5 日 目 八甲田山と酸ヶ湯温泉 |
朝食前にTVで八甲田山で積雪があるというレポートがあり、宿の付近はどうかと、外に出てみた。宿の付近は積雪はなかった。自室は、この建物で、写真の部屋とは廊下をはざんで反対側。奥入瀬川の側。 この日、翌日の旅程はかえることにした。計画では、この日は、谷地温泉に立ちより、入浴と昼食のあと酸ヶ湯温泉へ行き、翌日はロープウェイで八甲田山上まで行き、散策をして酸ヶ湯温泉へ下山するつもりだった。 八甲田山に積雪があるということで、翌日のルートは無理だと判断した。それで、この日は、ロープウェイで八甲田山上まで行き、山上の散策路が歩ければ歩き、酸ヶ湯温泉に戻る。翌日は、城ヶ倉大橋と谷地温泉へ行く。結局、八甲田山上から酸ヶ湯温泉へのトレッキングをとりやめ、かわりに城ヶ倉大橋を見に行くことにしたのだ。 |
上 朝食。選んだ料理。ご飯は、イクラ丼にしていただいた。 左 デザートなど。どれもりんごを使ったものだ。この日も、左下のしぼりたてリンゴジュースが配られた。 |
八甲田山に上がるので、トレッキングシューズを履いていく。チェックアウトし、バスの出発までロビーでしばらく待った。 |
焼山バス停から、JRバス、青森行きに乗車。 下左 傘松峠付近では道路の脇に雪が積もっていた。 下右 傘松峠をすぎると、前々日に通ったときよりも紅葉がすすんでいた。雪が降ると、紅葉がすすむというが、その通りだ。 |
酸ヶ湯温泉をすぎ、まもなく「ロープウェイ駅前」バス停で下車。 |
ロープウェイ乗場。 この乗場へスーツケースをもって入る客などまずいないが、荷物を預かってもらえることがロープウエィのHPに書いてあったので、荷物を持って中に入った。荷物預かりがあり100円と格安で預かってもらえた。 |
往復2000円と、そこそこの値段。20分毎に運転されていた。 |
駅の周辺はほとんどの木が黄色くなっている。赤は少ない。 |
少し上がると、黄色と赤が半々くらいになった。 |
さらに上がると、赤がもっと増えるのだが、同時に、枯れてしまった白っぽい枝だけの木が目立ってきた。 |
山上駅に到着。酸ヶ湯温泉に向かうバスの時刻を考えると2時間ほどの余裕があるが、万一、ロープウェイが停まったりするリスクと、下の駅で昼食をとりたいために、1時間ほどで下山することにした。 |
山上駅を出てすぐのあたりはきちんと除雪されていて、このくらいの雪だったら楽勝だと思ったのは間違いだった。 |
山上駅の周辺を回る遊歩道があり、30分コースと60分コースがある。30分コースを進むことにした。 |
歩き始めてまもなく、遊歩道の真ん中の部分が雪解けで、べちゃべちゃになってきた。日の当たる側はこんな感じで、とても歩きにくかった。でも、歩き始めた以上、進むしかなかった。 |
コースの中間点であった展望台。一面雪だった。 |
この先は木道があったり、日向斜面で雪が完全に溶けて歩きやすかったので、思ったよりも早く山上駅に戻れた。 |
山上駅に行く途中、下界が良く見える地点があって、一面、紅葉だった。 山上コースから酸ヶ湯温泉に下山するコースはこの紅葉の部分を歩く。この付近は雪がなく、普通に歩けそうだが、山上の雪が問題で、紅葉のエリアまで下りることができない。 |
山上駅に着き、下山するロープウェイが出発しかかっていたので飛び乗った。 途中、すれ違った上りのロープウェイ。 |
さらに下ると、紅葉は黄色に変化。森の中に青森へ向かう道路が見えた。 |
山麓駅のなかにある食堂へ。 |
焼干しラーメン。 青森の郷土ラーメンの「焼干しラーメン」。実は「煮干しラーメン」と同じだと思っていた。帰宅後に調べて見て違うことが判明。”煮てから干す”んじゃなくて”焼いてから干す”んだとか。味の違いがどれほどあるのかはよくわからないが、別物。 |
リンゴぎょうざ。 青森の居酒屋で夕食を食べたときにメニューにあって気にはなっていたものの、他の物を食べたので食べられなかった。この店でもあったので、食べてみた。りんごは塊で入っているのではなく、すりつぶして具と混ぜてあるようで、りんごの味がする甘いぎょうざだ。 |
食事後、バスまで時間があったので、付近を散策。山麓駅のそばにはスキー場があった。ロープウェイは、写真の左のほうを上がる。上に上がると紅葉しているのがわかる。 |
バスの出発が近づき、預けていた荷物を受けとり、十和田湖行きのバスに乗車。 左に見える小屋風の建物が青森行きの待合室。写真のバスの右側には、同じような小屋風の十和田湖行きの待合室がある。 |
上 2泊する酸ヶ湯(すかゆ)温泉に到着。バス停は旅館前の広場にある。 左 「酸ヶ湯」の看板がかかる入口。 |
中に入る。外靴からスリッパに履き替え、外靴は下駄箱に入れる。 フロントでチェックインをすると、係員が部屋までついてきて説明をする。 |
廊下が交差していたが、ここは別の棟で、さらに前に進んだ。 下左 行き止まりになり、曲がって自室へ。 下右 ここが自室。昔風のアパートの部屋のドアみたいな雰囲気だ。 |
部屋は昭和の和室って感じの部屋。予約時に一番安く予約できた「湯治棟」の部屋。ランクが上の部屋は「旅館棟」となっている。 |
窓側から入口側を撮影。布団がたたんであるが、あとで敷きにくるけれども、夕食ででているときは鍵をあけて入って敷くとのこと。 |
窓からは別の棟が見える。黒い外観で木造だが、旅館の玄関からは見えない部分だ。 |
お茶請けをさっそくいただいた。古い旅館だけれども、心遣いを感じてよい。 |
カメムシを捕まえるためのガムテープ。 春の雪解けの時期と秋の紅葉の時期にカメムシが大量に発生するので、これで捕まえてくださいとのこと。つぶすと臭いのでつぶさないようにとのこと。たくさんカメムシが出たので何度も捕まえた。 |
千人風呂へ。のれんの先には、左に男、右が女の脱衣場がある。のれんの向こうにはかつて番台があったという。 浴場は混浴だが、近年になり、浴槽の真中の部分で男女のエリアを分けるようになった。また女性専用の時間帯がある。 下 [酸ヶ湯温泉のHPから拝借] 千人風呂。浴槽が2つあり、手前が「熱湯」、向こうが「四分六分」で、源泉が違う。 広い上に天井が高い。とはいえ、”千人”は大袈裟。100人でも込み合っていると思うだろう。 |
[酸ヶ湯温泉のHPから拝借] 手前が「熱湯」、向こうは看板があるように「四分六分」だが、意味がわかりにくい。 「熱湯」よりも「四分六分」の方が水温が高いのだ。でも、体の温まり具合は4〜6割っていうことからきている。2泊しただけでは、少し熱いくらいしかわからなかった。 |
千人風呂を出たあたりに休憩所があったが、もう1つの風呂に行くので横に見ながら通過。廊下の一部で人の通るそばなので、利用しにくそうだ。 |
つぎに小浴場である「玉の湯」へ。こちらは男女別に別々の場所にある。 下 [酸ヶ湯温泉のHPから拝借] 源泉が千人風呂とは別で白く濁っている。 |
入浴後、休憩所があったので、少し休んだ。 |
いったん部屋に戻り、18時に食堂へ。湯治棟の客向けの食堂のようだ。旅館棟の場合は、部屋食や別会場での食事になっている。 案内された席で待つ。白いテーブルの上には料理をのせた盆が紙の下においてある。 |
運ばれてきた「湯治食」は思っていたより、品数があり、見た目もよかった。「旅館食」は、これより品数が多いのだが、これでも十分だ。 左 黒板にメニューが書いてあった。 |
上左 飲物は「酸ヶ湯ビール」にした。 上右 ラベルを拡大。千人風呂の写真が描かれている。醸造元は下北郡大間村の「工藤商事」。 左 食後、売店に立寄ったが、そこで、りんごのチューハイを買って、部屋で飲んだ。醸造元は、何と京都の宝酒造だった。そういえば、夏に行った小笠原でも地元産のパッションフルーツを材料にしたチューハイを宝酒造で製造していたなと思い出した。ラベルもよく見ると、宝酒造のマークが描かれている。 部屋に戻ると布団が敷いてあった。 |
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