台 南  2日目後半

   

 12時30分まで、歩き回ったのち、タクシーで安平に向かった。延平郡王祠から安平古堡まで155元。下車するととても賑やかな地区でびっくりした。

 まずは周氏蝦捲(10)蝦捲(2本20元)。ジューシーなえび春巻。10分行列まち だ。

 すぐ近くの陳家[虫可]捲(11)[虫可]捲(2本20元)と(12)[虫可]仔湯(40元)。([ ]の中の虫と可で1字)

 こちらはカキ春巻。スープはカキが一杯入っている。この日は、長い行列で20分まち。

 食後はすぐ近くにある安平古堡へ。1624年にオランダ人よって造られた城で、当時はゼーランディア城と呼ばれた。

 建設当時の基盤は、下のほうに残っていて発掘現場を見られるようになっている。

 上部は近年整備されたもので、展望台はないほうがいいと思う。

 左手の壁は、明代の城壁跡。

 ここの入口にも鄭成功の像がある。彼はオランダ人からこの城を奪い、台湾からオランダ人を追いだした。

 城の中には、永漢民芸館などもあったが、展示内容はあまり関心のもてるものではなかった。

 展望台から台南の中心方面を見ると、中心部までの間に高層ビルの多い地区がある。従来の中心部とは別の地区が発展していくのだろう。

 次にやってきたのが、安平樹屋。日本統治時代に、塩の倉庫であった廃屋の壁や屋根にガジュマルの樹が根を張っている。建物の中だけでなく、上からも見られるようになっている。

                           

 

  その隣にあるのが、徳記洋行。19世紀後半に英国の商人が茶などの貿易の拠点として使った建物。内部は開拓記念館になっている。ここは安平樹屋と共通チケット。

  近くには、ドイツ人商人の使った東興洋行もあった。

 乾隆海堤清の乾隆帝の時期に作られた堤防で、きれいに修復されている。

 当時は、この外側は海であったのだが、今は養魚場になっている。サバヒーが養殖されているという。

 上は、安平小砲台。アヘン戦争時につくられた。

 天后宮。17世紀に鄭成功が造ったもので、媽祖をまつっている。この前は、屋台でとても賑やかだった。

 昼食をセーブしたので、お腹がすいてきた。それで、老街蝦仁碗粿で、(13)碗粿(20元)を注文。

 碗粿とは、米をすりつぶして、えびや肉などを混ぜて蒸したもの。しょうゆのようなたれがかかっている。食感はプリンのようだった。

  延平街は、とても多くの客で歩くのもたいへんだった。

  延平街から少し路地を入ったところに、海山館という清代からの建物があった。

  台南運河。運河とはいえ、見た目には川と変わらない。

  下は、運河博物館。かつては、安平海関(税関)だった。ここの展示で、日本時代には、とてものんびりした運河だったことを知った。

 億載金城。運河から1kmほどなのだが、道を間違え2kmほど歩いた。17時30分までなのだが、何とか17時に入場。

 1874年の日本の台湾出兵に対抗して作られた大砲台。

↓は、(15)胡椒餅(30元)。胡椒餅は、胡椒のきいた辛味の肉のはいっている肉まんを焼いたもの。食べ終わってしばらくしてから、辛い味がしてくる。
台湾灯会の会場は運河沿いに延々と続いている。その中には、大屋台街もあり、まずは、いろいろ試食。

↑は、(14)魚棒(20元)。魚団子を串にさしたもの。

↑は、(16)虱目魚香腸(20元)。虱目魚をソーセージにして食べるのは、何やらもったいないような気がしないでもない。虱目魚湯も同じ値段で、2,3口で食べてしまうので、高い感じがする。
 台湾灯会は、かつては台北の中正紀念堂で行われていた台北灯会を、陳水扁総統が、各地で開催する方式にあらため、名称も台湾灯会と改めたもの。今まで、高雄。台中、台南と2年づつ開かれている。

 時期は、元宵節である、旧暦の1月15日(最初の満月)から15日間。中華圏では、元宵節には行灯をともしたりしてお祝いをするが、それをイベント化したものだ。

 台南での会場は、台南運河沿いの公園一帯だ。特設ステージや電気仕立ての大ハリボテが用意され、とても賑やか。

 実は、このイベントが、台南で行われている最中だとは全く知らないまま台南入りした。現地で、このイベントをはじめて知ったので、とてもラッキーだった。

 ステージでは、今年の干支にちなんで、犬に関係したドラマを演じていた。ストーリーはよくわからなかったのだが、話が佳境になってくると、大ハリボテがいろんなカラーで光りながら、動いて、とてもきれいだった。
 台湾灯会の開催中、夜は会場へのアクセスは専用バスが使われていた。そのひとつが、火車站(鉄道駅)行きのバス。ノンストップで駅と会場を結んでいた。

 台南の市内バスの運賃は18元だが、専用バスは半票となり、9元だった。でも、1元コインが不足して、10元払って乗った。

 台南站もライトアップされるとまた違う雰囲気がする。

 さあ、夕食をあちこちで食べるタイムがやってきた。

 まず入ったのは、度小月(17)担仔麺(50元、煮卵トッピング10元)。

 とても小さな器にはいていて、ここだけで食事をすますなら、分量が少なすぎる。でも、食べ歩きを楽しんでいた自分には、ちょうど都合がよかった。

 続いて、蝦仁肉圓(18)蝦仁肉圓(45元)。エビ入りの肉圓。

 下は、木西米糕店(19)米糕(25元)。うん? 米糕は、ウイロのようなものらしいが、ご飯の上におかずが、、注文し間違えた??それとも店の人が間違えた??

 デザートに古城(20)紅豆豆花。豆花は、豆腐のプリンのようなもの。豆腐にゼラチンを入れて固くして、甘くしたような感じ。いろいろな種類があるが、一番上のほうに書いてあった紅花を注文。すると、熱いのか、冷たいのかと聞かれ、冷たいものにした。
 デザートもう一発。莉莉水果店(21)水果牛奶[シ水](50元)。([ ]は2字で1字)

 とても美味しいカキ氷だった。右の画像、単に氷だけのような感じだが、氷の下にフルーツが隠れているのだ。

 これで、2日目の行動終了。ホテルに戻ると22時過ぎ。15時間、歩き回り、食い倒れた1日だった。

 

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