21 平和祈念公園とひめゆりの塔 |
この日は、那覇空港のすぐ南にある瀬長島に立寄ったあと、沖縄本島でも最南部で太平洋戦争の激戦地だった跡につくらてた平和祈念公園。そしてその近くにあるひめゆり記念館に向かう。 朝食は24時間営業の食堂でとろうと思った。先に行った 「みかど」「三笠」の営業開始がまだで入れず、「いちぎん食堂」に入った。 |
この店のメニューには特徴があって、”〇〇”と”〇〇定食”があった場合、”〇〇”でもご飯などがついてくる、”〇〇定食”には、さらにマグロ刺身などがついてくるのだ。慣れないとよくわからないメニューだ。 ”〇〇定食”に軽石のために刺身がつかなくなっているとのこと。じゃぁ、何がついてくるのか気になって”定食”ものを注文することにした。 |
店内。写真に写ってないところに2人の客がいたが、以前の印象からは減っている感じだ。24時間営業を中止した(一時的な休止なのか、永久に変更なのかは不明だが)店を2軒、立寄ったあとなので、頑張ってほしいと思った。 |
「みそ汁定食」を注文した。 沖縄の”みそ汁”は具だくさんの野菜煮込みみたいな感じの場合が多い。ただ、普通の”みそ汁”の場合もあるので、値段で判断するとかが必要だ。 この店では、単品の”みそ汁”にもご飯がつき、”みそ汁定食”になると、さらにおかずがつく。そのおかずが以前は刺身だったが、ポーク玉子に変更されていた。 |
上左 食堂に近い美栄橋駅から県庁前駅まで歩いた。県庁前駅とバス停の県庁前がある交差点の中間に東京バスの「国際通り入口」バス停がある。 上右 どうして東京バスなのかわからないが、ここから空港、瀬長島を経て糸満市役所まで東京バスが運行している。 左 空港の1階を通る。右がモノレールの駅で、空港ターミナルの地上には行ったことがないので、新鮮な風景だ。 |
上左 「瀬長島ホテル」バス停で下車。 上右 バス停近くからは那覇空港が見渡せる。ターミナルがよく見える。 左 「ウミカジテラス」。4段になった商店の列があり、沖縄土産の店やカフェが並ぶが、時間が早くてほとんどまだ開いていない。 |
30分後のつぎのバスで糸満市役所に向かう。道路向かいの建物は瀬長島ホテルで、瀬長島温泉もある。 瀬長島は埋立で本島と陸続きになり、海岸にある小高い丘という感じだ。 統計上はもはや「島」ではなく、沖縄県のHPでも島の一覧の中に掲載されていない。今回の離島訪問の対象にも含めなかった。 |
上左 「糸満市役所」バス停。 上右 糸満市役所。 左 これから摩文仁へ向かうが、「糸満市役所入口」バス停が「糸満バスターミナル」の次のバス停なので、バスターミナルは近くだと考えた。 市役所近くで、"入口"というバス停を探したが、なかなか見つからない。かなり動いて、ようやく1km以上離れたところにあることが判明。1時間近くロス。 入口バス停からバスターミナルはすぐだったが、直前に乗るべきバスが行ってしまい、結局、予定よりも1時間30分遅れになってしまった。写真はバスターミナルの管理棟で、旗のたつところがバス停である小さなバスターミナルだ。 |
上左 乗車したバス。 上右 「平和祈念堂入口」で下車。 左 平和祈念堂や摩文仁のエリアは20年ぶりの訪問だ。予定より1時間30分遅れてしまったので、平和祈念堂での慰霊はとりやめ。 |
沖縄県立平和祈念資料館へ。展示内容がかなり変わったろいう話も聞いたが、20年前印象に残ったものはそのままだった。 |
館内の展望室から見た祈念館の屋根。赤瓦の民家風の屋根になっている。 |
中央に平和の礎(いしじ)が見える。沖縄戦の全戦没者名を書いたもの。その向こうの丘が摩文仁の丘で、慰霊碑などがある。 |
見学を終え、平和の礎に向かう途中に、振り返ってみた平和祈念資料館。 |
平和の礎のそばの円形の広場の中央には炎が灯されている。 阿嘉島に行ったときに、採火された火のことが書かれた碑があったのだが、よく理解できなかった。阿嘉島(米軍の最初の上陸地)の火なのだ。これに、広島と長崎の火も合わさっていて、雨でも大丈夫なように地下でその火が保存されているという。 |
上左 すでに13時を回り、お腹もすいてきたので、摩文仁の丘に上がる前に昼食。公園内の食堂でとろうと思っていたけれども、休業中で、公園の外にでて店を探した。「平和園そば」という食堂が営業していて、食いはぐれずにすんだ。 上右 店内。 左 沖縄そば定食。天ぷらがたくさんついていて、沖縄そば単品、天ぷら単品の値段と比較して、かなりお得なメニューだった。 |
上 摩文仁の丘へ坂道を上がった。平和祈念堂や平和祈念資料館が良く見える。 左 摩文仁の丘では億縄戦の最後の激戦があったところで。慰霊碑がたくさんたてられている。 都道府県ごとのものが多いが、全都道府県の慰霊碑があるわけでない。このあたり、どうしてなのか疑問に思う。 |
国立沖縄戦没者墓苑。 戦没者の遺骨をおさめた国立の墓。たくさんの慰霊碑が並ぶ中でも、ひときわ厳粛な気持ちになる。 屋根のある建物の向こう側の壁のところに黒御影石と香炉が献花台の上にある。そこで慰霊をおこなった。 |
摩文仁の丘の最も奥に、牛島司令官と長参謀長の墓がある。 |
第32軍司令部壕。摩文仁の丘から海側へ少し下ったところにあった。 |
摩文仁の丘の一番奥の一番高いところから階段で下りられるようになっていて、階段で一気に下へ下りた。 |
上左 「平和祈念堂前」から「ひめゆりの塔前」へ。 上右 「ひめゆり平和祈念資料館」が2021年4月にリニューアルオープンしたということで、機会があれば行こうと思っていたのが果たせた。 左 白いのが新しいひめゆりの塔。そのすぐ右下にある小さいのが古いひめゆりの塔。新しい塔のすぐ前に野戦病院の壕の入口がある。 |
資料館の入口。内部は撮影禁止だった。 ここも20年前に訪問している。展示が大きく変わったということだが、そのことは見学してすぐにわかった。 女生徒の日常の学校生活の紹介が写真を交えてあったが、以前はなかった。女生徒の普段の生活がわかったのはとてもよかった。 |
1時間後のバスで糸満バスターミナルに戻り、那覇行きのバスに乗換えて那覇バスターミナルへ。 糸満から那覇へのバスだが、那覇バスターミナルへ行く場合、旭橋で下りないと、ずいぶん遠回りして那覇バスターミナルに入るので注意が必要。 |
もう夕食時間になっていたので、夕食をとってから宿に戻ることにした。 朝食時には開いていなかった「三笠」が営業していたので、ここで食べる。 |
店内。そこそこ客が入っていた。 |
ちゃんぽん。 長崎などのちゃんぽんは麺だが、沖縄のちゃんぽんはご飯もので、ご飯の上に野菜を卵をとじたものがかけられている。 この店では「ちゃんぽん(三笠風)」とメニューに書いてあり、沖縄のちゃんぽんの基本スタイルに似ているが、たまねぎとひき肉の卵とじをかけてあるのが、ほかの沖縄の店とはちがっている。 このあと、宿に戻った。 |
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