13 日 目   尻屋崎と薬研温泉
 
 上  朝食はビュッフェ。

 左下のせんべい汁、右下のみそおでんと青森名物があり、カレーもいただいた。

 左  デザートとコーヒー。
 むつ市では、1泊目と2、3泊目が別の宿になり、宿かえした。部屋代はほぼ同じなのだが、部屋については1泊目が広かったが、朝食は2、3泊目の宿の圧勝だ。レストランも明るくていい。
 朝食後、しばらく休んでから、700m離れた「むつバスターミナル」バス停へ。前日に惣菜を買ったスーパーの前だ。

 乗車した尻屋崎行きのバス。9時30分発。

 このバスは5〜10月は尻屋崎まで行くが、11〜翌年4月は尻屋の集落までで、2kmほどが運休になる。この日は10月27日で尻屋崎までバスが行くのはあと4日。
 
 尻屋のバス停は広場の一角で、広場では昆布ほしをしていた。

 下左   尻屋の集落から岬までの陸側は寒立馬(かんだちめ)という馬の放牧地。

 下右   10時23分、尻屋崎着。岬まで乗ったのは自分ひとり。
 
 
 到着後、すぐに尻屋崎灯台に向かった。1878年につくられたもので、重要文化財になっている。見学できるようになったのは2018年と新しい。

 下   北海道を見る。山々は渡島半島の東南部、恵山岬近くの山々。位置的に函館は見えない。
 
 
 むつ市の方向を見る。下北半島の山々が見えるが、尻屋崎に近いところは平地なのが意外だった。

 真ん中に建物があるが、閉鎖されていた売店で、そのそばにバス停がある。
 
 下北半島の東海岸を最北の尻屋崎から南の方を見たもの。

 下左   最上部にある光源。

 下右   灯台は二重の煉瓦壁でできている。2つの煉瓦壁の間には隙間がある。このことがわかるように穴を開けて見られるようにしてあった。
 
 
 
 上   上れる灯台は全国に16あると知った。尻屋崎はその最北のもの。

 左   「本州最涯地 尻屋崎」の碑。

 本州最北は大間アだし、最東は岩手のとどが崎。それで、最涯(さいはて)としたのだろうが、一般的な"最果て"にはせずに、より辺境の地であることをあらわしたのかな。
 
 10時58分発、むつバスターミナル行きに乗車。

 岬から乗ったのは自分だけだったが、尻屋の集落からは他の客も乗車。
 
 11時55分、むつバスターミナル着。

 向かったのは、むつ市の1泊目で泊った「はねやホテル」。

 むつ市中心部で、旅行支援クーポンの使える飲食店はわずか。昼食時にクーポンが使える数少ない店の1つで来店した。
 
 上   1000円の日替わりランチ。クーポン1枚でいただく。

 左   ミニケーキとコーヒーつきで、1000円とは安い。地元客でにぎわっていた。
 
 まさかりプラザ。

 "まさかり"とは、おのに似ているが、刃の部分がおのよりも大きい。でも全体としては"まさかり"はおのより小さい。下北半島は"まさかり"の形をしている。

 次のバスまで時間あったのでやってきたが、すぐに見終わったので、待合室で休憩。
 
 JRバスの田名部駅。

 JRバスでは大きなバス停を"駅"という場合がよくある。なかには鉄道線との連絡乗車券を売っていた場合もあった。

 ここはバスの駐車場があり、かつては人員配置されていたようだが、今は駅の窓口は閉鎖され"無人駅"のようだ。
 
 田名部駅からむつバスターミナルの方向を見る。ここがむつ市のメインストリート。
 
 むつバスターミナルより14時40分発、佐井車庫行きに乗車。
 
 15時10分、大畑駅前着。かつてのJRそしてそれを引き継いだ下北交通の大畑駅の駅舎は、今は下北交通の大畑出張所になっている。

 駅前に着くと、予約しておいた乗合タクシーが待っていて、すぐ乗車したので、この写真は、あとで目的地の温泉から戻ってきたときに撮影したもの。
 
 大畑・奥薬研温泉の間は、かつて下北交通が路線バスを運行していたが、廃止され、今は予約制の乗合タクシーは運行されている。1時間以上前に予約が必要で、前日に電話しておいた。予約がない便は運転されない。

 旧駅舎の玄関の横に乗場の看板があった。

 運行を代行しているのは、地元の大畑タクシーで、見た目は、普通の大畑タクシーと同じ車体だ。

 乗合タクシーの場合は、1日4往復で時間が決まっていて、その時間で運行される。運賃は、普通のタクシーに比べて格安だが、過疎地に多いコミュニティバスよりは高い。今回乗る大畑駅前・奥薬研は1100円。
 
 旧駅舎前にこの形のタクシーが複数台、停車していて、うち1台が、予約していた乗合タクシーだった。1台のドライバーがバスを下りた自分に話しかけてきたので、わかった。
 
 
 奥薬研の修景公園のレストハウス。ここにある「かっぱの湯」に入浴。

 かつては宿泊施設があり、昭和11年に秩父宮夫妻が宿泊されたという。また展示館もあったが、いずれも閉鎖。その後、レストハウスができた。
 
 かっぱの湯。横に長い露天風呂。
 
 16時33分、レストハウスに乗合タクシーが迎えにきて、大畑へ戻る。

 途中、写真の薬研渓谷が美しかった。
 
 乗合タクシーは旧大畑駅、17時着。旧大畑駅駅発のバスは17時15分発、むつバスターミナル17時45分着。
 
 宿に戻り、ネットで旅行支援クーポンが使える居酒屋を確認。数少ない店の中で、宿の近い店「KURUMAZA」へ。
 
 店内。
 
 お通しは、ほたての味噌汁と皮つきピーナツ。
 
 サッポロ黒とエビスのハーフ&ハーフ。
 
 真そい刺身。

 どんな魚かも知らないで注文した。見た目はタイみたいだが、かなりこりこりしている。あっさりしているのはタイと同じだが、油もある感じ。
 
 
 上左   冷酒「祈水」。

 上右   製造はむつ市の「関乃井酒造」。原料は東通村産の米と東通村のジュラ紀の地層からの湧水を使って製造している。

 左   長いもとにんにくのからあげ。
 
 十和田バラ焼 下北スタイル。

 麺が入っているのが下北スタイルなのかな。

 

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