10 日 目 田沢湖と大釜温泉 |
7時過ぎに朝食をとりにレストランへ。写真の右手が玄関、撮影している自分の背後がフロント。 下 和食のビュッフェ。 特徴的なのは、漬物の「いぶりがっこ」もあったこと。真ん中の皿の一番下の丸いのが「いぶりがっこ」。 大根を煙で燻製にしたあと漬物にする秋田県内陸の郷土の伝統漬物。美味しかったので、土産に買った。 |
デザートとコーヒー。 10時発の「こまち」で田沢湖に向かうのだが、時間があるので2時間弱、部屋でのんびり。 下 角館発10時の「こまち」にチョイ乗りして田沢湖へ向かう。 |
「特定特急券(立席)」とある。「立席」(りっせき)は立たねばならないのかって誤解されやすい用語だと思う。また、自由席と同じだと誤解される場合もある。 「こまち」は全車指定席だが、秋田〜盛岡では、「立席特急券」が発券され、空席があれば、そこに座ってよい。自由席と同額だが、自由席ではなく、あくまで指定席の一種。 国鉄時代からあった制度だが、最近は全車指定が増えているので、立席も増えている。ただし、立席は区間が決まっていて、盛岡〜東京などでは発券されない。 |
角館10時発の「こまち」が入線。 「秋田新幹線」と呼ばれるが、これは通称。盛岡〜秋田は在来線。ただ、新幹線車両が軌間を変えられるように設計されていて、在来線に乗り入れることができる。ただし、最高速度は在来線特急と同じ。また、在来線本来のローカルの普通列車も走っている。 |
角館〜田沢湖はわずか18.2kmで、13分の乗車。角館も田沢湖もいまは合併で、ともに仙北市になっている。 |
乗車した車両はガラガラ。無人ではなく、自分の立っている位置よりも前には何人か座っていた。 |
田沢湖駅。田沢湖や乳頭温泉郷の玄関になる立派な駅舎だ。 下 駅舎内のバス切符売場で田沢湖一周の乗車券を購入。 田沢湖駅から田沢湖畔を経て、田沢湖を一周して、再び田沢湖畔に戻るという券。一周するルート上の2ヶ所で観光のための休憩があるのが特徴。 |
駅前広場の一角のバス停から、田沢湖一周バスに乗車。10時45分発。 下左 田沢湖一周の行先表示。 下右 車内。駅からの乗車は4、5人で、全員が一周してから田沢湖畔で下車するか、さらに田沢湖駅まで戻るかだった。あと、地元客4、5人が区間乗車。 |
潟尻で20分停車。湖岸にある「たつこ像」を見に行った。 「たつこ」は実在の人物じゃなく、「たつこ」という美女が田沢湖の近くの水を飲めば、永遠の美女になれると聞き、水を飲んだら、龍になり、田沢湖の主になったという伝説にもとづくもの。 |
遊覧船はこの像の近くまでやってくる。 |
御座の石神社前で10分停車。神社へ。こちらは、湖岸に鳥居があり、神社は湖岸から50mほどのところにある。 下 田沢湖畔のレストハウス。土産物店や食堂が入っている。表には屋台があり、バス停が一番右側にある。 |
12時15分、2度目の田沢湖畔で下車後はすぐに食堂へ。田沢湖が見える。 |
前日も昼食に食べたので2日連続だが、きりたんぽ鍋を注文。 下左 飲物は「田沢湖ビール」。 下右 醸造元は仙北市田沢湖の「わらび座」。前日飲んだ角館麦酒もここだったし、中身は同じだけれども銘柄をかえて出荷しているのかもしれない。 |
煮あがるまであと一息のときにきりたんぽを投入。 13時の遊覧船に乗りたいので、急いでいただく。 |
上 遊覧船の切符はレストハウスのはずれにあった。 左 13時発の遊覧船に飛び乗れた。乗船後すぐに出発。 |
レストハウスから走ったので暑かったのと、船室では中央部分しか席があいておらず、眺望がよくなさそうだったので、船尾でたっていた。船の航跡をみたりしていた。 田沢湖は水深423mで日本一深い。2位は支笏湖、3位は十和田湖。今回の旅で、1位と3位を一挙に訪問。 |
水が青くてとてもきれいだ。 透明度の順位も上位じゃないかと調べたが、ベスト10には入ってない。 |
先ほど、陸上から訪問したばかりの御座の石神社を湖上から見る。 |
「たつこ像」も湖上から再び見た。 |
13時40分に田沢湖畔に戻った。乳頭温泉行きのバスは出発したところで、つぎは14時32分と少し間がある。 レストハウスの表で、みそタンポなるものを売っていたので食べてみよう。 |
なるほど、きりたんぽを焼いて、味噌だれを塗って食べるようだ。1本食べてみた。 下 ”焼印があれば当たり”と書いてあった。まさかと思ったが、焼印が出てきた。 |
当たりで何がもらえるのかと思ったが、ソフトクリームかコーヒーかってことだったので、ソフトクリームをいただいた。 |
30分ほどバス停の近くをぶらぶらしてすごした。 |
14時32分発の乳頭温泉郷行きのバスに乗車。 |
上 バスを終点の1つ手前の大釜温泉で下車。 乳頭温泉郷に3泊する。乳頭温泉郷には7つの宿がある。ここ大釜温泉のほかに、蟹場温泉、妙乃湯、孫六温泉、黒湯温泉、鶴の湯、休暇村の合わせて7つの宿。泊る3つの宿以外の4つの宿も日帰り入浴する予定。 左 大釜温泉の入口へ。複数の棟があるが、木造の黒い建物である。もとは小学校だったという。 |
フロント。ここで靴を脱いで上がる。 |
2階の部屋へ向かう。 |
部屋に入ると、すでに布団が敷かれていた。 |
奥から入口に向けて撮影。 |
部屋からは黄色くなった森と1階の屋根だけが見える。 |
お茶請けのせんべいもおいてあって、ちょっとしたことだが気持ちいい。 |
風呂へ。 |
誰も入っていなかったので風呂を撮影。 |
露天風呂。 |
30分ほど入浴していたが、1人占めできた。 |
上 夕食。地元産の材料を使った品が並ぶ。 左上は鮎の開きの焼きもの。あとは、野菜や山菜を使った料理ばかり。山の中の宿に泊っていることを感じさせる食卓だ。 左 飲物は瓶ビール。 |
食べ終わったあとの食事会場。畳に座って、座卓での食事だった。 下左 食事会場には、「講堂(大広間)」との札。学校だったときには講堂だったのだろう。 下右 館内を見て歩くと、もう1つ食事会場があり「職員室(中広間)」の札。こちらは椅子席で食事ができる。こちらのほうがよかったな。 |
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