2    北 大 東 を 一 周

 

 訪問時、テレビ放送は関東地方の番組を放送してい た。NHK2波、民放3波はいづれも、沖縄局ではなく東京局のものを人工衛星を通じて送信していた。だから天気予報も沖縄県ではなく、関東地方のものが放映されてい た。テレビに関しては小笠原諸島と同じ扱いになっているのだ。東京の天気はわかっても、地元の天気がわからないとはなんとも不便だ。 特に台風のときなどは大変だろう。

注:2011年7月から、NHKは沖縄局の2波、民放は沖縄の民放局の3波が放送されるようになった。

 また、携帯電話はNTTドコモ、AUは使用できるがソフトバンクは使用できない。

 「ハマユウ荘」の朝食。

 下左  「ハマユウ荘」には展望台がある。朝食後行ってみた。

 下右  展望台から北大東村の中心部を望む。

 北大東で唯一の信号がある交差点。交通量からして信号が必要な交差点ではないのだが、交通安全教育のために設置されたとか。

 下左  交差点付近は北大東村の中心。JA北大東のスーパーマーケット。

 下右  島で唯一の学校。北大東小中学校。

 上左   北大東村保健福祉センター

 上右   北大東診療所

 左  那覇警察署北大東駐在所

 350km離れた那覇警察署の管内だったのだ。

 左  島の中心から少し離れた大東宮に向かう道路。車にも人にも出会わない。

 下右  大東宮

 下左  北大東製糖の工場

 大池。

 北大東島はかつて環礁だったが、その名残で、島の中央部には池が点在している。池の水位は海面と同じで、潮の満ち引きとともに上下する。ということは、池の下のほうで海とつながっているということだ。
 

 島の中央の畑では、さとうきび畑が広がる。ほかには、じゃがいもも多く作っている。

 下左   島で唯一のガソリンスタンドだが、この日はお休み。

 下右   北大東火力発電所

 この島では、ヤギが多く飼われていて、よく見かける。

 下左   金網に囲まれた危険なものとは、、

 下右   貯水池

この島は降水量が少なく、水の確保が重要だ。

 上左  柵が見えるが、北大東空港の最南部で、空港の外側を通って、沖縄最東端の碑に向かう。

 上右  空港を左手に見ながら進む。

 左  沖縄最東端の碑。実は島の最東端は真黒岬なのだが、そこへは陸路ではいけないので、少し離れたところにこの碑がある。空港の滑走路をはさんでターミナルビルがあるあたりだ。ただし、滑走路より位置にあるのでビルは見えない。

 北大東島は断崖絶壁で囲まれていてビーチはない。そのため、海で泳ぐために、空港の滑走路の横、沖縄最東端の碑の下の岩をくり抜いて天然プールがつくられている。沖縄海というようだ。

 ここはいつでも泳げるわけではない。行った日は、波が荒く、プールと外洋の境界もはっきりしていなかった。
 

 いったん「ハマユウ荘」に昼食のために戻る。その途中にて。
 「ハマユウ荘」で昼食。注文したのは、大東寿司とじゃがいもそば。

 大東寿司は、南大東島の名産の寿司で、みりんとしょうゆを混ぜたタレにマグロやサワラを漬け、それをネタにして、酢飯とともに握ったものだ。

 大東寿司のルーツは八丈島の島寿司。大東島は八丈島出身者を中心に開拓されたので、八丈島の島寿司が持ち込まれたのだ。

 じゃがいもは北大東島ではかなり栽培されている。じゃがいもを混ぜた麺もつくられ、その麺を使ったそばをいただいた。

 

 なお、大東寿司を確実に手に入れるには南大東空港で買うのがよい。入荷時間を事前に調べておく必要はある。また、那覇空港のJAL側ターミナルの売店でも売っているので、大東島に行かなくても手に入れられる。

 

 南大東に向かう飛行機は16時過ぎで、「ハマユウ荘」から送迎の車がでるのは15時。それで、もう少し島を見て回る。

 北大東島開拓百周年記念碑。この碑がある公園が上陸公園。

 上陸公園のすぐ下が、上陸港のあと。かつては、ここから砂糖が船に乗せられ出荷された。

 このあと「ハマユウ荘」に戻った。その途中、北大東村民俗資料館に立ち寄ろうとしたが、閉まっていた。しばらく休んだあと車で空港に送ってもらった。

 

 

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