2 日 目 ラ オ ア グ
ラオアグへ空路移動 |
この日は第2ターミナルから11時30分発のフィリピン航空国内線でラオアグに向う。9時30分にターミナルに着くために、9時にタクシーに乗ろうと思う。前日に乗った空港が運営しているシャトルバスはあてにできないので、タクシーを利用することにしたのだ。 7時にレストランへ。朝の便に乗る人が多いためか、かなり混雑していた。 |
以前のフィリピン旅行のさいに気づいていたのは、ホテルの朝食がビュッフェのときには、干し魚を焼いたものがでてくることがあるということ。 ちょっと期待していたのだが、このホテルでも出ていた。写真左側は、札にTUYOとあるが、塩気の強い干し魚だ。ご飯がすすみそうな干し魚だ。右側はイカだ。かなり硬く、日本ではスルメとかアタリメと呼ばれているものだ。 |
1皿目。少しづつ全種類選ぶようにした。 下左 2皿目。卵料理は焼いて出してくれていて、オムレツを頼んだ。このときTUYOとイカも選んだ。 下右 フルーツなど。 食後は1時間ほど休憩して、チェックアウト。 |
タクシーに乗るためにホテル玄関に行ったら、係にタクシーかシャトルバスかと聞かれた。ホテルのシャトルバスがあることを知り、利用してみる。 ベルモントホテルのあと、第3ターミナル付近のホテル3ヶ所で客を乗せて、第2に向った。各ホテルでしばらく待ったので、30分ほどかかった。 |
第2ターミナルで下車。第2はフィリピン航空専用のターミナルで、左手が国際線、右手が国内線。 |
待合室で1時間ほど待つ。利用できるラウンジがないので、手持無沙汰。出発が30分遅れて、12時発になり、さらにもう少し待った。PR2196でラオアグに向う。 |
上左 客は少なく、3分の1ほどの搭乗率。ルソン島内は長距離でもバスでの利用が普通なのかなぁ。 上右 12時に出発し、間もなく、軽食が配られた。ツナ入りの調理パン。飲物はコーヒーにした。 左 1時間弱の飛行でルソン島の北端に近いラオアグに到着。飛行機の前と後から降機。歩いてターミナルに向った。 |
小さなターミナルで、しばらく荷物が出てくるのを待った。 荷物受取レーンの近くにトラベルデスクがあった。ガイドブックには、空港からラオアグ市内に向う無料シャトルバスがあると書いてあるので、あるのかどうか聞いてみた。でも、「ない」ということだった。ネット情報では乗った人の体験談もあるのだが、現在は運転されていないということだろう。 |
荷物を受取り、ターミナルを出た。トライシクルのいるところへ向かった。 トライシクルは、バイクにサイドカーを取りつけた乗物。サイドカーには、ぎゅうづめになるが2人乗れるし、バイクの後ろにも乗って3人乗りってのも見た。 タイのトゥクトゥクに相当するが、客はサイドカーに乗る点で異なる。でも、トゥクトゥクにそっくりな三輪自動車タイプのものや、自転車にサイドカーを取り付けたものを最終日にマニラで目撃はした。 |
乗車するには値段交渉が必須だが、ラオアグ空港から市内までは統一料金になっているようで、150ペソ(約320円)だった。 市内に入る直前に渡る橋のところで撮影。空港からホテル近くまで20分ほどだった。 ホテル近く、と書いたのはホテルを間違えて、別のホテルに連れていかれたから。全く信じ切って、チェックインをしていて、名前がないと言われて、手間取り、ようやく別のホテルだとわかった。すぐに、本来のホテルへ移動。2、3分で行けた。 |
マルコス元大統領ゆかりの地 |
上左 1泊したホテルティファニー。トライシクルのドライバーに間違われたけど、すぐに到着できてよかった。 上右 室内。狭くて簡素な部屋だが、1泊だけなので特に気にはならない。 左 部屋では20分ほど休憩しただけで、すぐに外出。すでに14時30分になっていて、これから行きたいマルコス博物館が16時30分までだからだ。 ジプニー乗場へ行くと、ちょうどパオアイ行きのジプニーがやってきたので乗車。 |
ジプニーは、トラックの荷台にベンチ状の長椅子を置き、最後尾の開口部から乗降する。短距離を安い運賃で移動できる乗合バスの一種。 タイのソンテウに似ているが、ボンネット型のものが大部分で、車体をにぎやかに装飾している点が違う。降雨時に、ソンテウよりも雨が入りにくい構造になっているが、そのため室内に空気がこもりやすい。運転室と客室の間の仕切りがないのも特徴で、車内で支払いが行われることが多い点も違う。 |
ラオアグから30分ほどのバタックにあるマルコス博物館と40分ほどのパオアイのサン・オウガスチン教会に向う。マルコス博物館が16時30分で閉まるので、先にバタックで途中下車。 30ペソ(約65円)だったが、運賃の支払いは、車内で運転室に近い位置に座る客に渡して、ドライバーまで順送りしてもらって行う。そして、おつりが逆向けにドライバーから返ってくる仕組みだ。 バタックの中心で下車し、博物館に向う途中に市役所があった。写真は市役所に隣接した屋根付きの舞台。 マルコス元大統領は政変でフィリピンを追われてハワイに亡命したが、地元ではGREAT LEADERとして肯定的にとらえられていると感じる。 |
上左 マルコス博物館。マルコス元大統領の実家だった建物を博物館にしている。行ったときには閉まっていて困ったのだが、別の客がどこかに連絡に行ってくれて入れた。 ラオアグの近辺には、マルコスの生家や別荘もあるのだが、行きにくい場所にあるようだ。別の機会があれば、行ってみたい。 上右 マルコスの胸像。 左 1階はマルコスの実家の中を見せている感じで、2階にマルコスの展示があった。 |
上左 展示室にて。 上右 博物館の隣には霊廟があった。防腐処理をされた遺体が収められているが、訪問時には内部の公開はされていなかった。 左 先ほどジプニーを下車したところまで戻り、パオアイに向うジプニーを待った。10分ほどでパオアイに着いた。 サン・オウガスチン教会は5分ほど歩いたところにあった。世界遺産になっている。 |
上左 入口から上を見上げる。石積みの隙間から木が生えていて歴史を感じさせる。 上右 内部は質素な感じで天井は木組みだった。 左 ラオアグ行きのジプニーに乗車。バタックでは行きとは違うコースを通り、マルコス博物館のすぐ横を通った。ラオアグへは40分ほど、40ペソ(約90円)だった。 いったんホテルに戻り、1時間ほど休憩。 |
夕食はナイトマーケットの屋台でとろうと外出。 ラオアグの中心にある州庁舎の前には。教会を模した建物の模型がライトアップされていた。 |
ナイトマーケットを散歩。食べ物屋台が並ぶ一帯へ向った。 |
エンパナーダの屋台。 エンパナーダはスペインやスペインが支配した国でよく食べられる、具の入ったパン。 下左 屋台の裏側にテーブルがあり、そこでいただいた。 下右 出来上がった揚げたてのエンパナーダ。 |
少し食べたところ。エンパナーダはフィリピン全域で食べられるが、北部のイロコス地方では生地の米粉が赤っぽく着色されていて、揚げているのが特徴。具は、じゃがいも、たまねぎ、ひき肉。卵など。 このあと、別の屋台で、コトと呼ばれる粥を食べた。でも、写真がきちんと撮れていなかった。 |