2 日 目  三峡・中正紀念堂・猫空

 

  サンルートのすぐ近くに、昼夜問わず屋台が出ている雙城街がある。朝食は、雙城街に出てみた。

    前夜、ホテルへ帰るときに、ひやかしてみたときよりは屋台の数がやや少ないが、選ぶにはじゅうぶんな数である。粥のチェーン店などもある。



  
 
  食べたのは、炒米粉(焼ビーフン)のほか、肉まん、炊き込みごはん?(現地名は忘れた)。朝から安くて美味しい食事ができた。

  上 炒米粉(焼ビーフン)
 
  上右 肉まんと野菜まん

  右 炊き込みごはん
  食後、まず向かったのは三峡。MRTで向かった。最寄り駅の民権西路から台北車站へ。そして、乗り換えて終点の永寧(ヨンニン)へ。ここで、ヨンニンと覚えておいたのが、あとで役立つことになった。



  

  

   前に乗ったときは新埔までだったはずだが、いつのまにかかなり延長されている。永寧で下車。すぐにバス乗り場へ。すると、すぐに三峡行きのバスがやってきたので、乗車。
  バスはすぐに高速に入るので路線バスとはいえ快適。とはいえ10分ほどで高速を降りる。

  すでに三峡だが、老街までは2,3kmあるようだ。そこには台北大学がある。この路線バス、台北大学への通学バスの役割も果たしているようだ。

  台北大学がここにあるとはまったく思わなかった。画像は、台北大学の正門?。
  「三峡」という名のバス停で下車。老街へは少し歩くようだ。



  

  これで正しい方向に歩いているのか少し不安になりつつも進む。
  レトロな感じの市場の建物。これで、歩いている方向に確信が持てた。

 

  

  左の画像で、突き当りになっているところを左折すると、まもなく老街。
  淡水河。この川が台北を経て、淡水に至っている。もっと山が迫っているかと思っていたので、ちょっとあっけない感じではある。
 
 

  

  この橋の上には、夜になると屋台が出るそうだが、午前中はまったくその気配がない。
 
  祖師廟。細かな彫刻が施されているのが特徴だ。                      
 
 


  

  老街の入口にあった警察署。この左手が老街で、歩行者天国になっている。
 
  老街には日本統治時代の建物が多く残っている。台南でもたくさん見たが、台南は役所や銀行など威圧的なものが中心。こちらは、一般の商店街だ。道路の両側に沿ってレトロな建築が連なっている。

  

  端から端まで10分ほどかかかる。そこを往復した。なかなか楽しい街だ。もっともかなりの建物が土産物屋や飲食店となり観光地化は激しい。
 
  行ったのは土曜日の午前中で、次第に観光客がやってきたなって感じだった。
  
  土産物屋も開店しかかったころに歩いていた。
 
  歴史文物館。昔の役所だったところ。道をはさんで今の役所の大きな建物がある。





  さまざまな種類のちまきを売っていた。小腹がすいてきていたので、試してみた。
 
  日本時代に作られた橋。この橋の建設によって、三峡は水運の時代から陸運の時代に変わったとのこと。 


  さて、帰路のバスに乗車。行き先を言って料金を払うと、上の札をくれた。降車時に返す。ヨンニンという駅名の読み方を知っていてよかった。
 
  台北に戻り、まず向かったのは「中正紀念堂」。

  2007年5月19日、「中正紀念堂」が「台湾民主紀念館」と改名された。それとともに、館内の展示の見直しが行われるともに、蒋介石像のある堂内で行われていた儀仗兵交代式は取りやめになった。

  「中正紀念堂」は何度か訪問しているのだが、今回、どのように変わっているか確かめようと訪問した。
 
          













  
   蒋介石像のある堂の入口の頭上には「中正紀念堂」にかわり「台湾民主紀念館」の額が掲げられていた。
 
  堂内には、蒋介石像とともに、台湾民主化運動の足跡となる出来事の写真パネルが設置されている。 また、かつては近づくことができなかった蒋介石像のすぐそばまで行けた。当然ながら、堂内に兵隊はいないし、交代式もない。

  1階の展示室はほぼ以前のままだったが、蒋介石の使った車の展示場所が変わり、目立たなくなっていた。
  
 
  そして、驚いたことがあった。堂の下の広場で、儀仗兵交代式が行われていたのだ。 ただし、軍などのテントが並ぶ中、イベントが行われていて、そのイベントの中のひとつの催事だったようだ。しかも、見た翌日にもう一度行くと、テントはなく、1日限りの復活だったようだ。

  2008年5月20日に馬英九総統が就任したので、それに合わせて行うことができたのかもしれない。やがて、施設の名称も正式に「中正紀念堂」に戻され、儀仗兵交代式も堂内で復活するかもしれない。
 
  次に向かったのは、猫空ロープウェイ。前日には落雷のため乗れなかったので、そのリベンジである。ところが、来てみると長蛇の列だ。結局、30分以上並んで乗車した。


  
  ゴンドラは8人乗り。中間駅が2つあり、終点の猫空までは30分ほどかかる。台北市の運営でMRTと同じイージーカードが使える。
 
  途中から雨模様になった。ゴンドラの上部が風を入れるためか空いていて、そこから雨が侵入してきた。
 
 

  
  木柵指南宮が見えた。ここも行こうと思っていたが、帰りは猫空から下まで降りるバスに乗ったので、今回は行けなかった。
 
  猫空に到着。ぶるぶるぶるっ。

  たぶん使わないだろうと思いながら持っていった長袖が役にたった。せいぜい200mくらいしか上がっていないのに、気温が5度以上低い感じだった。
 
  そして、うんざりしたのは、下山する人たちの長蛇の列。こりゃ、また30分くらい待たされそうだ。
 
  猫空では、猫空駅周辺を周遊するコースと猫空と指南宮を結ぶコースのバスが運行されていた。駅周辺周遊のバスで茶器博物館に向かった。


  
  茶器博物館を見て回る。さきほど時刻を調べておいたので、それにあわせて玄関へ戻った。
 
  玄関まで戻ると、何とバスが止まっているではないか。

  あわてて飛ぶ乗ってから気づいたのは、乗ったバスは猫空駅周辺での観光を精力的に回るバスとばかり思っていた。ところが乗ってから見づいたのだが、動物園前行きのバスだった。

  本当は猫空をもう少し歩いてみて、指南宮にも行くつもりだったのだが、もういいやと、このまま動物園前、つまりロープウェイの下の乗り場まで行くことにした。

 
  結局、予定よりも早く台北市内に戻ってきた。駅前地下街を少し歩き、時間つぶし。

  そのあと、李製餅家で鳳梨酥を購入。台湾にきたときの土産はいつもこれで、今回もリクエストされて購入した。

  そして、夕食。この日は、欣欣魚翅坊でフカヒレ。以前も行ったことがあり、隊長さんとミニオフ会をしたところだが、また食べたくなり行ってみたのだ。
 
  いくつかのセットの中から選ぶ。今回は、フカヒレとロブスターの組み合わせで、フカヒレは中程度の値段のものにした。

  前回は、アワビも入ったコースにしたが、少々量が多かったので、アワビは抜いたコースにし、そのかわりフカヒレをワンランク上のものにした。
 
  ところが、今回のコースには、野菜と豚肉の鍋ものがついていて、これがかなりの量があって、結局、今回も満腹になった。









  
  


  ロブスターは、焼き、蒸し、揚げから選ぶ。前回は焼きだったので、蒸しにした。ただ、甘い醤油味でねぎが大量に置いてあり、イメージした、ロブスターそのものの味を楽しむには程遠かったのが少々残念だった。
 

 


















  1時間半かけてゆっくり食事。あぁおいしかった。また、食べてみたいものだ。

 

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