24日目   バ レ ン シ ア へ

 

AVEでバレンシアへ
 上   この日は最後の滞在地バレンシアへ移動する。

 バレンシア行きの高速鉄道は、アトーチャ発の列車も少しあるが、大部分はチャマルティン発。

 南の方のバレンシアに向かうのに、わざわざ、マドリ―ドの北の玄関駅チャマルティンから出発するのが不思議。仕方ないのでrenfe近郊線でチャマルティンへ。

 左   チャマルティン駅は工事中で、ピンクの近郊線と水色の高速鉄道のホームは隣り合っているのに直接移動できず、ぐるっと駅の横と正面玄関を通って移動しなければならなくなっていた。
 
 チャマルティン駅の高速鉄道乗場玄関。2013年にこの駅近くに泊まり、ビルバオ行きに乗って以来だ。
 この駅は、近郊線の入口と高速鉄道の入口は別の場所にあるので、玄関に入ると、切符売場に続いて保安検査場があり、空港に似ている。
 
 スペインで長距離列車に乗るのは今回が最後なので、prefarente(1等に相当)を予約した。

 prefarenteは乗車前にラウンジを利用できる。

 待合室は混雑していて、空いている椅子さえなかったので、ラウンジが利用できるのはありがたかった。
 
 ラウンジ内。
 ビールとポテトチップをいただく。
 11時30分発、バレンシア・ホアキン・ソローリャ行きAVEに乗車。ノンストップのようだ。

 下   発車10分ほど前にようやくホームに行けて乗車。
 
 
 上   乗車車両。

 左   車内。1人席と2人席があり、1人席を予約。

 食事は別にして、幅は、日本の新幹線のグリーン車よりも広い。でも、クッション性やリクライニング度も考慮すると、新幹線のグリーン車のほうが快適だと思う。それでも、昨年来、英仏独伊で1等車にも乗車しているが、座席については英仏独伊西の中ではスペインが一番快適だと思った。
 自席。

 定刻に発車。10分ほど地下線を通り、アトーチャ駅の南端あたりで地上に出た。わざわざ、北のチャマルティン駅発にしている理由は不明。

 下   まもなくマドリード市街地を抜け、オリーブ畑の中を突っ走る。
 
 おつまみのピーナツ。飲物は白ワインにした。
メインは、ボックスランチ(サンドイッチとスナック菓子)かフルーツだった。フルーツにした。かなりの量があり、フルーツにしてよかった。

 下左   飲物は赤ワイン。2種類見せられ、何も考えずに片方を選んだ。

 下右   「パタ・ネグラ」という銘柄でガリシア産。巡礼路の地図がラベルに描かれていた。
 
 
 
 コーヒーにかえてオレンジジュースにしてもらった。

 食事はまぁまぁだった。2013年には本格的な車内食が出たので、かなり簡素化されているが、これだけ出されるのはいいことだ。
 
 上   ダム湖だろうか。乾燥した大地が続いていたので、いきなり現れた湖は新鮮だった。

 左   モニター。このとき301km/h。
 
 13時24分着のところ、なんと4分早く到着。列車の早着なんて初めてだ。この区間、高速専用線なのだが、ノンストップ列車だったし、運転本数が少ない路線なので可能なんだろう。

 下   駅舎。この駅の北1kmにターミナル駅であるバレンシア北駅があるが、高速鉄道はここが起終点。仮駅みたいな感じで簡素な駅だ。
 
宿への移動
 5分ほど歩いて、地下鉄・ヘスス駅へ。Jesusはヘススと読んで、イエスのこと。
 
 ヘススから宿の最寄駅アラゴまで乗車する。
 
 10回券を購入。初回なので紙製のSUMAカードを購入し、それに10回券をチャージという仕組み。
 
 バレンシアの地下鉄は異なる系統が同じ線路を走る。宿の最寄駅へは7系統だけが利用できる。

 全体としては本数は多いが、7系統に限ると15j分間隔。
 
 アラゴ駅で下車。

 カタルーニャ語Aragoはスペイン語ではAragon。
 
 3泊する「プエルタ・バレンシア」。14時30分ごろ到着。
 
 部屋に入る。
 
 窓側から入口側を見る。
夕食
 19時30分に夕食のために外出。バレンシアではぜひ食べたいものがある。パエリアだ。

 でも、ちょっと困ったことが。パエリアは昼の料理で、夜は出さないという店が多いらしいのだ。

 加えて、夜もパエリアを出すというレストランをネット検索したのだが、行ってみると、20時とか20時30分開店ととても待てない店があったのだ。

 さらに、パエリアがメニューにあっても、その横に「2人以上」と書いてある店もある。
 
 コロン市場にやってきた。昔は下町にある地元民向けの市場だったようだが、今は1階には飲食店が入っていて、全体としてはショッピングセンターになっている。
 
 市場内。
 
 パエリアを出す店があったので、そこで食べて行く。大鍋にパエリアを作り置きしてあったので、1人前でもOKだろう。

 この店は、注文の前にキャッシュオンリーであると告げられた。パエリアを食べることが優先なので、キャッシュオンリーもがまん。 

 
 
 店内。

 下左   「18/70」ビール。

 下右   パエリア・バレンシアーナ。

 作りおきだったっが、美味しかったk、パエリアが食べられて満足。

 パエリア11.5、ビール4、計15.5€(約2500円)。

 宿に戻ると22時。