ”ゆふいんの森”で久留米へ
この日の旅程は、夜中に検討して大きく変更。 もともとは、9時台の特急「ゆふ」で久留米に行き、久留米市立美術館をまず見るつもりだった。 ここは、以前は私設の石橋美術館だったが、久留米出身の洋画家青木繁や坂本繁二郎の作品の収集などが特徴、 ところが、久留米市美術館は工事のため年初から長期休館に入っていたのだ。旅程計画時は前年末で工事前だったので、気づかず、直前に知ったのだ。 それで久留米の見学必要時間が減り、一度乗りたかった特急「ゆふいんの森」で久留米に行くことにした。午前中はのんびりしよう。 JR九州の指定券は夜中には購入できず、6時から。それで、QRコードで開いていることを確認した大浴場へ5時に行った。 大浴場といっても露天風呂ほどの広さはない。 |
6時になって「ゆふいんの森」を予約。ガラガラのようだ。でも、先頭の展望席はとれなかった。 予約のあと、再び露天風呂を独り占め。 |
食事処で朝食。 朝食としては皿数が多め。 下左 よくあるメニューだが、美味しくいただける。 下右 再び、だんご汁をいただけた。 |
コーヒー。 食後はチェックアウトまで部屋でのんびりすごした。 |
チェックアウト後、車内で食べる昼食を用意しておこうと駅周辺を歩いた。 この店で、とり天や出汁まき玉子などを購入。「ゆふいんの森」は本来は、車内の売店で弁当を販売するのだが、コロナ禍のため販売休止というネット情報があったためだ。 |
重点措置のために、休業している店が多い。時間短縮も可能だが、休業にしている店が目立つ。特に居酒屋系は全滅状態。湯布院温泉に泊まる人のほとんどは2食付きで泊まるのだろうが、素泊まりだと食いはぐれるかもしれない。 「ゆふいんの森」は12時台の出発なのでカフェを探したが、カフェもかなり休業している。 |
2階にある食堂兼カフェが営業中だったので上がってみた。 |
店内。 ここでかなりの時間つぶし。少し退屈だったが、久留米で、美術館が工事中なのを知り、時間をもてあますよりは良い。 しかも当初、乗車予定だった「ゆふ」はとりわけ特徴がない一般的な特急なのだが、「ゆふいんの森」は乗車したかった特急だし。 |
やせうま。 だんご汁に入っているきしめん状のだんごにきなこをつけたもの。 下左 もちもちしただんごだ。きなこの甘みが広がる。 下右 緑茶。 |
由布院駅へ向かう。 朝、ネット購入した切符を緑の窓口で受け取る。 |
博多からの「ゆふいんの森」が到着。車内に入れるまでしばらく待つ。 |
側面。 |
入口を入ると階段があり、全車両とも50pほど高い位置が床になっている。 |
行先表示はまだ「由布院」行きのまま。その後「博多」行きに変わった。 |
売店のある車両はもともとビュッフェ車。側面には食堂車のマークが書かれている。 |
側面のYufuin
No Moriマーク。 |
博多行きは、この車両が先頭になる。 |
乗車できる時間になり、車内へ。自席は先頭車だが、一番前はとれなかった。これは一番前。 |
先頭車の座席。 |
車両の連結部。高い位置の床の高さでほかの車両に渡れる。 下左 車両ごと座席の色やデザインが違っていることもわかった。 下右 4人向けのグループ席もあったが、ここは販売対象になっていない。 |
売店。本来はビュッフェなのだが、テイクアウト専用になっている。車内放送では、座席で食べるのはかまわないとの案内もあった、購入している最中に列車が出発。 |
弁当は売ってないと言うネット情報を見ていたが、牛肉弁当だけは3個だけ乗せているとのこと。そのうち1個を買った。 それなら飲物は地ビールと言ったが、酒類は販売していないということで、ジュースを購入。 |
席に戻り、さっそくいただく。美味しくいただいたのだが、昼食用に買った食べものが余ったので、夕食に回す。 |
オレンジジュース。 |
頂上が平らになった山が見えてきた。伐株山(きりかぶやま)で、この地方にはいくつか見られ、メサと呼ばれる。 |
豊後森駅の手前に扇形の機関庫が残されていた。ミュージアムになっているようだ。 |
慈恩の滝。杉河内駅からすぐの場所にある。滝の裏側も遊歩道で行けるようだ。 |
久留米駅に到着。 |
青木繁の代表作「海の幸」を陶板画にしたものが置かれて目をひく。となりには坂本繁二郎の代表作の陶板画も置かれている。 「海の幸」の現物は東京のアーティゾン美術館(旧称・ブリヂストン美術館)が所蔵している。 |
1泊する「久留米ステーションホテル」。JR駅の近くにあるホテルは少なく、ここ一択だった。 西鉄久留米駅の近くには多数のホテルがあり、久留米の街の中心は西鉄駅の付近だということがわかる。 |
まだ14時だったが、部屋に入ることができた。 |
部屋に奥から入口側を見る。 市内の街歩きがあるので、荷物を置いただけで、すぐに出発した。 |
坂本繁二郎の生家。工事中だったが入ることができた。 |
水天宮。 水天宮は東京はじめ各地にあるが、それらの総本宮が久留米の水天宮だという。 |
梅林寺。梅園が有名なところからついた名前のようだ。梅はまだ咲いていなかった。 |
広大なブリヂストン久留米工場のそばの道路を延々と歩いた。 |
通りも「ブリヂストン通り」。 |
久留米城跡へ。石垣だけが現存している。 |
久留米城は江戸時代を通じて有馬氏の居城が置かれていた。本丸跡には篠山神社がある。 神社の祭神は有馬氏の当主のうち数人。有馬氏というとキリシタン大名であった事が頭に浮かうが、その後の変化はよくわからなかった。 最も最近の祭神は有馬頼寧(よりやす)で、中央競馬会(現・JRA)の理事長をして、その関係で競馬に「有馬記念」というレースがある。 |
久留米市役所。 下左 ムーンスター(旧・月星化成)の工場横を歩く。久留米のゴム工業ではブリヂストンに次いで重要な企業。ここに歴史館があり、入るつもりをしていた。 下右 ところが前年末に閉館になったとのこと。残念。 |
青木繁の生家。 下左 ブリヂストン創業者、石橋正二郎の生地の碑。 下右 文化街のアーケード。 |
西鉄久留米駅。この周辺が久留米で最もにぎやかな感じ。ここで夕食用の食べ物や飲物を買う。 下左 JR久留米行きのバスに乗車。 下右 夕食は部屋食にした。缶ビール。 |
西鉄駅近くで買った海鮮サラダ。 下左 湯布院で買った、とり天。 下右 湯布院で買った出汁まき玉子。 |
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