9日目   サ ラ ゴ サ へ

 

サラゴサ移動
 上   この日はサラゴサへ移動する。朝食後、少し休んで、宿をチェックアウトして、駅へ。

 保安検査場を通って、10時発のマドリード行きAVLOの乗車列に並ぶ。

 左   最適な時刻の列車は9時5分のALVIAか10時のAVLOだったのだが、タラゴナへいく際にALVIAに乗ったのと、運賃はAVLOがALVIAの半額に近かかったからだ。

 ただし、機内持ち込みサイズを超えるようなスーツケースは10€必要、座席指定には10€必要と、まるでLCCみたいな感じで、その分を入れると、AVEやALVIAより2割くらい安いかなっていう程度。

 塗色は、AVEやALVIAとまったく異なり紫。一目でわかる。
 
 片側2人、片側3人の座席。しかも、ALVIAよりも座り心地がよくない。ローカル列車なみに硬い座席だ。同じ2人+3人の座席でも、日本の新幹線の普通車の方が座り心地はいい。
 
 座席予約のさい、車端の席は2人+2人だったので、車端を選んだのだが、跳ね上げ式の座席で、座り心地は特によくなくて残念だった。

 車いすの利用ができる席なのだろう。
 
 出発後まもなく200km/hをこえ、タラゴナまでは240q台だったが、すぎると280km台まで出てきた。
 
 サラゴサには12時少し前に到着。
 
 下車後、スマートフォンの地図アプリで予約している宿の位置を調べたがよくわからない。

 駅のすぐそばなのだが、どう行くのかよくわからず、少し悩んだ。

 困っていて、駅舎の中の施設を見ると、そこが泊まる宿だった。

 下   駅舎の中にあった「ホテル ユーロスターズ サラゴサ」。
 
シェスタを忘れていて観光できず
 宿は駅構内から入れた。上の写真で。ホテル名が書かれている下のドアから入れた。

 12時ごろなので、チェックインは微妙だったが、やはりできなかった。

 荷物を預けて、サラゴサ観光に出発。

 ここで難問発生。サラゴサの駅は、4kmほど郊

外にできた新駅だったのだ。この新駅は在来線も発着するサラゴサの中心駅で、バスステーションも併設されている。だからほかへの移動には便利。でも、事前の準備不足で、駅から市街地まで遠いことを知らず、歩いてすぐ旧市街へ行けるものと考えていたのだ。ガイドブックの地図の縮尺をよく見ていなかったのが原因。

 路線バスで旧市街に行こうとしたら、どの系統に乗ればいいのかよくわからず困った。ガイドブックには旧市街に行ける系統名が書いてあったのだが、気づかなかった。またもや準備不足が露呈。ようやく13時ごろのバスで旧市街へ。
 
 見学予定の1つ目の教会へ行くと閉まっている。ガイドブックをよく見ると、12時で閉まり、18時からまた開くという。
 
 中央市場へ。
 
 沖縄の市場で見るような豚の顔もあって楽しい。
 
 きれいな市場だ。いろいろな店を見ているうちに、写真の左の店のようにシャッターがおりはじめた。

 市場は14時に閉鎖で。どの店も片付け始めている。
 
 市場外のパン屋。

 月〜金 9時〜14時、17時30分〜20時

 土 9時〜14時30分

 シェスタだ。バルセロナでは観光地も店もどこもシェスタをやっていなかったので、すっかり忘れていた。

 この日、訪問予定の観光地はみなシェスタがある。夕方以降に出直すのは嫌だし、この日の観光はあきらめ、翌日行きなおすことにした。翌日も午前中に回り終えられるようにしないといけない。地方ではシェスタがいまなお健在なんだ。
 夕食をとりに旧市街へまたバスに乗ってくるのも嫌なので、スーパーでビールとカップ麺を買って帰り、夕食はそれですませることにした。
宿と夕食
 宿に戻ってきた。まだ15時だったが。このあとは休養することにした。
 チェックインし、預けていた荷物を受取り、部屋へ。
 
 窓側から入口側を見る。
 
 
 
 上左   Mahou(マオウ)ビール。スペインではその後、よく見た。

 上右   カップ麺。

 左   スーパーで買物をしたとき、チェックイン前だったので、宿の設備がどんなものがあるかわからなかった。

 湯沸かしポットはあると思って、カップ麺を買ったが、ポットはなし。仕方ないので、水を入れて、長く待って麺を柔らかくした。ただし、スープは消えていた。