5    阿 嘉 島 、 慶 留 間 島

 

 7時から食堂で朝食。前日は客が少なくガラガラだったが、この日は日曜で客がかなり多い。
 コーヒーとデザート。

 この日は阿嘉島へ渡るが、送迎車の出発まで1時間少々待つ。

 下   8時50分に送迎車が出発。客は自分だけ。2分で阿波連港に到着。送迎車の写真をとろうとしたら、あっという間に出てしまい、後ろ姿しか取れなかった。
 
 阿波連と阿嘉島、座間味島を結ぶ船は、1日に2往復で、しかも予約制だ。船はわずか12人乗りの「みつしま」で、座間味村営。 

 
 
 船内。ひょっとして船も自分1人かって思ったけど、ほかに4人乗船。

 渡嘉敷島も阿嘉島・座間味島も那覇との間に、フェリーや高速船を就航させてそこそこ客があるが、渡嘉敷と阿嘉・座間味の間は、人の移動がすくないんだなって思った。
 
 阿波連港を出発。
 慶良間海峡を渡る。
 
 9時25分、阿嘉島に到着。下船したのは自分だけで、かわりに1人乗船。下船のさいに料金を払う。船はすぐに座間味に向けて出ていった。

 このあと宿へ。荷物を預ける。部屋には外から直接に入れるので、キーを受け取った。荷物は部屋に入れておくとのこと。また、夕食の弁当がいるか聞かれた。素泊まりなので、夕食場所が心配だったので、弁当を頼んで、料金も払っておいた。
 
 「さんごゆんたく館」という観光案内所へ。地図などをもらった。展示も見学。

 下   阿嘉島の南にあるのが慶留間(げるま)島。この島へは、阿嘉島から阿嘉大橋がかかっている。700mほどのこの橋を渡って、慶留間島へ向かう。

 ちょうど、フェリーが到着するところだ。
 
 
 橋の中央部からの眺め。

 橋を渡ると慶留間島。慶留間島の集落は、阿嘉島の向かいではなく、阿嘉島とは反対側にある。
 
 慶留間島の集落へは海岸沿いの道路を歩いていく。その途中、特攻艇「震洋」の保管庫の壕があった。壕はその入口の半分以上が土砂で埋まってしまっていて、取り除いてほしいものだ。
 
 慶留間島で集落に向かう海岸沿いの道路。右上に見える島は阿嘉島。

 軽石がかたまって海岸近くに浮いている。
 
 集落に到着。まず、伊江村民収容地跡記念碑へ。沖縄戦のあと伊江島の住民がここに集められ収容されたということだ。
 
 旧家の高良家。

 
 かなり大きな住居だった。
 
 慶留間大橋を渡り、外地島に渡る。長さ200m強の短い橋。外地島側のたもとから撮影。
 ここに世界平和祈念碑がある。外地島が沖縄戦のときに、最初に米軍が占領した島であるからという。
 
 慶留間島を見る。右真ん中は慶留間小中学校。

 下  慶留間大橋を渡り、道路を進むと、慶良間空港で終わっている。

 外地島は無人島だが空港があるので、橋でつながっているのだ。空港への定期便はない。
 ターミナルビルにも入ることができた。ワンフロアの中の一部が搭乗待合室になっておるだけで、保安検査場や荷物の受取レーンはない。

 下左   柵越しに見えた滑走路。

 下右   ここから展望台に上がれ。滑走路全体を見られるらしいのだが、11月下旬とはいえ、暑くて上がるだけの気力が出なくて行かなかった。
 
 外地島から慶留間島をへて、阿嘉大橋を渡って阿嘉島へ戻る。

 港ターミナルの前に、歩行者は橋から地上に下りられるように階段があり、その階段を下りた。
 
 映画「マリリンに遭いたい」に登場した阿嘉島の雄犬の「シロ」の像。シロは座間味島にいる雌犬マリリンにあうために、阿嘉島から座間味島まで海を泳いで通っていた。
 
 沖縄戦のさい、米軍はメーヌ浜(阿嘉大橋の西側の浜)に上陸したが、これが米軍により沖縄上陸のはじまりだ。
 メーヌ浜にある太平洋戦争沖縄戦上陸之地」の記念碑。この日の宿のすぐ前のビーチなのでびっくりした。
 昼食には苦労した。営業していたカレー店に行くと、ご飯がなくなったって言われるし。

 やっと、食べられる店を見つけた。そばなどをでしている「ひびき」。
 イカスミの入った沖縄そば。
 イカスミの入った沖縄そばは初体験。普通の沖縄そばよりも固めかなと思った。
 阿嘉小中学校。
 拝所。
 樹齢400年という巨木。この木も信仰の対象で、木の向こうには小さな拝所がある。
 
 高さ1mくらいの拝所。
 
 
 上   阿嘉島にも特攻艇「震洋」の保管庫があるので行ってみた。

 左   案内板の写真に比べて、草が茂って、穴がわかりにくくなっていた。
 
 北浜(にしはま)展望台の上がり口。ここから階段を10分上がる。

 下   上がったところからは座間味島がよく見える。
 
 
 浜に下りてみる。
 
 北浜(にしはま)ビーチ。島は座間味島。黒い線は軽石。
 
 垣花商店で飲物や翌日の朝食にするパンを買って宿に向かう。
 
 この日1泊する「ハナムロ・イン阿嘉島」。朝に来た時に荷物を預け、キーを受け取っていた。道路から、テーブルなどのあるスペースをへて、直接に部屋に入れる。部屋に荷物が入っていた。

 トイレ・シャワーは共用だ。頼んでいた弁当は、冷蔵庫やレンジのある部屋においてあった。
 
 部屋の大半はベッド2つで占めている。1人利用だからか、一方のベッドだけにシーツがかけられ布団が置かれていた。
 
 部屋の奥から入口に向けて撮影。カーテンを閉めないと、テーブルのある共用のコーナーから中が丸見えになる。
 
 共用シャワーを使ったあとで、弁当での夕食。
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