3日目 洛 陽 その2
この日の午前中は、龍門石窟。 中国の3大石窟寺院のひとつとして有名で、現在は世界遺産にもなっている。(訪問時は指定前)ほかの2つは、敦煌の莫高窟、大同の雲崗石窟。 龍門石窟は、5世紀末、仏教を保護した北魏の孝文帝が、都を洛陽に移したときに建設が始まった。 左は、入口側から見た石窟の中央部。
右は、小さい仏像が15000体も彫られている万仏洞。唐代につくられたもの。龍門石窟は、北魏の時代だけでなく、以後の諸王朝で建設が続けられた。なかでも、唐代に多く切り開かれた。 下は、一番のみどころである、最も大きな仏像のある奉先寺洞。こちらも唐代につくられたもの。則天武后の治世のもので、モデルは則天武后とされる。
右は、古陽洞。龍門二十品と呼ばれる碑文が彫られている。こちらは北魏時代のもの。
壁面には無数の洞窟が掘られている。
下は、対岸から見た龍門石窟の全景。
龍門石窟の近くの香山に白園がある。この庭園内に、白居易の墓がある。 白居易は晩年、香山に住み、香山居士と名乗っていた。
続いて、関林廟。三国時代の蜀の関羽の首が埋葬されていると伝えられる。魏の曹操が祀ったとされる。
漢魏故城。後漢、三国の魏、西晋、北魏などが都としたところ。 現在は畑になっていて、当時の繁栄をうかがわせるものはなく、都の跡を示す石碑があるだけ。洛陽の東郊外。白馬寺の近く。
白馬寺。仏教が中国に伝わった直後、1世紀の創建である寺。中国で一番古い仏教寺院である。 下は、斉雲塔。洛陽に列車が着く直前に車窓から撮影したもの。
唐三彩の工場。ここで土産に、唐三彩のミニュチュアを買ったのだが、その後の旅の道中、ずっと重いものを持ちあるかなけらばならなかった。 このあとホテルに戻り、夕食だったのだが、体調を崩したようでパス。ベットの中で苦しんで一日を終えた。
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