7 平安座島、浜比嘉島など
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![]() この日は、4つの島に行くのだが、全部バスで回れる。とはいえ、それでは面白くないから本島と平安座(へんざ)島、平安座島と浜比嘉(はまひが)島の間は橋を歩いて渡る。 本島と平安座島の間の海中道路は橋でなく、堤防だが、恥ずかしながら、現地に行くまで橋だと思っていた。 |
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![]() ところが、案内がないままに終着の屋慶名バスターミナルの案内。びっくりして思わず「JA与那城は行かないんですかっ」と叫んだ。 ドライバーは、”経路が変更になっている。もう1年くらいになる”と言うが、”はじめて乗るので、そんなこと知りません”と言った。JA与那城への行き方を説明してくれたが、歩いて数分かかる。 写真は、下車したバス。屋慶名バスターミナルにて。 |
![]() さらに話をしていると、その人も本島と平安座島の間は歩くということだ。ただ、平安座と浜比嘉の間は歩かないようだ。自分が、浜比嘉で歩くまでの間、一緒に行きましょうということになった。 ほかに行くところを聞くと、自分と同じく、古宇利島と屋我地島の間の橋も歩く計画らしい。自分の今回の旅の概要も話した。 話しながら、JA与那城前のバス停に到着。 |
![]() 経路図の一番下に本島があり、現在位置でもあるJA与那城がある。 バスは、海中道路を渡り、平安座島へ。いったん浜比嘉島に立寄ったあと、再び平安座島に戻り、宮城島を経て、伊計島の南端に近いところまで行く。 JA与那城から伊計まで14qほどある。平安座から浜比嘉の一番奥までは3qほど、往復6qほどあるので、比嘉島の一番奥まで行くバスだと、伊計まで20q走る。所要時間は55分。 一番奥まで行くバスは少なく、多くが橋を渡ったところで引き返すので、4km、10分ほど短くなる。乗車する10時のバスは一番奥まで行くバスだ。 |
![]() 運賃はごく近距離は100円、あとは200円。終点まで乗るが200円だ。 |
![]() 下 本島から平安座島への海中道路。ここを実際に通って、初めて堤防の上の道路だとわかった。ずっと海中道路は橋だと思っていたのだ。 遠くに平安座島と浜比嘉島を結ぶ橋が見える。海中道路も同じような橋だと勘違いしていた。 |
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![]() 下 平安座島と宮城島の間は幅50mほど。一見、運河のような感しだ。 あとで、あやはし館での展示を見て知ったのだが、平安座島は元々はずっと小さかったが、石油備蓄基地をつくるために埋立を行い、その結果、宮城島そのすぐそばまでが陸地になったようだ。 |
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![]() 石油備蓄基地はすでに複数のところを見ていて、海上に備蓄している上五島以外はみなこんな感じだ。 |
![]() 下 終着の伊計売店前に到着したバス。55分かかったが、風景を堪能できてアッという間だった。 |
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![]() 下左 バス停。 現在地が「与那城伊計」と書かれている。乗車したのは「与那城屋慶名」。海中道路や橋で一体になって、同じ地域名になっているのを見て、もはや離島ではないんだなと思った。時刻表示が午前、午後と12時間制なのも、最近では珍しい。 |
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![]() ネット利用の通信制高校のN高の本校が廃校になった伊計小中学校を利用しているって話を聞いたことがあり、そのことを思い出した。この近くに本校があるはずだ。 N高のスクーリングは全国各地で行われているようだが、在学中に一度、本校でこの島ならではのスクーリングを受けるのだという。 左 集落内を少し歩いた。余裕があるならN高も見たかったけど、時間がなかった。 |
![]() 下 再び平安座島の石油備蓄基地を見ながら浜比嘉島までバスに乗車。 |
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![]() 歩いている堤防のすぐ下は干潟になっている。堤防から50mほど離れた海中で釣りをしている人がいる。水は足首あたりだ。 |
![]() ここは、水の入れ替えのためにだけ使われるところだが、水の通り道は少し深くなっているのがわかる。 海中道路は、歩いている足の下が地面だし、海面からの高さもわずかなので安心感があり、風が吹いているが怖くはない。これが橋だと、足の下には海があり、しかも海面からの高さもかなりあり、風の通り抜けるところになって風が強くて怖い。 |
![]() 4車線の道路で両側に歩道がある。 |
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![]() 海中道路の中間付近に埋立でつくった島にある。船の形をした建物だ この1階にレストランがあり、昼食をとる。すでに13時30分で、お腹もすいている。 下左 入口を入ると、左にハイサー食堂、右に海中食堂があり、右へ。 下右 店内。 |
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![]() 左 もぞくそばの麺。色も見た目もうどんにそっくり。食べてみると、コシがなく、うどんじゃないことがわかる。 |
![]() 海中道路ができた当時の地図模型があった。本島と平安座島の間は干潟になっている。橋じゃなく堤防にしたことを納得。 また、平安座島と宮城島の間にも干潟があって、ここを埋立てで石油備蓄基地にしたんだなってよくわかった。 |
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![]() 上右 海中道路にかかる橋の上から下を見ると、少し深くなっているところがわかる。 左 海中道路を歩き終え、無人島の藪地島に向かう途中に見えた渡ってきた橋。 |
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![]() 改めてバスターミナルを見ると、田舎の少し大きな停留所という感じで、那覇のバスターミナルからは想像のつかない、小さなところだ。 |
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![]() 上右 出されたお通しはもずく酢。先ほど、あやはし館で食べたばかりだが、仕方ない。 左 赤仁(あかじん)ミーバイ刺身。沖縄でよく食べるミーバイだが、刺身で食べるのは初めて。また、赤仁ミーバイは最高級のミーバイだ。 |
![]() チキナーは塩漬けしたからし菜のこと。いったん水で塩抜きして、そのあと豆腐と一緒に炒めてある。塩辛さは感じない。 |
![]() 焼きそばは、ケチャップ、ソース、塩を選べたので、沖縄らしいケチャップにしてもらった。 一見するとナポリタン。でも、焼きそば。しかも、麺は沖縄そばなので、見た目はうどんに近く、うどんのナポリタンのようにも見える。 翌日の朝食を買いにコンビニに立寄り、宿に戻った。 |
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