12 日 目   霊 場 恐 山
 朝食。

 セット済みの和食だった。鍋は湯豆腐。
 レストラン。

 食後はすぐにチェックアウト。
 向かった先は、200mほど離れている「ユニサイトむつ」。

 工事中で入口がはっきりせず、少し戸惑った。

 荷物を預けて、すぐに出かけた。
 700mほど離れたむつバスターミナルへ。ここは2022年5月末に廃止され、ターミナル跡は空地になっていた。

 下左   ターミナル廃止後は近くの路上のバス停で乗降する。バス停名は「むつバスターミナル」のまま。

 下右   9時20分発、「霊場恐山」行きに乗車。恐山行きのバスは5〜10月の運行で。この日は10月26日だったので、あと5日で運休になるという日の乗車。

 11〜翌年4月は恐山が閉鎖されるので、車で行くこともできない。
 
 
 
 恐山の2つ手前のバス停「冷水(ひやみず)」で時間調整で停車。出てもよいということで、冷水を飲んでみた。

 霊場恐山の4km手前にあり、ここで手を洗うのがならわしだとか。そして、ここが俗界と霊界の境だとか。
 
 9時48分、恐山の1つ手前のバス停「太鼓橋」で下車。ここから1kmは歩いた。

 太鼓橋というより、一般的には「三途川(さんずのかわ)」を渡る橋として有名。ただし、橋は渡れない。

 
 
 太鼓橋を横から見る。
 
 宇曽利湖を見ながら恐山に向かった。
 
 10時20分、「霊場恐山」の総門に到着。写真の右の方にある拝観券売場でチケットを購入。

 下左   山門。

 下右   扁額には「霊場 恐山」とある。少し怖い感じ。「恐山」は山の名じゃなく、寺の名だとわかる。

 
 
 
 山門を通る前に、山門の左手にある本堂へ。

 本堂といっても、この寺の中心になる堂宇ではなく、修行場所。寺の中心の建物だと考えると、簡素な造りであれっと思ってしまう。
 
 山門の手前に地蔵があり、風車が回るという恐山らしい光景がみられた。

 水子の霊を供養するためだろうか。
 
 山門を入ると、参道の右手に薬師の湯がある。男湯だ。
 
 温泉は無料。ここでは、参拝する前に身体を清めるのが温泉の目的だろう。

 2つの浴槽があり、手前はぬるく、向うは熱い。白く濁っている。
 
 ぬるい方に入浴し、入口側を見る。20分ほどの滞在中、湯を独り占めできた。
 
 参道の左手には、女湯である冷抜の湯。HPの旅行記を見ると、かつてはこちらが男湯だったようだ。

 その横に古滝の湯。時期により、男女がわかれる湯だという。でも、行ったときは女湯になっていた。各種HPの写真を見ると3湯は中は同じような感じ。このほか、離れた所に混浴でもう1湯ある。
 
 恐山のメインの堂である地蔵殿。内部の参観もできるが、撮影はできない。

 恐山といえばイタコだが、イタコも高齢化がすすみ、今は年2回の大祭のときだけやってくるのだという。いった時にはまったく見かけなかった。
 
 地蔵殿の横から広い境内の参拝コースが始まる。

 小石が積み重ねられて横で風車がたてられているところがあちこちにある。それぞれ水子霊の供養だろう。
 
 参拝コースは、地蔵殿までの参道は石畳だったが、地蔵殿からは、白い砂の道や砂利道になっていて、軽いトレッキングコースのようだ。
 
 奥の院に上がり、不動明王を参拝。
 
 奥の院からは恐山の中心部がよく見渡せた。
 
 参拝コースは起伏があり、ところどころに祠や地蔵がある。

 慈覚大師堂。恐山の開山者が慈覚大師。
 
 宇曽利湖がよくみえる丘。
 
 丘を下り、宇曽利湖に向かう。
 
 血の池地獄。

 別府の血の池地獄のように、温泉がでていて、土の関係で赤いのだろうって思って現地に行くと全然、赤くない。時期によって藻が赤くなるのだということだ。
 
 宇曽利湖畔にやってきた。極楽浜といわれるところ。
 
 沈殿物が泥のようになっていた湯の流れ。
 
 参拝コースを歩き、総門に戻ると12時30分。昼食はレストランがあったが、時間的なこともあり下北に戻ってから食べることにした。

 13時発のバスに乗車。
 
 13時30分、むつバスターミナルで下車。

 「月うさぎ」という店に入店。
 
 店内。
 
 ビーフシチュー・リゾ。

 「リゾ」とは、炒めたご飯の上に汁物のおかずをかけた料理のことで、初めて知った。リゾットとは別物。

 ビーフシチューを注文したが、サーモンクリームソース、茸のチーズクリーム、カニのトマトソースなどがあり、パスタのソースと共用だった。
 
 コーヒーもついて1210円。なかなか美味しかった。食べ終わると、昼の営業時間終了の14時20分をすぎていた。
 
 「むつバスターミナル」バス停が真ん前にあるスーパー「さとちょう」。

 少し覗いていこうと入店したのだが、みているうちに、夕食の惣菜を買って、部屋食にしようと考えが変わった。

 買物をして、朝、荷物を預けた宿へ。
 
 15時のチェックインタイムを少しすぎたころに宿に到着。すぐに部屋へ。
 
 窓側から入口側を見る。

 このあと、部屋でずっと休憩し、夕食は部屋食。
 
 窓から、むつ市街が見える。

 下   旅行支援クーポン。この日は使えないが翌日以降どう使うか考えた。
 
 
 
 
 上左   バドワイザー缶。

 上右   大間産のぶり。マグロではないが、大間産ということで買った。短冊を切らずに食べてみた。

 左   大畑産のいか。
 
 深浦産ずわいがにを使ったカニクリームコロッケ。

 下   産地の表示。地元産の魚を食べられてよかった。
 
 
 冷酒「御神酒」。

 むつ市の「関乃井酒造」製。

 

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