13 日 目  盛岡冷麺とじゃじゃ麺
 早朝に温泉へ。昨日は混雑していたが、朝一番に行ったので、撮影できた。(写真は昨日の記録の中で利用した。)それでも、ここは乳頭温泉郷で大きいことでは別格なので、1人占めの時間はすぐに終わった。

 7時30分から朝食。ビュッフェ式だが、昨夜の夕食時間が遅くさせられた関係で、あっさりしたものを中心に選んだ。天ぷらのコーナーだったところは卵料理のコーナーになっていた。
 
 料理少々とデザート、コーヒー。

 食後は部屋でしばらく休み、バスの時間にあわせてチェックアウト。並ぶ可能性を考えて10分ほど早めに行ったっら、その必要もなく、あとはロビーで待った。
 
 8時53分発の田沢湖駅行きのバスに乗車。客は十数人で、座席の選択の余地はあまりなかった。
 
 ぼやけているように見えるが、雲海が発生していて、田沢湖の上が真っ白になっていたのを撮影したもの。何もなければ湖が見えるところだ。
 
 9時38分、田沢湖駅に到着。駅2階に仙北市の遺跡などを紹介する小さなミュージアムがあり、行ってみた。

 
 
 2階は一面がイベントのできる1つの空間になっているのだが、その3分の1ほどを区切って、仮設の展示場があった。

 「森と遺跡の展示室」と名付けられ、森の動植物や遺跡の紹介をしていた。

 下   ここの一番目玉の展示物は、玉川温泉で発見された北投石。台湾の北投温泉で発見されたので北投石といい、鉛を含む重晶石。1889年に発見されて「いたが、北投石と分かったのは1919年。その後、特別天然記念物になった。
 
 
 
 上左   田沢湖〜盛岡の切符。

 上右   10時14分発「こまち」に乗車。

 左 
 3日前に田沢湖駅に到着したとき、乗ってきたのが、この10時14分発の「こまち」。今度は盛岡まで乗車する。

 
 
 
 上   10時49分、盛岡着。先に到着していた「はやぶさ」に併結して東京に向かう。新幹線の併結作業を見たのは初めて。

 左   この日はJRのホテルである「ホテルメトロポリタン盛岡」に泊まる。駅ビルの中に連絡通路があって、外を歩くよりも短い距離でホテルに行ける。
 
 宿で荷物を預かってもらい、手続もすませた。

 いったん外に出て宿の写真を撮ったが、旅行記を書いているときにはじめて宿の手前に駅ビルがあることに気づいた。
 
 まだ少し早かったが、昼食をとろうと駅ビルの地下を見て歩き、そのまま地下街に突入。

 何を食べるか迷っていたが、盛岡冷麺ののれんを見て、これにしようと思った。すぐ近くに別の盛岡冷麺の店があったので、見本や値段を比べて「寿々苑」に入店。
 
 店内。
 
 透明の麺でコシがあることや果物がつけられているのは自分の知っていた盛岡冷麺と同じ。

 でも、今まで食べたのはスープは透明で、具のキムチを混ぜて赤くなるイメージだった。この店は辛みがスープでコチュジャンを溶かしてあり、キムチがついてない点が新線だった。なお、辛さを選べたのだが、「別辛」があり、その場合はスープが透明だったんだろう。
 
 盛岡駅前ターミナルから「でんでんむし」(盛岡市の都心を環状に走るバス)に乗車。比較的本数が多く、120円で乗車でき、ICカードも使えるので便利だ。

 それでも、前から乗るのか真中からかとか、ICカードの場合は、タッチするのが乗車時と下車時の両方かどちらか片方かとかな初めてのバスなので迷う。
 
 
 上左   盛岡城跡公園で下車。

 上右   石垣の下をしばらく歩き、上がり口へ。

 左   曲輪(くるわ)を通り抜け、本丸に上がり、目を引いたのは銅像本体がない台座。

 南部藩主の末裔が軍人になり銅像が建てられたが、戦時中の金属供出で銅像も溶かされた。
 
 本丸から二の丸に下りて、二の丸から本丸を見る。
 
 石川啄木の歌碑。啄木は学生時代に、授業にでるかわりにこの付近にいることが多かったという。

 歌碑には「不来方(こずかた)のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心」と彫られている。(盛岡城は別名、不来方城だった。)
 
 石垣を下りる。今回の旅では弘前城を見たが、広さは比較にならないくらい大きい。
 
 三の丸を経て、石垣を下りきり、大通りに出るところに桜山神社があった。南部藩主らを祀っている。
 
 桜山神社ともりおか歴史文化館の間の川に架かる橋からは紅葉がきれいに見えた。
 
 もりおか歴史文化館。

 城跡の中では一番城外に近い場所にある。展示の工夫がしてあってたり、説明の文が子供でもわかりやすい感じであったのが印象的。
 
 盛岡市中央公民館。建物だけを撮影するのが難しかったのだが、紅葉もきれだったことが思いださえてよいかな。
 
 木造の火の見やぐらがあるのだが、ちょうど修復工事をしていているところだった。盛岡の都心では珍しい木造建物なのでまた見に来たい。
 
 岩手銀行旧本店。通称は”赤レンガ館”。内部は1階の一部などは無料だが、ほか大部分は有料なので、料金払い入場。

 一通り見るのに時間がかかり、見ごたえがあった。
 
 金庫室。
 
 金庫室の内部。
 
 赤レンガ館の向かいに「プラザおでって」があり、その6階が、「盛岡てがみ館」。岩手関係者の手紙が展示されていて見学した。
 
 もりおか啄木・賢治青春館。

 啄木と賢治についてのミュージアム。もとは第九十銀行本店だった建物。
 
 盛岡にあるアーケード街の1つ、肴町商店街を歩いてみた。

 下左   商店街の一方の入口。

 下右   バスセンターより「でんでんむし」で宿に戻る。

 
 
 
 宿に戻り、荷物とキーを受け取って部屋へ。縦長の部屋で、ベッドとテーブルは並行に細長く置かれている。
 
 窓側から入口側を見る。

 1時間ほど部屋で休んだ。
 
 夕食をとりに店を決めて出かけたが満席だという。かわりの店を教えてくれたが、そこへは行きつけなった。

 そして入ったのが「ホットジャジャ」。入店時にはじゃじゃ麺の店だとは気づかなかった。
 
 盛岡で有名な地ビール「べアレンビール クラシック」を注文。醸造元は盛岡市の「べアレン醸造所」。

 下左   野菜サラダ

 下右   ぎょうざ

 最初は居酒屋と考えて入店したのだが、ようやく、じゃじゃ麺の店だということがわかった。

 それなら、じゃじゃ麺、食べようってことになった。
 
 
 「べアレンビール シュヴァルツ」を注文。黒ビールだ。
 
 じゃじゃ麺。チータンタンなるスープつきで注文。

 じゃじゃ麺は初めて。麺はうどんに似ている。うぢんより細くて、平べったい麺だ。食感はもちもちしているが、うどんとは違う。
 
 
 運ばれてきたときには、味噌が麺の上に置かれているが、これをかき回してから食べるのが作法のようだ。

 なんだか焼うどんのような感じだ、味噌は肉エキスやにんにくが含まれていて、濃厚な味。
 
 麺を食べ終わったあとにチータンタン。

 これも作法があって、麺を食べた皿に渡されている生卵を割って混ぜてから、チータンタンをいれてもらうのだ。

 店員は生卵の入った皿をもっていって、スープを入れて持ってきてくれる。

 

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