15    名護でレッサーパンダに会う 

 上   ヘルシーな朝食。上段、フーチャンプル、もずく酢、スクガラス豆腐、なす。下段、野菜じゃぶしゃぶ、ゆし豆腐、生野菜(ゴーヤ入り)。

 左   コーヒーとデザート。
 伊是名島で2泊を1泊にした関係で、1日の余裕日がでてきた。

 その余裕日を、レッサーパンダがやってきたネオパークオキナワ(名護市立の動物園)の見学にあてることにした。

 ネオパークオキナワへは、路線バスで行く場合、最寄バス停から2kmほど歩かねばならない。

 名護市では、2021年9月から2022年2月まで、コミュニティバスの実証実験をしていて、これを利用すれば、本数は少ないけれどもネオパークオキナワの玄関までバスで行ける。しかも無料。

 まず向かったのは、宿から500mほど歩いた「第一宮里」。ここからコミュニティバスに乗車する。
 
 
 上   コミュニティバスの路線図。3系統あるが、各系統とも本数は少なく、利用する場合は、事前に綿密に予定をたてないと使いづらい。

 実際に乗ったルートは「第一宮里」から 「赤」で「城十字路」へ。「名護十字路」まで行き「緑」で、「ネオパークオキナワ」に行く。見学後は、「緑」で「轟の滝」へ。帰りは「オリオンハッピーパーク」で下車、名護城跡へ行った後、路線バスで帰った。乗車計画とは少し違った。

 左   コミュニティバスは。琉球バスが運行している。路線バスとの区別は、前面や側面にコミュニティバスの表示があるのでできる。
 
 乗車したコミュニティバス。

 乗車時に行先を告げることが必要。

 実はこのバスは、終着の「名護漁港水産物取扱所」まで乗り、そこが始発の「緑」のバスに乗り換えるつもりだった。ところが、このバスが遅れて、乗り継げないと思ったので、とっさに「城十字路」で下車し、「名護十字路」まで歩くことにしたのだ。ドライバーには、行先の変更を申し出た。
 
 急きょ下車した「城十字路」バス停の看板。コミュニティバスだけのバス停にはこのような看板が設置されている。どの程度の本数かも読み取れる。

 このバス停から「名護十字路」まで300mほどあるのだが、バスを下車した時刻は、すでに「名護十字路」から乗り換える予定のバスが出発する時刻だった。それで、300m走った。

 しかも、走る途中で、次に乗車するバスが追い抜いたので、300m走り続けた。
 
 ラッキーなことに、信号があり、自分もバスも停車。少し休むことができた。

 信号が変わると共に、走ったが、バスはかなり前にある「名護十字路」バス停に停車。でも、またラッキーなことに、2人が乗車するのが見えた。おかげで、この写真を撮る余裕も生まれた。
 
 バス停では、前の客が乗るのを待って乗車。行先は「ネオパーク」と告げて乗車。

 観光バス用のバスだったのもラッキーで、快適だった。先ほど乗ったのは路線バス用だったし。
 
 ネオパークに到着したバス。20分ほどの乗車で、10時過ぎに到着。イオンに立寄るなど、遠回りしているので、距離の割に時間はかかった。
 
 乗ってきたのは10時7分発の「名桜大学」行き。見学後、乗車するのは13時59分発の「轟の滝」行き。ネオパークでは3時間30分ほど楽しめそうだ。
 
 バス停のすぐそばにネオパークの出入口がある。
 
 入園券と軽便鉄道乗車券のセット券。
 
 ネオパークにやってきたのは、沖縄初のレッサーパンダをみるため。普段の旅では動物園には行かないけれども、今回は行ってみることにした。

 普段の旅では動物園は行かないので、レッサーパンダを見るのは旭川の旭山動物園に次いで2度目かな。全国では50ヶ所以上の動物園にいるようだけれども。全国に動物園は110ヶ所あるようだし、その半分にレッサーパンダがいるようだ。

 時間の関係で、先に沖縄軽便鉄道に乗る。そのあとレッサーパンダに会い、さらに園内を歩いて一周する。

 
 
 軽便鉄道の駅舎。
 
 蒸気機関車の形をしているが、第3軌条式の電気機関車だ。

 下左   客車。

 下右   ホーム。
 
 
 
 池の端を橋で通っていく。池はアフリカの鳥などが飼育されていて、池とその周が部の全体がネットで覆われていた。

 下左   鉄橋もあった。

 下右   20分で駅に戻ってきた。
 
 
 後で園内を回ったときの写真。

 踏切では、線路に人が入らないように、列車が通らないときは線路側を閉じている。

 線路には第3軌条があることがわかる。
 
 ネオパークでレッサーパンダの公開は2021年7月22日から始まった。だから、まだ3ヶ月少々の段階だった。

 レッサーパンダは2匹いて、1匹は土産物売場やカフェがあるフロアの一角で飼育されていた。

 2匹のうち、こちらは「チャル」君(雄)。2018年生まれでくいしんぼう、りんごが好きらしい。
 
 
 木を模した遊び場があって、上がって下りていたのだが、とてもすばしっこくて、じっとしている間が少なく、写真をとる瞬間がなかなかやってこない。

 人間の胸ほどの高さの壁で仕切られていたが、あとはガラスや網はなく、そこで遊んでいた。
 
 えさやりの時間がやってきた。棒の先に刺したリンゴを食べるところ。
 
 リンゴをうまく取って食べているところ。
 
 もう1匹はガラス越しである飼育室に入っている。「さくら」ちゃん(雌)。2015年生まれで、こわがりさん、さつまいもが好きだとのこと。
 
 園内を歩いて回る。アフリカの鳥。

 この動物園は、熱帯の鳥類に力を入れている感じだ。熱帯でも、アフリカとアマゾンが多く、東南アジアはほとんどない。

 哺乳類は熱帯限定じゃなく、珍しい動物を見せている感じだった。レッサーパンダもその流れなんだろう。
 
 すばしこい鳥が多いが、珍しく顔を撮影できた鳥。なかなか変わった色あいの顔だ。
 
 いのししに似た動物が寝そべっているところへ、外からやってきたと思われるカラスが動物の体をつついていたが、動物はいたって平気。一回だけ体を起こして、体の向きをかえたが。

 園内を一周すると1kmほど。動物園としては大きい方だと思うが、動物はそれほど多くないので広々している感じだ。
 
 昼食は「アニマルカフェ」でとった。ここの売りはレッサーパンダを見ながら食事ができるってこと。

 写真で奥の方はレッサーパンダの飼育場。とはいえ、木に上ったりする場合以外は、レッサーパンダは見えない。
 
 いただいたのは「やきそばセット」。なんだか、お子様向けのメニューのようだ。
 
 食事しているすぐ横は、ガラス越しにワオキツネザル(正式にはワーレム―ルというようだ)の飼育場があり、自分のすぐ横で遊んでくれていたんで、ずっと見ていて、飽きることがなかった。
 
 「アニマルカフェ」の横はオリジナルグッズショップ。中心はレッサーパンダのぬいぐるみだった。
 
 2、3分遅れてやってきた13時59分発の「轟の滝」行きのコミュニティバス。

 下左  「轟の滝」バス停。滝には14時34分着。出発は15時なので、それまでの25分で滝を見に行く。

 下右  「轟の滝」。沖縄では一番落差のある滝のようだ。落差30m。
 
 
 
 
 10分ほど乗車するとオリオンビール工場の前へ。

 下左   工場前の「オリオンハッピーパーク」で下車。

 工場見学も考えたが、かなり早い時期から予約しないと無理なようであきらめた。

 下右   名護城跡へ。

 
 
 
 
 
 
 上左   石段を上る。

 上右   上ったところには小さな神社がある。ここが城跡かと思ったが、まだ上にあがれねばならないようだ。

 左   名護市街を見る。
 
 
 
 上左   さらに石段を上がる。

 上右   上がったところが名護城跡。歴史を物語るものは何も残されていない。

 左   石段を一気に下る。名護博物館があったが、休館中。改築工事によるもので、開館は2022年秋とのこと。
 
 スーパーがあったので、のぞいてみた。東江は”あがりえ”と読む。

 中に入ってみると、夕食はここで惣菜を買って帰り、部屋食にしようと、急に思った。予定外の買物。

 下左、下右   コミュニティバスは適当なものがなく、路線バスでバスターミナルへ。そして宿へ。
 
 
 
 
 
 上左   夕食は急に決めた部屋食。

 イラブチャーの刺身。

 上右   オリオン缶ビール。

 左   ゴーヤチャンプル。宿では電子レンジが使えたので温めていただくことができた。
 
 
 
 上左   ミーバイからあげ。

 上右   オリオンの黒ビール。

 左   沖縄そば。
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