11 日 目  フ ォ ー ス 橋

 

フォース鉄道橋
 
 この日は、フォース鉄道橋を見に行く。

 8時から朝食。前日と全く同じなので、写真は省略。

 朝食後、駅に行き、9時55分発のグレンロセス行きの気動車に乗車する。

 
 エディンバラの近郊の普通列車であるためか、案内も簡易なもの。

 運行会社はスコットレイル。スコットランドはほぼスコットレイルだが、ロンドンからLNERやAvantiが乗り入れている。
 
 車内。
 
 
 上   25分ほどでダルメニー着。

 左   駅名標。英語の下にゲール語でも書かれている。   
 
 ホームの先からフォース鉄道橋が見えた。
 鉄橋の下に、フォース湾の遊覧船乗場があるので、鉄橋の下へ向かう。
 駅から鉄橋が見えていた割に、鉄橋の下まではかなり歩かねばならなかった。駅が急崖の上にあるから、傾斜の緩やかな道で下るには距離が必要なようで、25分ほど歩いた。

 駅近くには街があったのだが、それは高台の街で、海岸沿いまで下りると下の街がある。


 下   鉄橋の近くまでやってきた。変わった形のアーチが3つ繋がっている。

 対岸が見えるが、ここは川でなくフォース湾で海である。
 
 鉄橋のたもとの下にある遊覧船のチケット売場。予想外に駅から遠かったが、11時の船に間に合ってよかった。
 
 乗船券として使いまわしのできるカードが渡された。船に乗るときに、これを渡す。

 下   乗船した船。

 気温は12度で、ダウンを着てちょうどいいくらいだった。
 
 
 すぐに鉄橋の下をくぐる。
 
 天然ガスを採掘していた。フォース湾は北海の一部なので、北海油田・ガス田の一部になるのかな。
 
 ブイの上でアザラシがお休み中。
 
 ほかの人の旅行記を見ていると、この島に上陸するようだったが、上陸しなかった。夏場のみ上陸なのかな。
 
 
 鉄橋に戻ってくると、こちらのブイにもアザラシが。

 下   鉄橋をくぐり、道路橋へ向かう。
 
 
 
 上   道路橋は2本ある。

 左   手前の道路橋では歩いている人を発見。

 すぐにネット検索してみると、道路橋の1本は歩けることがわかった。急きょ、歩いてみることにした。

 もともとは、駅に戻り、列車で対岸の駅に渡り、そこからエディンバラに帰るつもりだった。
 
 上   3本の橋を同時に見る。2本ある道路橋のうち、手前は自動車専用、真中が歩行者、自転車も通れる。

 左   乗船場に戻ってくると、ちょうど列車が通った。
フォース道路橋
 サウスクイーンズフェリーの海岸沿いの街。

 下   ここから坂道を上り、道路橋の始まる地点に向かわねばならない。

 フォース道路橋は2500m以上の長さがあり、歩けば自分が歩いた"歩ける長大橋"の中で、来島海峡大橋、伊良部大橋、ゴールデンゲートブリッジに次いで4番目の長さになる。
 
 
 道路橋のはじまる地点。
 
 歩きはじめる。
 
 支柱のところ。歩き続ける。

 下   道路橋から見た鉄道橋。

 歩いた長大橋ベスト10(2023.10現在)

 1 来島海峡大橋 4105
 2 伊良部大橋 3540
 3 ゴールデンゲートブリッジ 2737
 4 フォース道路橋 2540
 5 古宇利大橋 1960
 6 ブルックリンブリッジ 1834
 7 ハノイのロンビエン橋 1700
 8 来間大橋 1690
 9 南京長江大橋 1577
 10 甑大橋 1533
 
 
 
 上   鉄道橋をちょうど列車が通った。

 左   道路橋の終端。橋自体は30分少々で渡り終えたが、橋のたもとに向かう道も入れると1時間少々かかった。

 
 上   ノースクイーンズフェリーの街。高台と海岸沿いに街があるが、こちらは高台の街。

 左   街に入ると、すぐに駅はあった。
 ホームの先端からフォース鉄道橋が見えるのは、先ほど下車した南側のダルメニーと同じ。
 
 ノースクイーンズフェリーの駅名標。
 
 待合室ではフォース鉄道橋に関する展示がおこなわれていた。

 下   14時53分発のエディンバラ行きに乗車。
 
 乗車した気動車。
 
 すぐにフォース鉄道橋を渡る。いま歩いて渡ったばかりの道路橋が見える。
 エディンバラに到着する直前に、岩山の上に建つエディンバラ城が見えた。
エディンバラ観光の残りと夕食
 エディンバラに戻ると15時20分ごろ。フォース道路橋を歩いたため、考えていたよりも遅くなった。

 エディンバラ観光の残りを大急ぎでする。まずは、スコティッシュ・ナショナル・ポートレイト・ギャラリーへ。

 下   入口ホールの上には多くの人の絵が描かれていて、ポートレートギャラリーらしくていい。

 ポートレート自体は昔の人も今の人も知らない人ばかりで、面白くなかった。
 
 
 スコット・モニュメント。

 写真の右手に泊っている宿があり、部屋の窓からもこの塔が目の前に見える。
 
 ロイヤル・スコティッシュ・アカデミー。

 特別展をしていたが、特に関心はないもので、有料でもあったので入場しなかった。

 下  国立スコットランド美術館。

 16時30分までに入場ができず、入れなかった。ここは印象派も少しあるようで、入れず残念。ポートレイトには行かず、ここを目指した方がよかったかな。
 
 
 「クロース」と呼ばれる階段とトンネルを通って、ロイヤルマイルに向かう。
 
 スコッチウィスキー・エクスピリエンス。

 前々日、当日参加ではチケットが売り切れだったので、その夜に17時30分からの回を予約した。少し早く着き、1つ前の回で入れてもらおうとしたがダメだった。
 
 上   最初はパネルを使い説明。

 前年に余市と山崎で醸造所見学をして、知っていたので、英語はわからなかったけど、あぁ、あのこと言ってるんだなって何となくわかった。

 1つの醸造所で作ったウィスキーだけでブレンドしたものが、シングルモルト。

 製麦、糖化、発酵、蒸留、貯蔵の各段階の説明をしているなって感じ。

 左   テイスティングをしてみる。3種のウィスキーから好みのものを告げて注いでもらって、香りを確かめたあと、試飲。
 ここのコレクションの中から、一番古いものなどの説明があった。

 このあと、試飲会場で1杯飲み、そのグラスを土産で持ち帰り。

 前年、余市と山崎で見学、試飲しているのと、比較して、見劣りする内容でイマイチだった。
 
 夕食は、最初、写真の店から2、3軒離れた店が安かったので、入店。

 まっ先に"キャッシュオンリー、ノーカードマシン"といわれて、退散。

 かわりにここにやってきた。イタリア料理店「ヴィットーリア」。
 
 飲物は、ロゼのグラスワイン。
 スパゲティー・ミートボールを注文。
 
 残念ながら美味しくなかった。麺のゆで方、ソース、ミートボールどれをとってもイマイチ。

 これでもサービス料10%をとる店で、約25£、約4900円で残念感が残った。

 飲物などを買って宿に戻った。

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