19 日 目   動物園と田原坂

 

 

 この日は動物園を訪問した後、午後は西南の役の古戦場、田原坂に向かう。

 朝食。野菜もしっかりいただけてよかった。
 牛丼とだこ汁。

 牛丼は滅多に食べないのだが、美味しい。"あか牛"といっていたが、熊本牛のことかな。

 郷土料理のだこ汁は具だくさんのみそ汁だが、特徴は団子が入っていること。
 デザートとコーヒー。
 
 駅前の電停から路面電車に乗車。終点近くの「動植物園入口」まで30分ほどかかった。
 1kmほど歩いて、熊本市動植物園に到着。
 入場すると、くまモンがお出迎え。
 まずは、お目当てのレッサーパンダ舎へ直行。

 2つの展示場を結ぶ空中通路を歩くところを撮影。
 めったにじっとしていないレッサーパンダだが、5秒ほど休んでいたところを撮影。
 動物園エリアをぐるっと一周。キリンの子供もいた。

 植物園エリアには行かなかった。

 
 上熊本行きのB系統の電車に乗車。熊本城の西にある洗馬橋で下車。

 この電停から上熊本までは専用軌道のようだ。
 洗馬橋で下車したのは太平燕の有名店「会楽園」に行くためだった。

 ドアに貼り紙があるが、何とこの日は臨時休業だということでがっくし。またの機会にしよう。
 
 予定を変更し、すぐ近くにあった洋食店「クレッセントみちなが」に入店。

 店頭の写真はうまくとれていなかった。
 
 1日10限定のサービスメニューはすでに売り切れていた。サーロインステーキセットがランチタイム1100円とは安いので注文。

 下   サーロインステーキセット。柔らかくて美味しかった。急きょ見つけて入った店だが、ここにして正解だった。
 
 
 
 上   洗馬橋から上熊本へ。撮影している自分の背後に路面電車の駅舎がある。写真の右手には熊本電鉄の駅舎がある。

 左   14時22分発、玉名行きに乗る。
 
 
 14時36分、田原坂着。山間の静かな駅だ。予想通りだが自分以外には乗り降りなし。
 
 駅名標。

 西南の役は、古来続いてきた日本の内戦の最後の戦いで最大の内戦。戦死者は関が原より、戊辰戦争より多く、日本の内戦で最多。西南の役でも、最大の激戦であったのが、田原坂の戦いということで、古戦場訪問をすることにした。
 
 大牟田方面ホームから、跨線橋を渡り熊本方面ホームに出て、外へ。

 問題だと思ったのは、ICカードの読み取り機が大牟田方面の出入口にしかなかったこと。熊本方面の電車で着いて、田原坂に行く場合、跨線橋で大牟田方面のホームを往復しなければならないのだ。
 
 案内板があり、回り方を考えた。

 薩軍墓地、七本官軍墓地、田原坂公園、田原坂、豊岡石橋の順に回ろう。

 豊岡石橋まで行くと、木葉駅に行く方が近いので、帰りは木葉駅からにしよう。
 
 薩軍墓地へは坂道を上り続ける。はじめは竹林の中を歩く。
 坂を上ったあと、ビニールハウスの並ぶ中を歩いて薩軍墓地に到着。

 大きな墓が2つあり、合葬墓のようだ。
 
 墓の周囲は公園になっている。
 
 七本官軍墓地。

 墓が整然とならんでいる。墓には氏名や戦死日などが彫られている。

 先ほど見た薩軍墓地とは大きく違う。薩軍は賊軍だったから、戦死者は放置され、ずっとあとになって遺骨を集めて合葬したのだろう。
 官軍墓地を出て、田原坂公園に向かった。官軍墓地の訪問者は少ないのだろうか、双子の犬に吠えられた。

 この双子の犬、動きがシンクロしていて面白かった。
 
 田原坂公園に到着。まず、「田原坂西南戦争資料館」へ。
 
 館内。

 官軍と薩軍の服装や装備、食事などが比較展示されていたが、薩軍が勝てる見込みのない戦争だったようだ。
 
 別館として、銃弾の跡が残る土蔵の復元があった。本物かと思ったが、写真をもとに復元したものだという。

 下   資料館のそばの展望台からの眺め。こちら側に薩軍、向うの山の側に官軍の陣地があったという。
 
 
 田原坂公園の中にあった「田原坂崇烈碑」。案内板が台風で倒れたのだろうか。その案内板を見ると、碑文は官軍をたたえ、薩軍を賊軍とみたものだった。
 
 田原坂を下った。急な箇所が3ヶ所あり、上から三の坂、二の坂、一の坂というようだ。
 
 二の坂の看板。
 
 豊岡石橋。19世紀初めの石橋で歴史的なもの。官軍はこの橋を渡り、田原坂へ向かった。そのためこの橋の付近で激戦があったという。
 
 木葉駅に到着。

 木葉発17時20分、熊本着17時43分。
 
 熊本着後、いったん宿に戻り、少し休んでアミュプラザへ。

 The seafood Beer Station KAENへ。

 おしゃれな雰囲気で生カキを食べられ、地ビールが飲めるようで入店。
 
 スタイリッシュな店内。ガラガラのようだが、奥のほうの窓際の席が人気のようでうまっていた。

 
 
 天草産の生カキ。熊本でカキを食べることになるとは予想外だったが、天草はカキの産地だ。

 下左   1杯目は、熊本市のダイヤモンドブリューイングの「YAMAYODARE Pale Aie」。

 下右   2杯目は、同じ醸造所の「人吉温泉ビール」。
 
 
 ブイヤベース。
 
 ついてきたパゲット。
 
 フタバフルーツパーラーの前を通りかかり、美味しそうな見本を見てたべていくことにした。
 
 フルーツバスケット。クレープ生地の中にフルーツがつまっている。

 

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