3日目前半  ち ょ こ っ と 竹 富

 

 この日も引き続き快晴。

 朝食は、魚を変えたり、ポークをウインナーにしたりして、少しでもバライティを持たせようとしているのはいいことだ。

 朝食のあと、部屋に戻るとすぐに、荷物を持ってチェックアウト。離島ターミナルへ。

 ターミナルに着いて、まず、荷物をコインロッカーに預ける。ちょこっと竹富島に行くのだが、荷物を持って歩きたくないからだ。 竹富島は5年ぶりの訪問だ。

 そのあと、少し離れたところにあるバスターミナルへ行って、空港行きのバス時刻を見ておいた。竹富から戻ってすぐに、与那国行きの便に乗るため、石垣空港に行くからだ。

 八重山観光フェリーの往復券を購入。竹富は、八重山観光と安永がどちらも30分毎に同時刻だから、往復で問題なしだ。

 8時発の船に乗船。帰りは、9時45分発の船に乗ることにする。10時20分発のバスで空港に向かうためだ。  

 竹富までは10分少々で到着。

 さて、港から集落までは連絡のバスがでているとガイドブックに書いてあるので、それに乗って集落に向かうことにする。

 この島にバスはないだろうし、大型ワゴンかと予想していたら、その通り。左の車が、バスだ。さっそく乗車。地元客と2人だけ。

 ほかに客がないことを確認してすぐに発車。ここで困ったことが発生。お客さん、どこまで乗りますか、なんて聞かれたのだ。

  

 このバスは、集落内なら 、どこでも希望するところに行ってくれ、地元の人らしい相客は、小学校の近くに家があるのか、そちらのほうを回った。その客と運転手はなじみなのか、どこへ行くとかの会話はなかった。

 さて、自分はというと、特に決まってないので、終点までといったら、終点はないので、なごみの塔にしましょう、ということになった。

 帰りのために、名刺を渡してくれ、電話するようにということだったが、9時45分の船に乗ると伝えると、9時30分にここで出迎えとなった。運賃は200円。

 なごみの塔は、5mくらいの高さだが、階段が急なうえ、段差が高く、上り下りはかなり危ない。

 画像のように、丘のようになったところに塔があるので、見晴らしはとてもよい。

 1953年につくられたものらしいが、頑丈なつくりである。

 

 なごみの塔からは、集落の様子がよくわかる。

 赤瓦の屋根の民家が手にとるようにわかり、しばらく眺める。

 前に来たときは、塔にあがる人の列ができていたので、じっくり眺めることができなかったが、この日は、朝だたったためか、自分だけだったので、ゆっくり眺めることができた。

 竹富島の民家の特徴は、赤瓦であることのほか、屋根にはシーサーがあること、民家を囲う石垣があること、道路は白砂がしきつめらていることなどだ。

 沖縄の民家はもともとこのスタイルが普通だったのだが、今となっては、竹富島以外ではほとんど見ることができなくなっている。

 また、下のように、入口の門を入ると、いきなり玄関が見えないように、仕切り板のようなものが設置されている。

 

 

 

 

 

 民家の軒下でかわいい猫を発見。

  

 下は、屋根のシーサーの数々。
 
 屋根の上に、赤瓦でできた、貯水槽を置いている民家もみられる。ただし、自分が見かけたのは、この一軒だけで、この家も工事中だったので、貯水槽をどうされるのか、ちょっと気になるところ。

  

 学校の屋上にも貯水槽。貯水槽だけでなく、赤瓦の屋根も取り付けて、周囲の風景にできるだけ合うように工夫された校舎である。
 
 郵便局も木造、赤瓦に、一般民家にあるような仕切り板風のものも取り付けている。それに、円筒型のポストが味を出している。

  

 共同井戸。今も使われているのだろうか。

 

 1時間少々の島の探索はあっという間にすぎてしまった。

 約束の9時30分にワゴン車がなごみの塔のところにやってきて、港へ直行。なんだかタクシーの感覚だ。

 しばらく待合所で待ち、9時45分発の船に乗船。

 10時に石垣に戻り、荷物をロッカーから取り出し、バスターミナルへ向かった。10時20分のバスに乗車。

 バスターミナルにて。空港行きのバス。20分間隔なので、利用価値が高い。ただ、寄り道をしていくので、距離の割りに時間がかかり、空港まで25分ほど。

  

 

 空港着。JTAの出発ロビーは画像の真中。

 台湾からの国際チャーター便もあるのだろうか。出国審査場もあるようだ。  

 

 ほとんど待つこともなく、11時20分発の与那国行きに搭乗

 与那国まで30分強のフライトだ。

 

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