5 日 目   肘 折 温 泉
新 庄 へ
 朝食会場へ向かう前に天気予報を見ていた。なんと、これから向かう「肘折」が、豪雪地としてとりあげられていてびっくり。
 フロント横のロビーで朝食。
 朝食。右上は、ミニそば。
 駅に向かう。駅舎の中に貼られたポスター。

 "すき焼き"のまち米沢、とある。でも写真は牛鍋のようだ。はじめに牛肉を焼くすき焼きに対して、鍋でほかの具とともに牛肉を煮る牛鍋。これはどうみても牛鍋だ。

 ひょっとしたら、すき焼きと牛鍋はあまり区別されていないのかもしれない。店によっては、すき焼きを注文して、出てくるのは牛鍋ってことがあるのかもしれない。
 9時26分発、新庄行き「つばさ」に乗車。

 何と、1992年の山形新幹線開業時のシルバーの塗色に変えたE3系にあたった。1編成だけの変更なので、偶然遭遇できてラッキー。
 
 側面には翼のデザイン。
 新庄行きだが、わかりやすくするため「山形・新庄」になっている。米沢・山形間で途中駅に止まらない「つばさ」は3往復だけなのだが、止まらない列車にあたった。
 
 上   米沢・新庄間はほとんど雪一面が連続。

 左   車内。下車時に撮影したので、人が写っていない。

 下   10時53分、新庄着。

 左は、乗車してきたリバイバル塗装のE3系。右は、先発の2024年から投入されはじめたE8系。
 
 乗車した「つばさ」は2番線に着き、1番線に接する出口に向かう。3、4番線は、横手、酒田、鳴子温泉方面。

 1、2番線は、軌間が新幹線用の1435mm、3、4番線は従来の1067mmなので、直通できず、間に通路がつくられていた。訪問時は、横手、酒田、鳴子温泉方面は、どれもしばらくバスになり使われていなかった。
 2024年7月、山形県北部で最上川が氾濫するなどの水害があり、現在でも、横手、鳴子温泉方面が代行バスだ。

 酒田方面も水害があったのだが、水害発生前から、工事のために代行バスが運行され、現在も続いている。

 今回の旅では、鳴子温泉に行くことも検討したが、代行バスの本数が少ないうえ、所要時間も長くなるので、鳴子温泉は見送った。
 
 新庄駅舎。

 コインロッカーに荷物を預けて、街歩きに出発。
新庄を街歩き
 街中の雪は多いけれども、米沢>新庄>山形という感じで、米沢が一番雪深いという印象。
 芭蕉が泊まった「風流亭」の跡。
 新庄ふるさと歴史センター。

 ここは前年の水害で、電気設備が故障し、休館していたが、1月11日午後1時から一部開館ということで、12日にやってきた。

 
 開館は”お祭りホール”のみ。

 2024年8月の新庄まつりの最優秀山車などが展示されていた。

 大部分の部屋はまだ開いていなかった。
 新庄城址にある戸沢神社。

 山形の最上義光の死後、内紛があり、最上氏は改易され。大名から旗本に陥落した。

 新庄には、戸沢政盛が入り、新庄城が築城された。
 
 戸沢政盛像。
 
 駅前に戻り、「急行食堂」で昼食。

 
 
 店内。

 昭和の食堂の雰囲気。国鉄でこの地には"特急"がなかったころに"急行"と名付けられたのだろうな。
 中華そば。
 
 駅舎と一体になっている「ゆめりあ」。土産物店などが入居しているのだが、鉄道コーナーがあるので立寄ってみた。
 夜行の気動車急行「出羽」のサボ。酒田編成があり、これは新庄で切り離された車両用のもの。新庄で長く停車し、連結、解結が行われた。

 夜行列車には数多く乗って"宿かわり"に利用したが、気動車の夜行急行は少なかった。

 「出羽」は郡山から乗車か郡山で下車で、他の列車と組合わせて、当時あった"東北ワイド周遊券"の範囲におさまるように乗車した。
肘折温泉到着
 コインロッカーから荷物を取り出し、駅前のバス停へ。

 13時45分発の大蔵村営バスで肘折温泉へ。
 
 すでに並んでいる客が多くて乗れるか心配だったが、ぎりぎり乗れて座れ、荷物置場も利用できた。
 
 2024年7月に最上川が氾濫し、パトカーが流され警官がなくなっているのが、その近くも通った。

 下左   終点の少し手前で、ヘアピンカーブを下る。1時間ほどで肘折温泉着。
 
 下右   肘折温泉のバス停看板。
 
 
 
 1泊する「ゑびす屋」へ。
 
 フロント。昔ながらの昭和の旅館という感じ。
 
 部屋へ。
 
 窓側から入口側を撮影。
 
 寝室。
温泉街散策のあと宿の風呂と夕食
 1時間ほど休憩したあと、温泉街の散策と公共浴場へ出かける。

 フロントそばの貼り紙に朝市について書いてあったので、尋ねてみた。

 4月下旬からいつまでやっているのですか。11月下旬までということだ。当たり前だとは思うが、この時期はやっていない。朝市のやっている時期にまたきたいなぁ。
 
 真中に見えるのが肘折ダム。この付近が温泉街の中の一番上流。
 
 温泉街の真中付近には神社があるが、雪のため階段を上ることができない。
 
 温泉街の入口付近。土産物屋兼食料品店で少し買物をする。
 
 共同浴場の「上ノ湯」へ。
 
 (大蔵村観光協会のHPより拝借)

 先客が何人かいて、独り占めはならなかった。宿の湯とは別の湯も入れてよかった。
 
 宿に戻り、宿の内湯に入ろう。その前にお茶請けをいただく。
 
 内湯に向かう途中、調理室があった。湯治客が利用する。ガスコンロがある。調理器具は持参するようだ。
 
 内湯。ここは混浴で、脱衣場は男女別にあり、浴槽は共通。別に女湯と予約制の貸切風呂がある。
 
 湯を独り占め。

 部屋に戻るときに、22時から貸切風呂を予約しておいた。
 
 18時からの夕食は部屋の前まで運ばれた膳をいただく部屋食。
 
 飲物は新庄駅内のコンビニで買っておいた山形県高畠町の高畠ワイナリーの白ワイン「高畠醸造」。
 
 22時に予約していた貸切風呂へ。
 
 利用時間は1時間なのでゆっくり入浴。

 

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