9日目   パ ン プ ロ ー ナ

 

 

牛追い祭り前のパンプローナ
 
 上左  スペインで有名な祭りの1つ牛追い祭り。この日は牛追い祭りのおこなわれるパンプローナへ行ってみる。

 RENFEのサン・セバスティアン駅の地下のバスターミナルへ。駅の手前のスロープを下る。

 上右  前日に時刻は調べてあるが、念のため40分ほど早めに切符売場へ。パンプローナへのバスで一番便数が多いのはPESA。

 左  切符を買ったあと、切符売場に隣接したバルへ。朝食をここでとっていく。旅行カバンを持った人が多くやってきていた。トルテージャとコーヒーでささっと朝食をすませた。


 

 
 
 トルティージャ。

 スペイン風のオムレツ。特徴は、1人分ずつを焼くのじゃなく、数人分をドバッと分厚く、フライパンで焼いて、それをピザのように切り分けられること。

 具の違うものが何種類かあったが、じゃがいも入りにした。写真では見づらいがトルテージャの向こうに、パンも写っている。
 
 8時30分発のバスに乗車した。座席指定ではない。

 下左  バスはパンプローナ行きじゃなく、サラゴサ行き。

 下右  9時45分ごろにパンプローナ着。ほとんどの客が下車し、乗客が入れ替わった。
 
 
 パンプローナのバスターミナルは地下にある。地上に上ると、平屋で屋根だけがある建物があるだけ。知らない人がここにやってきても、バスターミナルがあるとはわからないだろう。

 下左  10分ほどでバルが並ぶサン・ニコラス通りにやってきたが、10時ごろでは、開いている店はわずか。

 下右  パンプローナの市庁舎。牛追い祭りは、この建物で市長が開始を宣言して、この広場からスタートする。

 牛追い祭りまで1か月ほどあるのだが、訪問した日には、白い服に赤いスカーフという祭りのユニフォームを着た人が集まっていた。リハーサルが行われるのだろう。
 
 
 リハーサルの参加者が次々に集まっていた。祭りのときに牛を追いかけるのは、白と赤の服を着ている人たちだ。

 下左  中央市場。

 伝統を感じさせる建物。

 下右  野菜売場。スーパーのように少量づつパックして売っている。
 
 
 鮮魚売場。

 氷の上に魚が並べられていて、衛生面も見た目もよい。

 下左  果物売場。

 下右  スイカの切り売りをしていたので購入。1個だけ売られていたので買ったのだが、冷やされていた。冷えたのを1個づつ出しているようだ。

  市場を出たところにベンチがあったので、さっそくスイカをいただいた。
 
 
 上左  サンタ・マリア・デ・パンプローナ・カテドラル。

 かなり坂道を上がり、旧市街地の中でも一番高い部分にある。うまく撮影できるだけの広場がなかった。

 上右  内部。

 左  祭壇。
 
 地下も見ることができた。

 下左  歴史のある昔の居酒屋。

 下右  右側は昔の居酒屋。両側の建物をつなぐ通路で、門になっている。ここを抜けると、城塞がある。
 
 
 城塞の端に出た。

 パンプローナ市街地の北側、東側にあたり、かなり高い城壁があり、眺めがよい。
 
 城門を出て、どんどん下っていくと、サン・ペドロ橋がある。

 古い橋には違いないのだが。ここから城塞の上の旧市街地が見えるとガイドブックに書いてあったので、期待していったら、樹木のため眺望はまったくよくなかった。
 
 再び市内に戻ったのだが、城塞のほうに行くと高くなるので、別ルートで戻った。

 ホタテ貝のマークがあり、巡礼宿だとわかる。
パンプローナでも"バルめぐり"
  街の中心にあるカステージョ広場。
 
 カステージョ広場の北側に、Cafe Iruna(カフェ・イルーニャ)がある。イルーニャとは、バスク語でパンプローナのことである。

 このカフェはヘミングウェイがよく利用し、小説の中にも登場するらしい。

 カフェの中にヘミングウェイの銅像があるという情報もあり、訪問したが、見つけららなかった.。ここで食事しようと思っていたが、混雑していたのでとりやめた。
 
  近くのバルに入店。

 Iruna Zarra(イルーニャ・サラ)。


 
 
   他のバルと同じようにカウンターにピンチョスが並べられている。ただ、この店の場合は、カウンター上にアクリル板の仕切りがあって、店員側と客側に分かれ、ピンチョスは店員側においてあって、客が勝手にとることはできない。
 
 
 上左  セルベッサ。

 セルベッサというと、大きなグラスでビールが出された。

 上右  ヒルダ。

 左  タコとじゃがいもの串。

 ヒルダとこの串はカウンターにあったもの。
 
 これは、メニューから選んで注文した。

 メニューのスペイン語はわからなかったが、うなぎの絵が描いてあり、うなぎのピンチョスだとわかり注文した。

 白いのがうなぎで。魚卵、海草などが添えられている。
 
 うなぎの絵が描いてあったのでわかった。
 
 店内はとても混雑している人気店だった。
 
 2軒目は、Meson de la Tortilla(メソン・デ・ラ・トルティージャ)。
 
 とても明るい店内だった。

 ショーケースを見ると、店名の通りで、トルティージャを得意としている店のようだった。でも、朝食にトルティージャを食べたので、他のものを食べることにした。
 
 
 上左  サングリア。

 上右  ショーケースにあったものを指さしで選んだ。料理名は不明。

 左  トマトシチューを煮詰めて、ペースト状になったようなものが入っていた。外側は春巻の皮のような感じ。
 
 クリームコロッケ。
 
 闘牛場。

 牛追い祭りのとき、終着点はここ。
 牛追い祭りのモニュメント。

 下左  アイスの店。

 下右  店内で食べて一休み。
 
 17時30分発のバスでサン・セバスティアンへ。

 復路のバスはALSA。
夜はサンセバ最後の"バルめぐり"
 バスはサン・セバスティアンには18時45分ごろに到着。いったんホテルに戻って2時間ほど休憩した。

 21時ごろに、バルで夕食をとるために出発。サン・セバスティアンでは、滞在1日目の昼、夜、2日目の夜に続いて、4回目の”バルめぐり”だ。翌日はビルバオに移動するので、サンセバ最後の"バルめぐり"だ。
 
 1軒目は、Casa Urola(カサ・ウローラ)。

 店の外側でも、料理と酒を持ち出して、客があふれている。

 下左  店内。シードルの注文がどんどん入るようだ。
 
 下右  自分もシードルを注文。

 
 
 
 ホタテのピンチョス。

 大きな皿で出されるがホタテ1個なので、量は多くない。
 
 拡大したところ。

 ナッツ、ニンニクをうかべたクリームシチューにホタテを入れている。
 
 トマト味の野菜リゾット。リゾットだが、米ではなくパスタを使っている。
 
 松の実、きのこ、イディアサバルチーズのタルト。

 全部で約13ユーロ(約1650円)。
 
 2軒目は Goiz Aregi(ゴイスアレギ)。

 下左  テーブルの上にはピンチョスが並ぶ。

 下右  この店は日本語のメニューがあった。また、日本語もスペイン語、英語も、番号で注文できるようになっていて注文しやすかった。
 
 
 メニューでは、「チャングロ蟹のタルト」となっていたのだが、訳し間違いだろう。

 蟹みそを使ったシチューに蟹の身が入っているというものだった。
 
 エビの串焼き。

 この店の一番人気のようだ。
 
 マリフリ。

 スモークサーモンとアンチョビの両方を味わえるピンチョス。

 写真のない飲物も入れて、全部で約13ユーロ(約1650円)。
 
 3軒目は、La Cepa(ラ・セパ)。

 下左  この店は生ハムの人気店で天井から巨大な生ハムの塊がぶら下げられていた。

 下右  飲物はシードル。
 
 
 最初はカウンターにいたのだが、壁を隔ててテーブル席があり、そちらに案内された。
 
 イベリコ豚の生ハム盛り合わせ。21ユーロ。

 生ハムをこれだけまとめて食べるには初めて。

 ごはんが炊き上がるにに20分ほどかかったのだが、その間に食べるのにちょうどよかった。
 
 アロス・メロソ。あさりのおじや。22ユーロ。

 土鍋でたきたてのものが運ばれてきた。残念だったのは、ご飯の一部に芯が残っていたこと。

 全部で約45ユーロ(約5500円)で、"バルめぐり"での最高額となった。

 ホテルに戻るとちょうど0時。