7日目   ジローナとフィゲラス

 

ジローナ
 朝食後、バルセロナから100kmのジローナと140qのフィゲラスへ。

 フィゲラスまでAVEで行き、在来線でジローナに立ち寄り、戻る予定だった。フィゲラスの到着駅が、Figueres-Vilafantになっていて、郊外の新駅と考え、タラゴナでの失敗があり、ジローナまでのAVE乗車にして、夜中に予約した。

 写真は、保安検査を終え、地下ホームに降りる前に並んでいるところ。

 
 
9時10分発のフィゲラス行きAVE。
 
 乗車。

 「2」とあるが、2等車ということじゃなく、2号車の意味。なお、スペインでは1等、2等という種別は使われておらず、1等に相当するprefarente、2等に相当するturistaに分けている。日本で、グリーン車、普通車と分けているようなもの。
 
 座席予約のさい、1つの車両が、turistaでありながら、prefarenteの車両だとわかった。片側が1人席なので。

 バルセロナからフィゲラスは短区間で食事サービスもできないので、turistaとして開放しているのだろう。フィゲラスからは折返しマドリード行きになるようで、そのときはprefarenteとして使われるのだろう。
 自席。

 広い席に座れてラッキーだった。それでも座り心地は日本の新幹線のグリーン車には及ばない。
 
 40分でジローナ着。ジローナは在来線駅に併設だが、地下5階にホームがある。

 下   左が在来線駅、右が高速鉄道駅。少し離れているが、ホームの番号は通しでついている。
 
 
 カテドラルに向かう。変わった橋を発見。
 
 人道橋だった。
 川沿いの建物は新しい建物だが色合いがきれい。その向こうにカテドラルが見える。
 
 狭い路地の坂道を上がってカテドラルに向かう。
 
 カテドラルに到着したのだが、最後に長い大階段を上らないといけない。
 
 聖堂内。
 
 祭壇には銀色の天蓋があったのが印象的。
 回廊と中庭。
 
 「天地創造のタペストリー」の一部分。魚や動物が描かれていて面白かった。
 
 アラブ浴場。12世紀のもの。
フィゲラス
 駅に戻り、13時7分発、フィゲラス行きローカルに乗車。
 
 40分ほどでフィゲラス着。
 
 フィゲラスでの訪問はダリ劇場美術館だけ。美術館へ向かった。

 スマートフォンの地図によると、駅から1、5kmほどだが、高速鉄道の駅からも2kmほど。これなら、AVEでフィゲラスに先にきて、あとで、在来線でジローナに行った方が時間短縮になったかなって思った。
 
 ダリ劇場美術館。

 スペイン内戦で破壊された劇場だった跡地を利用しているので劇場美術館らしい。計画時はダりは存命で、ダリの構想でつくられたらしい。
 
 中庭での展示。

 高い位置にあるボートから水が滴り落ちているのを表しているのか。
 
 床に置かれたものだけからは何やらよくわからなかったっが、、、
 
 10分ほど並んで、レンズ越しに完成品を見た。
 
 ダリの肖像写真を利用した作品。

 遊びの精神がいたるところに感じられて楽しい。ダリの性格や芸術は楽しまなきゃ、っていう考え方によるものだろうな。
 
 屏風に描かれた日本の風景らしいものもあった。

 下左   ピカソの肖像画。

 長い舌かなと一瞬思ったのだが、よく見ると舌ではない。それ以上はよくわからず。

 下右   ダリの自画像。

 松葉づえで支えられている顔・白い台の上、顔の下には焼いたベーコンが描かれている。
 
 
 
 
 妻ガーラの肖像画。

 画風がまったく違うのが意外。ほかにもわずかだが写実的な風景画などもあった。
 
 退館してから裏手に回ってみた。おとぎの館みたいな外観をしている。
 フィゲラス駅に戻り、在来線のローカルでバルセロナに戻る。140kmほどあり、2時間20分かかった。さすがに退屈で困った。

 
夕食
 20時ごろ宿に戻り、休憩して、21時ごろ路上レストランへ。
 
 飲物はサングリアだがカバを使ったもの。

 このオレンジ色したサングリアははじめて。
 
 エスカロップ、ポテト、青とうがらしのセット。

 エスカロップは、薄切りの豚肉にパン粉をつけて揚げたもの。

 日本でエスカロップといえば、釧路や根室の郷土料理で、バターライスの上にトンカツを置いたものだが、今回食べているようなものが日本に入って、変化したのだろう。

 エスカロップなどのセットが10、サングリアが7、計17€(約2850円)。