12日目   ビ ト リ ア

 

 

ビトリアへ
 この日はビトリアへ日帰り。まず朝食。

 メニューが豊富なので、前日とは違ったものを選ぶようにした。
 
 卵料理は目玉焼きにしてもらった。

 下左  フルーツ。

 下右  エスプレッソとプリン。
 
 15分ほど歩いてバスターミナルへ。そしてビトリア行きに乗車。

 下左 ビトリアのバスターミナル着。

 下右  きれいなバスターミナルだ。最近できたのだろう。帰りのバスの時刻と切符売場を確かめておく。
 
 
 バスターミナルの建物。外に出ると、すぐに路面電車の線路があり、ここから街の中心へ路面電車で向かうことにする。
 どの方向に向かう電車に乗ればいいのかと、路線図を見て考えてから、やってきた電車に乗車する。ビルバオの路面電車に似たスタイルだ。
 
 乗車するときにICカードをかざす機械。

 上部に、ビルバオのバーリックカードも描かれている。ビルバオ、サン・セバスティアン、ビトリアの3都市のICカードは相互利用できることを知った。自分はビルバオのカードをかざして乗車。
 
 車内。
 
 10分ほど乗車して街の中心部へ。
 ビルヘン・ブランカ広場へ。文字はVITORIA GASTEIZ。ビトリアはバスク語では、ガステイツなのだ。

 下左  坂の多い街だ。

 下右  建物の一角に階段のあるトンネル状のところがあり、通ってみた。
 
 ウォールアートがあちこちにみられる。これはシャッターに描かれたピカソ風の絵。

 下左  バル街に行ってみた。あとで入る店を考えながら歩いた。

 下右  坂道を動く歩道で上がれるところもあった。
 
 
 かわいいウォールアートだと思っていたら、この建物は幼稚園だった。
 
 サンタ・マリア・カテドラル。修復作業中だがガイドツアー方式で見学ができる。本来は要予約なのだが、飛び込みでインフォメーションで尋ねた。次の14時のツアーは満員で、その次は17時になるとのこと。帰りのバスの時刻が心配になったが、バスは遅くまであることは確認してあるので、17時のツアーを予約。
 
 昼食の前にトランプ博物館へ行った。14時までなので、先に入っておこうと思ったのだ。

 下左  正面から入ると考古学博物館だった。上階がトランプ博物館なのかと思って、全部見たのだが、違っていた。

 正門からは見えない左手の建物がトランプ博物館だったのだ。どちらも無料。
 
 
 上右  トランプだけでなく、いろいろなカードゲームの実物が展示されていた。

 日本の百人一首と花札も展示されていた。

 左  トランプは古いものが数多く展示されていた。左は現在のJ,、Q、Kにあたるものに、10、11、12と書かれているもの。
 
   14時の閉館時間で追い立てられるようにトランプ博物館を出て、先ほど通ったバル街で昼食。

 まず入ったのはAnboto Jatetxa(アンボト・ハテチェア)。Jatetxaとは、バスク語でレストランのこと。

 下左  店内。

 下右  セルベッサ・ネグラ(黒ビール)があったので、注文。
 
 
 カウンターにあったピンチョスを2つ、指さしで注文。

 1つは、タコをチーズ味で焼いたもの。もう1つは、コーンのマヨネーズあえ。
 
 こちらは、メニューから注文したもので、アンチョビーとオリーブを串にさしたヒルダに野菜のみじんぎりのドレッシングあえがかけてある。

 あわせて約10ユーロ(約1300円)。安めの品を注文したこともあるが、ビルバオやサン・セバスティアンより少し安い感じ。
 
 続いて、すぐ近くにあるBar Idoia(バル・イドイア)へ。

 下左  店内。このバルはカウンターに置いてあるピンチョスはわずかで、メニューから注文するのがメインのようだ。

 下右  飲物は白のグラスワイン。
 
 
 ホタテの上にクリームシチューを固めたようなものがのせてある。
 
 ヒルダに似ているが、オリーブ、アンチョビーのほかに白身魚の切り身が刺してあった。

 約9ユーロ(約1150円)。
 17時からの教会見学まで、まだ2時間以上ある。まずは、闘牛場へ。

 古い建築のイメージが強い闘牛場とは違って、現代風の建物で驚いた。
 
 RENFEのビトリア駅の南側へ。駅舎は北側にある。南側からは地下通路でアクセスできるようになっていた。
 
 
 パセオ・フライ・フランシスコ・デ・ビトリア。

 500mほどの並木道の両側に、100年ほど昔に建てられた屋敷がたくさんある。

 上左・左  このような屋敷が、並んでいる。
 
 フロリダ公園。

 都心の大きな公園。教会の見学まで、まだ時間がかなりあったので、ここのベンチで座って待った。
 
 ツアー開始の17時の少し前にサンタ・マリア・カテドラルへ。

 下左  ツアー参加者が続々集まり、30人ほどが移動。

 最初は教会の地下の柱を見る。

 下右  地下の遺構を見るためのコース。
 
 
 大聖堂の中。
 
 祭壇。

 下左  大聖堂から上へ向かうときにヘルメットをかぶる。

 大聖堂を見下ろす回廊を歩く。

 下右  大聖堂を回廊から覗く。
 
 
 鐘楼の中ほどにある空間。
 
 鐘楼の上部から見たビトリア市街。

 下左  最後は小聖堂へ。ここでスライド上映。

 下右  各見学箇所で詳しい説明が行われたので、予想以上に時間がかかった。スペイン語の説明はわからないので、かなり退屈だった。終わったのは19時前。
 
 
 カテドラルは街の北の方にあるので、バスターミナルへは歩いて向かった。

 19時45分のビルバオ行きのバスに間に合った。考えていたよりかなり遅いバスになった。
バスク旅行最後の"バルめぐり"
 21時にビルバオのバスターミナルに帰ってきた。

 カテドラルの見学ツアーの関係でとても遅くなったが、それでもようやく暗くなりかけだ。
 
 バスターミナルに隣接している地下鉄サン・マーメス駅から2駅だけ乗車し、モユワ駅で下車。
 地下鉄の出口から地上に出ると、10m離れたところにめざすバルがあり、すぐに入店。La Vina(ラ・
ビーニャ)。サン・セバスティアンでチーズケーキをいただいたバルと同名だが、関係はないようだ。
 
 下左  店内。繁盛している店で、カウンターで座るのに苦労したが何とか座れた。注文のことを考えると、混んでいるときはカウンターに座りたい。

 下右  飲物は赤のグラスワイン。
 
 
 
 生ハムとフォアグラのピンチョス。

 注文して出てきたら、6個、皿にのっていた。普通は6つらしい。1つだけにしてほしいというと、最低でも2つだという。それで2つにしてもらった。
 
 生ハムを食べるとその下に焼いたフォアグラがあらわれる。

 調理に手間がかかっていることがわかり、2つにしてもらったのも申し訳ない感じだ。

 
 
 ツナを注文したら、マグロではなく、カツオだった。しかも、カツオのたたき。

 日本と違うのは、醤油をつけるんじゃなく、ワサビ入りのマヨネーズをつけること。これもなかなかいける。
 
 カツオの頭が飾りにも使われていた。
 
 生ハムリゾット。生ハムは上にのっているだけでなく、だしとしても使われている。

 全部で約15ユーロ(約1900円)。
 
  地下鉄でサン・マーメス駅に戻り、ホテルにも近いEl Viejo Zortzi(エル・ビエホ・ソルチ)へ。
 
 すべてメニューから注文する店で、カウンターにはピンチョスは置いてない。

 下左  飲物はカバ。写真でも泡が見える。

 下右  ヒルダ。ここのヒルダは、グラスに入れて出される点とトマトやぶどうも刺されているという点が特徴だ。
 
 
 
  サンブリーニャという貝にポテトピューレとトリュフを加えたもの。
 
  隣の客が食べているのを見ておいしそうだったので注文した品。豚肉を炒めて、野菜を添えたものだった。

 全部で約18ユーロ(約2300円)。

 これで"バルめぐり"を終えた。オンダリビアにはじまり、ビルバオのこの店まで、8日間で23のバルに入り、69のピンチョスをいただいた。満足のいくグルメ旅だった。

 ホテルまでは10分ほど。翌朝は空港に向かうので、ホテルそばにある空港バス乗場を確認して部屋に戻った。