21 日 目 セントポール寺院など
ロンドンに戻る |
いよいよ2週間ぶりにロンドンへ戻る日になった。 リヴァプールからロンドン・ユーストンは、1等を予約してある。鉄道移動の6区間のうち、最後の区間なので、一度は1等を使いたいと思ったから。 1等は、食事が出るので、この日は宿の朝食はパスした。しかもラウンジが使えるということで、早めにライムストリート駅へ。 |
エレベータで2階に上り、ラウンジへ。 |
結構広々としていて、客は少ない。写真には映ってないが、右にある窓からは駅構内が見えて、見ていると面白い。 |
飲物や食べものは、簡素で、航空会社の国内線ラウンジと同じような感じ。 |
ラウンジ内の出発案内。 9時43分発のロンドン・ユーストン行きに乗車する。 注意書きがあって、他社の乗車券は不可とある。同区間を走る他社の乗車券を予約変更して、アヴァンティの列車には乗れないということだろう。逆にいうと、一般的には、複数の運行会社が走る区間では、他社の乗車券を相互に使えるということだろう。 |
上 出発ホームへ移動する。 左 英国では号車の表示は、アルファベット。 |
上 乗車した列車。 左 先頭のほうの車両なので、前のほうへ延々と歩いて乗車。 |
1等車車内。 |
着席した席。 |
通路をはさんだ2人席。 最後の区間を1等にしてよかった。しばらく前に乗車したイタリアの1等車よりも快適。日本の新幹線のグリーン車には及ばない。フワフワ度もリクライニング度も足置きの有無などをどれをとっても。 食事サービスがある点と荷物置場は各所に設けられている点は新幹線グリーン車よりよい。 |
お待ちかねの朝食。 本来は、メニューが配られて、イングリッシュ・ブレイクファスト、トーストなどの中から選べるようなのだが、この日はトースト一択だった。まわりの客もみなトースト。 一番豪華なイングリッシュ・ブレイクファストが食べられなかったのだが、一方、連日、宿の朝食でイングリッシュ・ブレイクファストで飽きてきたので、むしろ、トーストでよかった面もある。 |
スナック菓子も配られた。 |
トイレのドアを開けたところ。左は車両の出入口、右はトイレ。 |
ロンドン・ユーストン着。 |
コンコースはものすごい混雑。出発案内板でホームの表示が遅く、表示されるのを待っているようだ。加えて、駅構内の工事が行われていて、移動可能範囲が狭かったこともある。 下 ユーストン駅の駅舎。 |
ユーストン駅の地下には地下鉄のユーストン駅があるのだが、これから向かうパディントンへは、ユーストン・スクエア駅から乗れなばならないようだ。しかも地下鉄ユーストン駅からユーストン・スクエア駅への地下連絡通路がなく、地上を少し歩いてユーストン・スクエア駅に行った。かなり不便だ。 |
パディントン着。地上に出たところ。 |
上 駅から5分ほどにある4泊する「チルワース・ロンドン・パディントン」へ。 ロンドンに多い長屋風の建物で、この真ん中あたりが泊る宿になっている。 左 どこが目的の宿かわかりにくかったが、赤のロープが玄関前に張ってあったのでわかった。 |
13時すぎだったが、チェックインできた。 部屋に入る。 |
窓側から入口側を撮影。 電子レンジがあったのはよかったが、使うことはなかった。 1時間ほど休憩。 |
セントポール寺院などへ |
パディントンからエリザベスラインで2つめのファリントンへ。 |
テムズリンクという中距離鉄道に乗換え。ロンドンの北郊外と南郊外を結ぶ中距離鉄道なのだが、ロンドン中心部では地下鉄と同じように利用できる。オイスターカードも使えるので、感覚的には地下鉄の一部という感じ。(日本の場合だと、東京メトロと都営地下鉄だけでさえ、運賃の通算はできないなど、不便なことが多い。) |
中距離鉄道なので、ロンドンのど真中を走る電車とはいえ、写真の右端にトイレがあるし、その左には荷物置場がある。それにクロスシート車でもある。 |
1駅だけ乗り、シティ・テムズリンクで下車。ここが、セントポール寺院の最寄。 |
シティ・テムズリンクに到着。12両編成で、地下鉄よりずっと長い。 便利な電車なのだが、ガイドブックの地下鉄の地図には掲載されていない。ネットで見かける、地下鉄路線図の場合も同様。 |
地上に出ると、セントポール寺院が見えた。 |
セントポール寺院に到着。正面入口はローマ時代の神殿をイメージする建築で教会らしくない。ここまでくると、ドームが見えなくなっている。 |
入場。 |
コンサートの準備がおこなわれていた。 |
コンサートは、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラが出演し、この日の20時から。でも、チケットは売り切れだとのこと。 |
地下は納骨堂になっている。 チャーチルはこの寺院で国葬が行われ、墓は別のところにある。ここは国葬時に使われたゲート。 |
地下で一番目立つのは、ネルソン提督の墓。ドームの真下の位置にある。 ほかにも有名人の墓があるが、驚いたのは、墓が並ぶ一角にカフェがあること。休んでいる人もいたが、そういう気分になれるのもかなあという感じ。 |
ドームの最下部をぐるっと一周する通路へ。「ささやきの回廊」と呼ばれ、反対側でささやいた声が壁をつたって聞こえるという。 |
「ささやきの回廊」から階段を上り、「石の回廊」に到達。 下左 さらに上部への階段を上る。 下右 ドームの最上部から少し下の「金の回廊」に到達。 |
「金の回廊」からの眺め。真中の下部はセントポール寺院の屋根。 |
人道橋を渡って、テート・モダンに向かう。 |
テート・モダン。現代アートのミュージアム。 現地で、草間彌生の特別展をしていることを知った。 |
何だろうって思い、しばらく見続けていた作品。 作者を見ると、ヤマシタキクジという、初めて名前を見る日本人作家だった。 |
草間彌生の特別展の会場に着いたのだが、チケットが売り切れということで入場できなかった。ガラガラだったんだけれども。 |
上 テート・モダンを出て、その向かいにあった「wagamama」へ。 wagamamaは以前、マルタで入店している。無国籍料理って感じの店。久しぶりにここで夕食をとっていくことにした。 左 店内。中途半端な時間でガラガラ。 |
飲物はアサヒビールにした。 |
「raisukaree」。 日本のカレーを想像して注文したら、予想もしないスタイルで運ばれてきた。 味も予想とは違ってタイ風の辛いカレー。赤いのは唐辛子。 |
上 テムズ川の上にある駅からテムズリンクに乗車する。駅にはテムズ川の南側と北側に出入口があって、どちら側からでも利用できる。 左 川の上のホーム。 |
上 テムズリンクはロンドンの南側、北側とも複数の路線に枝分かれしている。そのためいくつかの系統があるが、ロンドン中心部ではすべての系統があわさるので、本数は多い。 左 駅名は「ロンドン・ブラックフライアーズ」。 |
北行電車に乗車。 ファーリントンでエリザベスラインに乗り換えてパディントンに戻った。 |