9 西 表 島
|
朝食。 この日は、石垣滞在の最終日で西表に行く。上原便が運航されるなら、浦内川上流のトレッキングと祖納集落、上原便が欠航なら大原便と連絡バスを利用して浦内川上流だけ行こうと思う。 トレッキングシューズを履いて出かける。 |
八重観は、上原行き、大原行きともに8時30分発。案内板を見て決めるつもりで離島ターミナルへ向かった。 案内板を見て、上原便は欠航。大原便を利用して、大原から連絡バスを利用することにして切符を購入。 すぐ大原行きに乗船。 |
座席配置が特殊。窓側に3人席があり、一段低くして1人席。1人席はあとで付け足したのかな。 |
運賃は、上原行きの往復で、往路は大原への乗船券と大原から上原への連絡バスの乗車券が渡された。 上原行きが運航の場合は、上原から白浜まで無料の連絡バスが運転される。この日の場合は、上原までのバスがそのまま無料バスとして白浜まで運転される。 |
復路は上原発の乗船券で、連絡バスと大原からの石垣行きの船に乗船できる。連絡バスに乗車するときに、この乗船券を見せる。 復路の連絡バスは電話で予約しなければならず、大原に着いてから電話しよう。 下 大原着9時15分。大原港ターミナル。 |
八重観の連絡バスに乗車。 西表島は2002年には2泊し、2007年には1日ツアーでやってきている。1日ツアーは、内離島にも行くという今はないコースだった。16年ぶり、3回目になる。これから行く浦内川は2002年以来21年ぶりだ。 |
上原をすぎ、浦内川で下車。ここまで1時間強。 下 遊覧船乗場まで5分ほど。 遊覧船の乗船券を買って、11時の出発まで少し待つ。 |
乗船。 下流では川幅は200mほどある。浦内川は沖縄県で一番長い川でもある。 |
屋根とフロントガラスはついているものの、横の壁はない船だったので、寒かった。 |
沿岸はマングローブが続く。マングローブは、川と海が接する汽水域に育つ植物の総称。 浦内川など西表ではメヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギがほとんどだという。違いの説明も聞いたが、よくわからなかった。 |
マングローブの中には背の高い木もある。 |
板根(ばんこん)という板のようになったすごい根のものもあった。 |
11時30分、上流の船着き場に到着。 帰りの船は、1時間30分後と3時間後がある。昔の旅行記を見ると、21年前は1時間30分後の船に乗っているが、今回はそれは無理と考え、3時間後の船に乗るつもり。 |
トレッキング。マリュドゥの滝までは、あまりきつくない道だ。 でも、次第に暑くなり、ダウン、セーターと脱ぎ、長袖シャツの袖をめくった。 |
30分弱でマリュドゥの滝の展望台へ。3段で、それぞれ高さ数mの滝がある。 展望台は滝から少し離れているが、滝のそばまでは行けないので、展望台からの見学になる。日本滝100選に入っている。沖縄で100選に入っているのはここだけ。 |
マリュドゥからカンビレーまでは、アップダウンがあるうえ、写真のように小さな川を越すところが複数あった。この日は降ってないが、雨の降った後などは大変だろう。 |
カンビレーの滝。マリュドゥの滝に立寄った時間も含め1時間10分で到着。 落差はあまりなく、緩い傾斜の岩の上を水が200mくらい滑り落ちていく。 |
ここで休憩し、昼食。 石垣のコンビニで買ってきたチキナーのポーク玉子おにぎり。 |
戻りは下りであることと、マリュドゥの展望台に立寄らなかったため50分ほどで戻れた。 船の出発まで40分ほどあったので、川まで下りて休んだり、汚れたトレッキングシューズを洗ったり。 |
14時30分発の船に乗船。 |
浦内川の乗船場から下船場まで8kmほどあり、行きはマングローブの解説などがあったので30分かかったが、帰りは乗船場へ直行なので20分ほどで戻った。 |
上 大原行きの連絡バスは16時5分。 1時間以上あるので、乗船場から1qほどのウタラ炭鉱跡に行こうとした。かつて西表島にあった炭鉱の中で最大のもので、見学できるように木道があるのだ。ところが、工事中。 左 バス停近くのマングローブなどを見て時間つぶし。 |
上左 浦内川から乗った連絡バスはバン。 上右 客が多いということで、上原港で少し大きなバスに乗換え。バスの配車の関係で少し遅れた。 左 イリオモテヤマネコ注意の標識を発見。 これは西表島にしかないレア標識だ。 |
上原と大原は同じ西表島とはいえ40kmも離れている。その間、単独の建物は別として、集落はない。 バスが大原港に着くとともに、石垣からの船が入港してきた。手洗いだけ行ってすぐに乗船。 17時30分発で、これが最終便。 |
石垣に18時15分着。いったん宿に戻り、トレッキングシューズを普通の靴にはきかえる。 無料のオリオンビールをいただいて、30分ほど休憩してから、19時に居酒屋「ひとし」へ。 |
カウンター席に着席。靴を脱いで店に入り、カウンターは足元が溝になっていた。 下左 「石垣島地ビール」が飲めるようだったので注文。 下右 醸造所は石垣市の「石垣島地ビール」とわかりやすい。 |
石垣産本マグロ3点盛り。左から、大トロ、中トロ、赤身。 石垣がマグロ産地だとは今まで知らなかった。美味しかった。 つまとして、赤身の下に海ぶどうがたくさん入っていたのもよかった。 |
お通しは、枝豆。 下左 「石垣島マリンビール」。 下右 これも「石垣島地ビール」会社製だが、かなり軽くてどんどん飲める感じ。 |
石垣牛すじ赤ワイン煮込み。 とても柔らかい。パケットつき。 |
イカスミ焼きそば。 八重山そばを使っている。 そばの量が多く、なんとか食べきった。満腹になって、宿に戻る。 |
8 へ 先島諸島のトップ ユーラシア紀行のトップ 10 へ |