3   与 那 国 へ

 

 朝食は、前日選ばなかったものを中心にいただく。2日間では全種類制覇は難しい。

 デザートとコーヒー。デザートも前日選べなかったものを中心に選んだ。

 ロケーションも部屋も朝食も満足な宿だった。
 いよいよ今回の旅の目的地、先島諸島に向かう。まず、一番遠い与那国島に行って、少しづつ戻るというコース。

 チェックアウトし、2階通路を歩いて牧志駅へ。通路の下の公園も「さいおんスクエア」の一角。

 前日とうってかわって、涼しく、上着が必要。
 上   ゆいレールで那覇空港に着き、荷物を預け、保安検査を受けて、制限エリアへ。

 向ったのは、バス利用のJTA、RACの離島便が使う28番ゲートそばのサクララウンジ。写真で右端のところで、目立たない。

 左   案内板がなければラウンジとはわからない。ドアも手動で、ラウンジでは珍しい。
 席数10数人の小さなラウンジで、内装も簡素なもの。

 下   出発案内を見てびっくり。搭乗する与那国行きは「与那国空港強風のため石垣空港に向かうことがあります」と表示されている。

 那覇から与那国は500q以上離れているので、那覇とはかなり天気が違うこともあるんだろう。
 
 アルコール飲料はオリオンビール一択。サクララウンジでグラスではなく、紙コップなのはここだけかも。

 1時間ほど滞在したが、自分以外には2、3人いただけで、ゆったりできた。

 下左   琉球エアコミューターNU725与那国行きに搭乗。

 下右   バス連絡。
 
 搭乗。RYUKYU AIR COMMUTERと書かれた機体に乗るのは16年ぶり。

 下左   機内。

 下右   飲物サービスはシークワーサージュース一択。
 
 無事に与那国空港に着陸。

 機体からターミナルに歩くときに強風を感じ、この風でも下りられるのかと思った。逆に、下りられないほどであってもあきらめがつくほどの風だ。

 荷物を受け取り、外に出ると、宿の人が待っていた。
 
 送迎車で宿へ。民宿「もすら」で2泊する。

 与那国の有名なものに、世界最大級のガのヨナグニサンがあり、それにちなんだものだが、怪獣モスラを連想してしまう。
 
 部屋へ。簡易ベッドと小さなテーブルがあるだけの簡素な部屋。

 ナイトウェアやかみそりがないことが事前にわかっていたので、持参した。歯ブラシはあったのだが、1本だけだったので、2日間、同じのを使った。
 
 奥から入口側を見る。建物外に出るドアが左端に見えている。

 シャワー・トイレは共用だが客が少ないのか、ほかの客とかちあうことはなかった。

 洗濯機が使え、しかも洗剤も無料なのがよかった。
 
 上   強風で小雨も降っていたが、西崎(いりざき)に向かう。那覇よりも寒く、ダウンを着て外出。

 港を通るとき、石垣行きの船が出て行った。船は石垣から与那国に木曜について、金曜に石垣に向かうはずだ。この日は木曜。どうしてなのかは、掲示を見てわかった、この日は天候が悪いので、到着後すぐに石垣に戻るのだった。

 左に西崎の灯台が見える。ここに向かう。

 左   30分ほど歩き、与那国島最西端、日本の最西端である西崎に到着。石垣より台湾のほうがわずかに近く、札幌とバンコクが同じ程度の距離というのには驚く。

 天気がよいと、この碑の向こうに台湾の山が見えるらしいが、この日は見えず。
 
 上左   灯台。

 上右   久部良港を見下ろす。

 左   いったん港へ降りて、反対側の丘に上り、クブラバリへ。

 写真の左端の溝がクブラバリ。島の妊婦を飛ばせて、人減らしをしたという。
 
 宿に戻り休憩後、18時30分で予約している居酒屋「海響」(いすん)へ。

 与那国の宿は、どこも夕食は出ず、居酒屋を予約しておくことが勧められている。
 
 予約していなくて、入店できなかった客もいて、予約しておいてよかった。地元客と観光客が半々くらいの感じ。

 下左   飲物は泡盛「どなん」。

 下右   製造所は与那国町の「どなん酒造」。
 
 
 カジキ刺身。

 与那国周辺はカジキの産地。
 長命草のヒラヤチー。

 長命草は、与那国島に自生するせり科の野草。ヒラヤチーは、小麦粉を水で溶き、いろいろな具材を混ぜて焼いたもの。

 下左   泡盛「海波」。にごり泡盛で少し白濁している。

 下右   製造所は与那国町の「島元酒造所」。
 
 豚しょうが焼き。
 
 あだんの天ぷら。

 あだんは熱帯の木。

 宿に帰るときも、強風で小雨だった。
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