3 日 目   山鹿と装飾古墳館

「つばめ」で博多から熊本へ
 朝食は、宿の1階の居酒屋で。この日は洋食を選んだ。

 和食よりわずかに量が少ないかなと思った。でも、パンのお代わりはしなかった。

 内容も和食は福岡らしさを出していたので、和食を選ぶ方がいいかな。
 
 
 上   乗車するのは、8時51分発、熊本行き「つばめ」。

 この案内で初めて、6両編成であることを知った。新幹線で6両って。短っ、って感じがする。

 左   乗車した800系の「つばめ」。このタイプは「つばめ」とごく一部の「さくら」だけなので、出会いにくい。

 今回は、今まで乗ったことがない800系車両と「つばめ」に乗りたいことと、早割で「さくら」より割安な運賃がでていたことで選んだ。(普通の運賃では、九州新幹線内では「みずほ」「さくら」つばめ」の「運賃は同じ。)
 
 
 上   ドア横には、つばめマーク。

 左   側面の行先表示。
 
 車内。800系は、指定席だけじゃなく自由席も2列+2列。800系はグリーン車はない。 
 
 着席した席。
 座席の後側。木が使われている。そういえば、JR九州では在来線でも座席や床に木が使われている車両が目立つ。
 
 早割のネット予約の切符。券売機で発券。

 本来5170円のところ、3400円であった。同じ早割でも「さくら・みずほ」は3700円。
山鹿観光
 熊本着9時40分。博多・熊本間は、みずほ32分、さくら38分のところ、つばめ50分。

 熊本着後、駅前から路面電車に乗車。

 福岡地下鉄に続き、熊本市電もクレジットのタッチ決済ができた。
 
 辛島町で下車。桜町バスターミナルへ。

 なかなかきれいだが、見えている部分はショッピングセンターになっている部分。バスターミナルは、ここからは見えない部分にある。
 
 山鹿温泉行きのバス乗場。

 産交バスは、以前乗ったときにICカードが使えることを知っていた。空港線については、タッチ決済もできる。
 
 80分かかり、山鹿温泉バスターミナルに到着。でも、何だか人気(ひとけ)がなく、寂しいターミナルだ。
 
 
 上   12時少し前に山鹿観光スタート。まずは、さくら湯へ。熊本からのバスがここの前に停まったので、場所は判明。

 江戸時代に始まり、明治時代に改修され、昭和48年まで続いたが、取り壊された。平成24年に再建された。

 まず、温泉資料室があったので、昔の写真などを見た。

 左   龍の湯。再建後は、入浴には使われていない。

 
 
 天井に龍の絵が描かれているところから「龍の湯」と呼ばれた。

 下   (さくら湯のHPより拝借)

 ここでしばらく入浴。湯は透明だが、入浴していると肌がぬるぬるとしてきた。源泉かけ流しで、適温で気持ちいい。ここで入浴するため、タオルを持参した。
 
 入浴後、山鹿灯籠民芸館に向かう。その途中、さくら湯から道路を渡ったところに飲用温泉があったので、飲んだが、美味しくない。

 そして、足湯があり、くまもんが、山鹿灯籠をかぶって浴衣を着ている。手をつけてみたが、ちょっとぬるすぎ。
 山鹿灯籠民芸館。かつて銀行だった建物を利用している。

 
 
 山鹿灯籠。

 和紙で作られていて、金属製のものは使われていないのが特徴。
 
 制作の実演をしていた。これは建物の形をしたもので、建物型があるのでびっくりした。
 
 左は法隆寺の五重塔、右は金閣寺。灯籠といよりは紙細工といえる。
 
 八千代座に向かう途中、山鹿灯籠の販売店もあった。
 
 八千代座。

 明治43年につくられた芝居小屋。昭和30年代に映画館になり、40年代には閉館された。

 昭和62年から復興が始り、平成13年に修復が完了。

 
 
 客席と舞台。
 
 奈落(舞台の下)で、回り舞台を人力で回す装置。

 下   シャンデリアと天井広告。
 
 最上部。床の畳が傾斜していて歩きにくかった。
 
 訪問したのは5月21日だったのだが、その前々日まで坂東玉三郎の特別公演が行われていたようだ。
装飾古墳館
 2時間の山鹿散策を終え、バスターミナルに戻る。

 14時発の玉名行きのバスに乗車。小型のバス。

 下左   14時20分、「県立装飾古墳館入口」に到着。
 
 
 
 
 上左   ここを通るバスは平日は1日4往復で、装飾古墳館の開館中に往復するには、自分の行ったのと同じコースでないと回れない。土日祝は3往復で、ここに停車するバスで館へ行くのは無理。

 ただし、玉名行きのバスは、少し離れた道を通るバスを含めて1時間に1便あるので、それを使えば、土日祝でも別のバス停を利用して、バスで往復可能だとは思う。

 左   このバス停から装飾古墳館は1kmとあるが、丘を上がっていくので25分ほどかかった。
 
 
 上   横山古墳。

 九州縦貫道建設のため、ほかから移設された古墳。前方後円墳だということがよくわかる。内部は見られないが、装飾古墳である。

 左   装飾古墳館に到着。
 
 「こだい君」に出迎えられて入場。
 
 装飾古墳のうち、半分以上が九州にあり、その半分は熊本だとは知らなかった。しかも、菊池川流域に集中している。

 装飾古墳というと彩色のものだけと思っていたが、石室などの壁を削った模様なども装飾古墳になるらしい。
 
 展示室の周囲に装飾古墳のレプリカが10ヶ所ほどある。真中では出土品などの展示。

 大坊古墳。幾何学的な模様。

 下   千金甲1号墳。

 彩色の装飾のほか、左には彫った模様もある。
 
 
 屋上から建物の外観を見る。安藤忠雄の設計。

 下   岩原古墳群。装飾古墳ではない。
 
 
 岩原横穴古墳第1群。

 ここにたどりつくには、岩原古墳群からかなり歩き、階段を延々と下った。横穴の壁に彫刻がある装飾古墳も混じっている。

 海外では、断崖墓とか洞窟墓とか呼ばれることが多いと思うが、日本では、これらも古墳ということを知った。
 
 横穴古墳からバス停へは平坦な道を歩いて、16時20分発のバスに乗車。

 山鹿バスターミナルに戻り、17時発の熊本行きのバスに乗車。
ラーメン「桂花」
 熊本市街の近くで少し渋滞に巻き込まれ、山鹿から桜町バスターミナルまで1時間40分かかった。

 到着後、1泊する「東横イン 熊本桜町バスターミナル前」へ。
 
 チェックインし、部屋へ。いつもの東横インとほぼ同じ部屋。
 
 荷物をおいてすぐに夕食に出かけた。途中、東横インの「熊本新市街」があり、こちらのほうが桜町ターミナルから近いと思った。

 熊本ラーメンの有名店「桂花」本店に到着。
 
 店内。意外とすいていた。
 
 ビールはスーパードライの瓶だった。

 料理は、桂花ラーメンの炒飯Aセットを注文。

 桂花ラーメン780円、炒飯Aセット700円、ビール650円、計2130円。炒飯と五香肉のセットは単品よりかなり安くお値打ちだと思った。
 
 桂花ラーメンは駅前のショッピングセンター内の店で食べたことがあり、2回目。

 とんこつであるが、焦がしニンニクを入れていて、色が黒っぽく、味がマイルド。麺は太麺。これが熊本ラーメンか。
 
 炒飯。炒飯も旨くて、ビールによくあう。
 
 Aセットについてくる五香肉(ウーシャンロー)。

 香辛料のついた豚肉に唐揚げ粉のゆなのをつけて揚げたもの。

 3品とも美味しく、満腹になった。
 
 
 

 

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