3 日 目 賢治関連を見て、鉛温泉 |
朝食。前日の朝食とは焼魚の種類や卵料理の調理法を変えてある。 この後、コーヒーも出されたが、前日と同じなので写真は省略。 部屋に戻って、すぐにチェックアウトして駅へ。 |
上左 遠野駅の待合室。 上右 8時29分発、盛岡行き快速「はまゆり」に乗車。 左 すいていてよかった。固定クロスで片側は1人席。 |
9時11分、新花巻着。 新花巻の釜石線ホームは、新幹線ホームの下にあるが、入口は道路を隔てたところにあり、道路は地下道で渡る。新幹線駅とは別に無人駅があるって感じ。 地下道の階段にはエレベータやエスカレータはなく、大きな荷物を持つ客にはつらい。 |
新幹線ホームの下にある釜石線ホーム。釜石線ホームに行くには、道路の下の地下道を使う必要があった。 |
新幹線駅でコインロッカーに荷物を預け、夕方に乗車する花巻温泉郷行きの送迎バスの乗場を確認する。 送迎バスに乗るために戻ってくるまでの間、この日は宮沢賢治に関係する施設を中心に、新花巻駅に近いエリアを観光。小雨が降っていたので、傘をさしたり、閉じたり。 |
上左 賢治記念館までの道路脇には何か所か"あと何km"という表示が童話的な作品とともにあって、楽しめた。 上右 賢治記念館までの2kmほどは緩い上り坂。それをすぎると下り坂。峠があるとは思わなかった。 左 峠からさらに2kmほどで「花巻新渡戸稲造記念館」へ。 |
前年、盛岡の先人記念館で新渡戸の展示を見て、彼は盛岡出身と知っていたので、どうして花巻に記念館があるのかって思っていた。 新渡戸家は代々、花巻で南部藩につかえていたのだが、盛岡にひきたてられたのだった。 新渡戸の祖父は三本木原の開拓に尽力した関係で、十和田市にも新渡戸記念館がある。 |
展示を見た後、記念館に隣接する屋敷跡へ。ただの平地だが、盛岡に移転する前に稲造の祖先はここを拠点にしていた。 |
歩いてきた道を引き返し、まずは「宮沢賢治イーハトーブ館」へ。 イーハトーブとは、賢治の造語で、理想郷を意味するのだが、"イーハ"は岩手が由来。 小さな展示場と図書館がある。 |
上 展示場の大半は「ひかるの世界」という企画展。小6のひかるさんの5〜12歳(展示時)の作品展示。小学生の作品とは思えない、うまく描かれていたものでびっくり。 左 展示場。賢治関係は少なかったが、企画展がよかった。別室で「注文の多い料理屋」のアニメ上映もあって、できれば見たかったが、このあとの予定があってあきらめた。 |
「宮沢賢治記念館」入口に到着。でも、ここから階段を367段上るとのことでびっくり。 |
階段には屋根があったので、雨が降っている中、助かった。 下左 階段の横には段数が書いてあるのもよい。 下右 上り終えた。ふぅ〜。 |
上ではまず「注文の多い料理店 山猫軒」があり、ここで昼食。 |
店内。 下左 ズモナビールのヴァイツェン。つまみにあられがついている。 下右 醸造元は遠野市の「上閉伊酒造」。 この醸造元の日本酒は前日に飲んでいるので、ネット検索してみると地ビールもつくっていた。前々日には遠野醸造の地ビールも飲んでいるが、複数の地ビールがあるのもいいことだ。 |
イーハトーブ定食。 右上が"ひっつみ汁"、真中が"じゅんさい"、中段右が"白金豚の角煮"。 |
宮沢賢治記念館。 |
館内。 下左 イギリス海岸の地質的な説明もあった。確かに、かつては海岸で、そのために川岸にイギリスの海岸のような白い地層があった。 下右 「カイロ団長」という物語の企画展が行われていた。 |
賢治記念館は丘の頂上にあって、新花巻駅などがよく見える。 |
宮沢賢治童話村。 童話をテーマにした施設。こんなものかって感じで歩きすすんだ。 新花巻駅からの送迎バスの時間が気になって、どんどん歩く。 |
つぎに花巻市博物館へ童話館側から入館。ここも急いで順路に従って歩いただけって感じ。 写真は、廃線になった花巻電鉄の西花巻駅の駅名標。 |
駅に戻り、ロッカーから荷物をとりだし、送迎バス乗場に行くと、すでに15時10分発のバスが停車中で、あわてて乗車。 下左 旅館組合の共同の送迎バスで、各温泉に止まりながら、鉛温泉へ。15時50分着。 下右 鉛温泉バス停からわずかの距離だが、藤三旅館の送迎車に乗り換えて旅館に向かう。 |
「藤三旅館」に到着。(写真は翌日に撮影したもの。この日は雨で急いで建物内に入った。) 今回は、旅館部ではなく、湯治部で予約したのだが、いまは湯治部の入口も旅館部と同じになっている。 |
玄関で少し待たされる。 送迎車で多くの客がまとめてやってきたので、呼ばれるまで少し待ってから、手続き。 下 温泉は4ヶ所あるのだが、」うち3ヶ所は、混浴、男性、女性で細かく時間がわかれていて、入浴する順番をよく考えねばならない。この3ヶ所以外に、男女別の浴場があり、24時間入浴できる温泉があり、あわせて4ヶ所。 |
部屋へ。 トイレと冷蔵庫なし。冷房はないが暖房はある。夏がつらいかな。行った時期は、暖房を朝方だけ使い、冷蔵庫はなくても、ビールなどはそこそこ冷たくて問題なし。 |
窓側から入口(写真で真中)を見る。 布団は客が敷くというということ。 |
説明のとき、夕食も朝食も部屋食であると聞きびっくりし、さらに夕食は17時からと聞いてまたまたびっくりした。 本来なら食事前に温泉へ行きたいのだが、食後に温泉とする。 湯治部ということで、かなり質素な夕食だ。 |
昼間の観光で新渡戸記念館の近くのコンビニで買っておいた飲物を夕食用にした。本来は、夜に飲む飲物として買っておいたのだが、夕食が部屋食だったので転用した。 冷蔵庫はないが、窓際は日没後、かなり気温が下がるので、冷蔵庫なしでも大丈夫だった、 食事後、食器などは廊下に出す。 部屋食なのは、コロナ禍とは関係なく、湯治部には食堂がないからとのこと。 |
トイレに行く際に、自炊用の調理場を見た。 電子レンジとガスコンロがある。ガスコンロは有料。皿や茶碗などは、きれいなものかどうかまではわからないが、使うことができる。 自炊の場合は、食材を花巻の街で仕入れてくる必要がある。 |
(藤三旅館のHPより拝借) 藤三旅館で有名なのが「白猿の湯」。ここは立って入浴する立湯なのだ。しかも日本一深い立湯だそうだ。 入口は2ヶ所あり、それぞれ階段を下り、地下にあたる部分に脱衣場と浴槽がある。 |
(藤三旅館のHPより拝借) 浴槽の中には岩が多くある岩風呂で、湯は足元から湧き出でいる。浴槽の中に直に湧き出ているのが特徴。 20時から女性専用になるので、時計を気にしながらの入浴。 |
(藤三旅館のHPより拝借) 「桂の湯」。この温泉だけは男女別になっていて、常時入浴できる。 |
(藤三旅館のHPより拝借) 「桂の湯」の露天風呂。川に近いところにある。 |
(藤三旅館のHPより拝借) 露天風呂は数段の階段を下りて、さらに川に近いところに別の浴槽があった。 HPは昼の写真が掲載されていたが、入浴したのは夜。 |
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