3 日 目  ホ ー チ ミ ン へ 戻 る

 

豚血粥の朝食
 予定を切り上げて、この日、ホーチミンに戻る。前夜は、寝過ごしてしまい食べられなかった「ラウ・マム」。ホテル近くにあるその店には、朝も行ったが、営業していなかった。

 朝食は、チャウドックで最後になる食事。何を食べようかなと歩いていると、LAU MAMの文字が見えた(写真左上)。鍋料理なので、朝は出していないだろうと思いながら尋ねてみた。やはり思った通り、昼からでないと食べられないという。

 
 上左  路上のテーブルと調理場の横に鍋があって、指さされた。これを食べていけ、ということだろう。

 上右  鍋にはチョコレート色の粥が入っていた。一見して、豚の血の粥なのだろうと思った。かき混ぜてくれたら、具も見ることができた。豚の血を固めたゼリーやレバーがたくさん入っている。あまり好きじゃないのだが、ものは試しで、これを食べていくことにした。

 左  食堂の中から外を見る。たまたまだが、ノンラー(編み笠)をかぶった人が通りかかった。
 できあがった豚血粥(帰国後調べるとChao Long チャオロンというようだ)。40000ドン(約200円)。

 具は、豚血のゼリーとレバーがたくさん入っているので、粥というよりホルモンスープという感じだ。上には、しょうが、ニラが置かれ、コショウが大量にかけられていた。

 下左  別皿でもやし、油條、ライムがついてきた。

 下右  もやしと油條を放り込んだ状態。
 
 
 市場を見ながらホテルに戻った。巨大なインゲン豆。長さは10cmほどで、太く、茶色い。

 下左  巨大な柑橘類。直径20pほどで、中はみかんのように袋にわかれている。

 下右  マムの売場の中を抜けて市場を出たマム。

 10時半にバスのオフィスに行くまで、あと1時間ほどあり、荷物の整理をしたあと休憩。
 
ホーチミンに戻る
  10時20分にホテルを出て、バス会社のオフィスへ。ホーチミン行きのバスは11時発だが、10時30分にバス会社のオフィスに来るよう言われていた。てっきり、オフィスからバスターミナルまでミニバスで送迎があり、バスターミナル発が11時だとばかり思っていた。

 10時50分ごろに案内があり、外に出るように言われて、出てみると、何と市街地にあるオフィスに大型の寝台バスが入ってきていた。チャウドック行きはバスターミナル止まりだが、客を降ろしたあと、市街地にあるオフィスまで回送し、チャウドック発はオフィスから出発するようだ。10時30分というのは、乗り遅れないように言っていただけなのだろう。
 
  行きと同じタイプの寝台バス。向って左側の中央部の1階席に向う。やはり、通路は狭く、歩きにくい。

 下左  リクライニングの程度や足を入れる場所の深さなどがこの写真からわかる。足を入れる場所の上が、前の席の背もたれになっている。緑の毛布は各席に置いてある。

 下右  11時に出発後、バスターミナルに立ちより、何人か乗せた。
 ロンスエンをすぎたところで、ハウザン(後江)を渡るフェリーにバスに乗ったまま乗船。

 行きは乗る前の渋滞を利用して、物売りが何人も乗り込んできたが、帰りは、スイスイ行き過ぎて、物売りが乗ってくる余裕なしにフェリーに乗船した。

 下左  ドライバーは船の中で下車し、客も何人か下車したが、自分は面倒くさくなって、バスに乗ったままにした。

 下右  対岸の埠頭に到着。今回の旅では、ロンスエンほかいくつかの街に行きそびれてしまったので、リベンジしたいが、そのときにはもうフェリーではなく橋でハウザンを渡るようになっているだろう。
 
  ティエンザン(前江)をヴィンロン近くで渡る。こちらは橋で、あっという間に通過した。

 下左  FUTA BUS専用のドライブインに到着。

 下右  行きに立ち寄ったので勝手はわかっている。30分間の停車なので、今回は一品料理を食べてみよう。
 
 
 
 上左、上右  コム・カー・フー・コー(Com Ca Hu Kho)。魚の煮つけとご飯。

 味付けはいいのだが、魚が少なく、ご飯が多い。ご飯は半分残した。

 45000ドン(約225円)。屋台などよりは少し高い。

 左  バインミー・オプラ(卵サンド)。バインミーなら何でも美味しいというわけじゃないことがわかった。ちょっと失敗だった。15000ドン(約75円)。
 
 17時すぎ、ミエンタイバスターミナルに到着。到着エリアは各社のバスに共通。

 下左  到着エリアに隣接して市内バスの乗場がある。写真の左端の屋根は到着エリアの屋根だ。

 119番のタンソンニャット行きもすぐにわかった。しかし、先発のバスが出たばかりなのだろうか、出発まで30分近く待った。

 下右  1時間ほどでタンソンニャット空港の国際線に到着。
 
 
 
 上左  国際線から国内線に移動したあと、ホテルの方に向って歩く。距離は500mほどなのだが、途中に交通量の多い道路があるのと、道路名の標識などがないことから、ホテルにたどりつくのは少し難しいかなと思った。エラトーホテルの名が見えてきて、一安心。

 上右  玄関。中二階にある玄関まで荷物を持ち上げなければならなかったのが難。

 左  部屋は可、不可なく、普通。冷蔵庫があって助かった。
 
 部屋に落ち着いたのは19時ごろ。チャウドックのホテルから8時間半の移動だった。疲れた上、ホーチミンでも観光することなく、翌日には帰国というのが、ちょと残念だ。

 ホテルの1軒おいて隣に、ハノイが起源の「ブンチャー」の店があったので入ってみた。

 下左  ビールはハノイビールがあったので注文。

 下右  ブン。細い米麺。そうめんみたいな感じだ。これをつけ麺のようにしていただく。
 
 タレ。中には、豚肉ミンチをハンバーグ状にしたものや野菜がいろいろ入っている。これにブンを入れていただく。

 下左  野菜もかなり多くついてくる。

 下右  別料金で揚げ春巻を注文。「ブンチャー」は春巻を一緒に食べると美味しいということは、15年前の初訪越のさいに知ったのだが、すっかり忘れていた。でも、注文のとき、調理場を見て、すぐに思い出した。

 ビール、春巻も入れて80000ドン(約400円)。食後はホテルへ戻って、空港近くの一夜を過ごす。
 
 
 

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