2006.2 台 南
台湾訪問は4回目だが、台北周辺以外には初進出だ。今まで、台湾の旅は、2泊3日ばかりで、台北周辺以外には行きにくいという事情があった。だが、台北はほぼ見終わったという感じであるので、いよいよ別の 街に行きたくなってきた。台湾には魅力的な街が数多くあるので、旅先選びには事欠かない。 初めて台北以外の街を訪問するにあたって選んだ街は台南だ。台南は台湾のB級グルメ文化の拠点というにふさわしい町である。街中の専門店や夜市で各種の小吃(麺、粥、飯、デザートなど)が楽しめるのが魅力で、食べ歩きを第一の目的として台南を訪れた。わずか、2泊3日という短期間の旅ながら、街中を歩き回り、全部で24品を楽しむことができた。太るのも承知で、3日間食べに食べた。そのために街中を歩いた距離も相当なものになった。 台南は、かつては台湾の中心地だった。17世紀に一時、オランダに占領されるが、鄭成功が撃退する。19世紀以降、台湾の中心は台北に移ったが、その結果、台南には古い時代のなごりが 見られるのだ。とても廟が多いし、オランダの痕跡もある。くわえて、日本統治時代の建築物もかなり残されている。今回の旅の第二の目的は、古都の面影を残す旧跡やオランダの残したもの、そして日本統治時代の建築物を見ることだった。 毎年、台湾灯会というイベントが、この時期、かつては台北で、今はいろいろな街の持ちまわりで行われていて、昨年今年と台南での開催だった。このことは現地で知り、それを見ることもできた。また、時間短縮のため、台北には寄らずに、行きは台中まで、帰りは桃園からバスを利用した。ガイドブックでもほとんど記載がないが、台湾南部にいく場合に、十分に利用できるルートだとわかった。そんなわけで、とても充実した2泊3日だった。 第 1 日 関西空港→中正空港→(高速バス)→台中→(鉄道)→台南 第2日前半 台南‥‥市内中心部 第2日後半 台南‥‥安平地区 第 3 日 台南→(鉄道)→桃園→(市内バス)→中正空港→関西空港
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