3 渡 嘉 敷 島 へ
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宿で朝食をいただく。あまり期待していなかったが、ふーちゃんぷるやゆし豆腐など沖縄らしいものもあり、なかなかよかった。 |
感染対策で、1人用のテーブルが全員同じ方向を向いて並べられているので、まるで学校の授業風景のような感じだった。 |
7時30分から9時ごろまで部屋で一休み。その後、とまりん(泊港ターミナル)へ。 左が渡嘉敷行き、真中が粟国行き、右が渡名喜行き、写真のさらに右に座間味行きの切符売場がある。 |
乗客名簿を記入し、片道切符を購入。片道でも往復の仕様になっている。往路と復路で、フェリーと高速船を組み合わせた場合も利用できる仕様になっている。 通常の時期、渡嘉敷行きの船は、フェリーが1往復、高速船が2往復ある。フェリーと高速船を組み合わせれば、日帰りも可能だ。 でも、今回の旅の時期、1ヶ月弱の間、高速船はドック入りのため欠航でフェリーだけになっている。フェリーだけだと、必ず渡嘉敷で泊まらねばならない。 自分の場合は、渡嘉敷で2泊し、そのあと阿嘉島へ向かう。 |
上 10時発の渡嘉敷行きの「フェリーとかしき」。 左 船内からみた「とまりん」。 |
フェリーだけの1往復しかなく、緊急事態宣言が解除されてからかなりたつが、船内はすいていた。もっとも、雑魚寝部屋は地元の人で、この椅子席よりは人が多かった。 下 慶良間諸島に属する無人島の近くを通過し、まもなく渡嘉敷島。 |
上 渡嘉敷港に入港する直前、カーブしながら山を上がる道路の橋が見えた。 あんな高いところを歩くのかって思った。3つの橋を渡り、もっと先に、集団自決の跡地があり慰霊しにいくつもりだからだ。 左 渡嘉敷港に到着。 |
上左 送迎車。 上右 中型バスなので、そこそこ客がいるのかと思ったが、自分以外にはダイビング客3人組だけだった。 左 渡嘉敷港付近は村役場などがあり、村の中心なのだが、宿が多いのは数km離れた阿波連。ダイビングスポットになっている関係だ。 15分ほどで阿波連のペンション「シーフレンド」に到着。ここで2泊する。 |
ペンションのメイン建物に隣接して南側にロッジ棟がある。泊まるのはこちら。 |
ロッジ1階にある部屋。 |
部屋の奥から入口側を撮影。左の入口の中は、トイレとシャワー。 予約の際、ペンションのメイン棟とロッジ棟、またどちらもトイレ・シャワーの有無で、いくつかのタイプを選べたのだが、ロッジ棟でトイレ・シャワーありの部屋にした。 |
トイレはウォシュレットがあり、トイレとシャワーの間にカーテンがあり、トイレが水浸しにならなくてよかった。 また、冷蔵庫も各部屋にあるようで思っていたよりも快適にすごせた。 |
部屋で30分ほど休んだ後、昼食をとりに宿の食堂へ。 真ん中がペンションのメイン建物、右がロッジ棟。そして左の建物は、2階が食堂、1階が居酒屋があるほか、洗濯機コーナーやウェットスーツを干す場所になっている。 |
食堂に入ると、その広さにびっくり。ペンションが満室になった場合、朝食を提供するのには、この広さが必要なのかもしれない。 でも、この時は、客は自分ひとり。それでも休業せずに営業していることに感謝。 |
海鮮丼。とても美味しかった。盛りつけもきれい。みそ汁とつけものがついてくる。 |
午後は渡嘉敷島の南端まで歩いて行く。その前に阿波連のビーチに出てみる。ビーチに向かう途中に、阿波連小学校があった。 |
阿波連ビーチ。この時は誰もいない静かなビーチだった。 |
そして南端に向けて歩きはじめる。集落を出るとすぐに上がり道がはじまる。尾根まで出て、あとは尾根づたいに歩いていくようだ。 |
上りはじめてすぐに、阿波連ビーチがよく見える地点があった。 この後、尾根を出て、あとは尾根づたいに歩いたが、1時間ほど海は見られず、眺望のよくない道路を歩き続けた。 |
道路からそれて少し階段を上がったところに裏が丘展望台があった。島の南東側がよく見えた。 |
島の端も見えた。まだ1kmはありそうだ。その手前の低くなったところに東屋がある。 尾根づたいに山を下った付近のようだ。 さらにその向こうへ、山を上がると島の端があって、その先に別の無人島があり、灯台はその島にあるようだ。 |
阿波連園地に到着。阿波連の集落から4kmほど歩いた。島の端へは、ここからさらに少し山を上がらねばならない。 |
坂道を上がり、島の端(南端ではない)に到着。狭い海峡をはさんで無人島があり、その上に灯台があった。 すごいと思ったのは、阿波連の集落を出て1時間30分の間、誰にも出会わず、1台の車も見なかったことだ。大自然を独り占めしたようだ。(帰りには車に出会ったが、「渡嘉敷村」と書いた軽トラだったので、役場の仕事なんだろう。) |
上がってきた側を見る。下の方に先ほど通った東屋が見える。海を隔てて、阿嘉島、慶留間島などが見える。こちら側と阿嘉島などとの間の海が慶良間海峡。 |
ここの端は阿波連岬というようだ。 |
やってきた道を引き返す。阿波連の集落が見えてきた。往復で3時間歩いた。 |
最後にもう1ヶ所行っておこうと思った。 阿波連の集落をつっきり、反対側まで行く。阿波連ビーチの先端に丘があり、その上に展望台がある。そこまで行ってみることにした。 |
キャンプ場を抜けて丘の麓に向かう.。 |
麓から丘に一気に上がった。展望台からの阿波連ビーチ。 左端に阿波連の集落がある。丘と対面する山の中腹に見える白い線が、先ほど阿波連岬に行く時あがった道路。 |
阿波連の集落に戻り、バス停を見た。 これを見て、大ショック。 本来なら、10月〜2月は、9時、14時30分、16時の3本。このことは、旅行前に知っていて、翌日は9時の便で渡嘉敷港まで乗るつもりだった。 でも、本日の運行は14時30分の1便だけ。この時期、船は、高速船がドック入りで運休中のため、フェリーの1便だけになっている。それで、バスもフェリーに合わせた1便だけだったのだ。 翌日は、歩いて渡嘉敷港まで行ってやろうじゃないかって思った。 |
宿に戻る前に、新垣商店で飲物を買っていく。阿波連集落で唯一の商店だ。 |
宿に戻り、買ってきたばかりの、オリオンの発泡酒を飲み、1時間30分ほど休憩。 |
18時30分から夕食。この日は食堂ではなく居酒屋が食事会場だという。翌日は食堂。 この日は金曜、翌日は客が多そうな土曜。この日は客が少ないので居酒屋にまかせたのだろう。 |
居酒屋で食べるなら、自由に好みのものを一定の金額内で注文していいのかと期待したけど、残念ながら定食だという。 |
ジーマミー豆腐。 下左 飲物が別払いなのは、食堂の場合と同じだが、翌日、食堂で注文したときに比べて、アルコール飲料の種類が全然違う。 泡盛「渡嘉敷」を注文したが、これは食堂ではだしていなかった。 下右 渡嘉敷島の蔵で造ったのかと思ったが、製造元は久米島町の「米島酒造」だった。ただ、原料は渡嘉敷島産の黒米で、この泡盛は渡嘉敷島でしか飲めないという。 |
刺身。 |
魚のバター焼き。 |
豚鍋。 このときご飯をいただいた。 十分に満足できてよかった。良すぎて、翌日の食堂の夕食が貧相に思えた。この宿に泊まるなら、居酒屋を利用して、朝食だけつけるのがいいかなと思った。 |
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