1  ソ ウ ル 立 ち 寄 り

 

 

A350

 今回の旅はアシアナ航空を利用して、イスタンブルに向かい、その後、トルコ国内を周遊する。

 欧州方面への安いビジネスクラスはないかとネットで調べていたら、アシアナ航空でかなり安いチケットがでていた。しかし、行き帰りの日が限定されていて、都合の良い日の便を利用しにくかった。そんな中で、イスタンブルなら往復ともに希望日で取れる。トルコへは2003年以来だが、久しぶりに行ってみたいと思っていたので、アシアナでトルコに行くことにしたのだ。

 行き帰りとも仁川乗継になる。1日目はソウルで必ず1泊となり、夜便で行って泊まるだけという手もあるのだが、あえて朝便で行き、午後はソウルをぶらぶらして楽しみ、1泊して、翌朝のイスタンブル行きに乗ることにした。

 関西空港のアシアナのカウンターを久しぶりに利用する。乗継地で1泊するが、24時間以内の乗継なので荷物はイスタンブルまでスルー。
 
 
 上左  カウンターでファストレーンの券が渡され、保安検査場はファストレーンを利用。

 上右  顔認証で制限エリアに入ると、ANAラウンジへ向かった。

 左  食べ物については、サクラには及ばない。焼きそば風のものなどをいただいた、
 
 カレーもいただく。関西空港のANAラウンジでカレーというのははじめてだ。カレーそのものは成田や羽田と同じチキンカレーのようだ。少しだけいただき、朝食とした。
 
 搭乗時刻が近付き、ゲートへ。搭乗するアシアナ便。

 これはA350。エアバスの最新の大型機。

 下左  OZ111に搭乗。

 下右  コックピットは黒くサングラスをかけたような感じ。
 
 
 機内へ。ビジネスクラスの中央席の配置は、両サイドに席がある列と真ん中で2人接する席の列で、珍しい配置だ。

 下左  自席。窓側席だが、窓に接する席。交互に通路に接する席がある。

 下右  モニターとオットマン。足を入れる部分が狭いのが残念だった。
 
 
 離陸。関空連絡橋を見ながら上昇。

 乗客は2割程度。エコノミークラスも2割程度だ。日韓の外交関係の悪化とそれに伴う韓国での日本渡航自粛ムードの影響だろう。アシアナの関空便ではこの便だけがA350であとはA330。この便もA330で十分だが、運用上、簡単には変更できないのかもしれない。

 
 
 日本海に抜けるころから機内食。飲物はシャンパンにした。
 
  機内食は日韓線でも洋食か韓食か選べるという情報があり、韓食を選ぶつもりだったが、洋食(ステーキ)だけだった。客が少ないので、洋食だけになったのだろうか。

 下左  飲物は赤ワインに変えた。

 下右  コーヒーとデザート。デザートは最初の皿にあったものをとっておいた。
 
 
  食後は座席をフルフラットにして休んだ。とはいえ、15分ほど休んだだけで、降下開始。

 下左  まもなく到着。

 下右  仁川空港到着。近年、ソウルに行く時は長らく金浦空港利用だったので、仁川空港は久しぶりだ。
 
ソウル路散策、ノガリ横丁でビール、乙支麺屋の冷麺
 訪韓は2016年1月以来だ。以前はソウル発券のループをしていたのだが、JAL関西・金浦便が廃止されたために、とりやめた。

 3年8か月ぶりの訪韓。入国カードはパスポート番号や日本の住所の記入欄がなくなり、ごく簡素なものになった。さらにスタンプも省略だ。出国カードは前回の訪韓時にすでに廃止されていた。

 入国後はすぐに空港鉄道の駅へ。エクスプレスは40分間隔で、待たねばならなかった。それで、1時間に5、6本ある普通列車に乗車。
 
 エクスプレスと普通は改札が別で、ホームも別。普通はTmoneyで乗れるので利用した。(エクスプレスは不可)

 下左  普通列車に乗車。最近、仁川空港には第2ターミナルができ、大韓航空などが使用している。空港鉄道も第2が始発で、アシアナなどが利用する第1の駅は途中駅になった。

 下右   普通列車の車内。
 
 
 
上左  ソウル中心部のかつて高架の自動車専用道路だったところが公園になっている。ソウル路と呼ばれ、都心の散策コースになっている。旧ソウル駅舎の向こうにソウル路が見える。

 上右  ソウル路に上るための螺旋階段があり、上がってみた。

 左  まず一番西の端まで行ってみた。西端の地上から坂道で上がる部分。
 
  ソウル駅の北側の線路が多数あるところの上を通る。赤い列車はKTXだろうか。KTXで車両が赤いものは乗ったことがない。

 上左  ソウル路にはところどころに休憩所が設けてある。

 上右  休憩所に掲示されていた写真。かつて自動車道路だった当時の様子。背後にソウル駅が見える。

 
 
 
 ソウル路から見た旧ソウル駅舎。駅舎の全景を見るにはいい場所だ。

 下左  南大門。放火によって焼失し、再建されたあとじっくり見るのは初めてだ。

 下右  ところどころにピアノが置かれていて自由に使うことができる。演奏していた人もいた。雨の時どうするのかな。
 
 
ソウル路の一番東端までやってきた。南大門市場の南の入口付近で、ソウル路は地上に下り、終了する。

 下左  南大門市場は南から北へ歩いただけだが、北の入口にホットクの屋台があって、行列ができていたので並んだ。

 下右  アツアツのホットク。久しぶりにいただいた。
 
 
市庁から乙支路入口まで地下鉄で移動。地上に出ると、水道工事の部品などを売る店とか下町の雰囲気が漂う。都心にこのようなところがあったのだ。

 狭い路地裏を2、3分歩くと、人がたくさん集まっている小さな広場があった。ノガリ横丁だ。店の中から一番歴史のあるOBベアへ行った。
 
 店内にも少しだけ席があるが、メインは店の横の屋根のない空間。たくさんの地元民でにぎわっていて、観光客はやってこないような地元密着型のビアガーデンだ。わずかな空席を見つけて着席。
 
 ビールとノガリを注文した。ノガリはタラを干したもので、とても硬い。手でちぎって細かくする。

 ノガリ自体には味がまったくついていなくて、マヨネーズとタレをつけて食べる。タレは、コチュジャンよりも辛い。

 回りの客もほとんどがノガリを食べていた。ノガリは1匹わずか1000ウォン(約100円)。
 
 
 上左  ノガリ横丁のつぎは乙支麺屋(ウルチミョノク)をめざした。路地の奥にある店でわかりにくかったがたどりつけた。

 上右  そば湯のようなものがでてきた。温かくて美味しい。

 左  冷麺。美味しい冷麺だ。またやってきたい店だ。

 
 
 上左  乙支路入口からソウル駅乗継で仁川空港に戻った。エクスプレスがあれば乗ろうと思ったが、ぎりぎりのところで乗れなかったので普通列車を利用。

 上右  この日は仁川空港にある「ダラキュー」というカプセルホテルに泊まる。仁川空港の空港鉄道の駅がある建物の2階にある。

 左  カプセルホテルではあるが、2段式にはなっておらず、狭いけれどもビジネスホテル風の内装になっている。屋根は空港の建物の屋根である。天井はあるけれども、空港のフロアに箱が並べられているという感じ。
 
 室内。

 下左  シャワー付きの部屋にした。

 下右  水はコンビニで買っていったが、チェックインのあと、冷蔵庫から1本とるようになっていた。

 
 
 

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